バイク女子あるある!快適なバイクライフに向けて悩み解消
バイク女子のなかには、“あるある”といえる悩みを抱えている人もいるでしょう。悩みを解消するためには、具体的にどのようなことで悩んでいるのかを明確にし、一つひとつの原因にも理解を深めることが大切です。
この記事では、バイク女子ならではの悩みや、解決方法を紹介します。ライダーとして同じ悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
バイク女子あるある悩み:ファッション
バイク女子の多くは、ファッションに関する悩みを抱えているのではないでしょうか。ツーリングをより楽しむためにも、ここでは服装・髪形・化粧・夏のライディングスタイルの4つにおける悩みの解消法を紹介します。
服装
バイクは車のようなガードがないため、安全性の高さを重視した服装を選ぶことが大切です。万が一の状況でも被害を最小限に抑えられるように、できるだけ肌の露出が少ない服装や、革などの摩耗性に優れた素材を選ぶとよいでしょう。
安全性が高いのは、プロテクターが装備されたライディングウェアです。用品店などの店舗で購入する場合は、女子向けのバイクウェアが少ないかもしれません。
その場合は、男子向けのものから小さいサイズを選んだり、ユニセックスのバイクウェアを選んだりすることも解決方法の一つです。試着して確かめましょう。また、肩やひじ、背中に加えて、胸部用のプロテクターも装着しましょう。
髪形
バイクに乗るときはヘルメットを被るため、ヘアセットしてもすぐに崩れてしまうのがバイク女子の悩みの一つでしょう。とはいえ、ロングヘアのままヘルメットを被ることで、風になびいて絡まったり視界を遮ったりする危険性があります。
ロングヘアでヘルメットを被る場合は、襟のなかに髪をしまう、または三つ編みにしてまとめるのが簡単です。
セミロングほどの長さであれば、お団子ヘアにしてヘルメットにしまう方法もよいでしょう。出先でヘルメットを外すとき、ヘルメットの跡が気になる人は、スカーフやバンダナを巻いておしゃれに隠す方法もおすすめです。
化粧
せっかくキレイにメイクをしても、ヘルメットを被っていると肌が内装パッドと擦れて、メイクが崩れる悩みを抱えている方も多いでしょう。暑い日は、汗をかくことでファンデーションが流れてしまうこともあります。
メイクを長時間維持するためには、メイクキープスプレーを使用したり、ウォータープルーフの化粧品を使用したりするのが効果的です。
また、ヘルメットで擦れにくい目元周辺のみメイクして、ほかの部分は日焼け止めで済ませるなど、メイク崩れが気にならない方法で対策するのもよいでしょう。
夏のライディングスタイル
前述したように、バイクを運転する際の服装は、安全性を重視したものを選ぶことが大切です。しかし、夏の暑い日は、マフラーやエンジンからの熱、アスファルトの照り返しでより暑さを感じやすいため、安全性と暑さ対策を同時に行なえるライディングスタイルを選ぶことで安全かつ快適になるでしょう。
例えば、革製のライダースなどを着るのが難しい夏には、メッシュ素材で通気性の良いジャケットを着用するのがおすすめです。革製品にも、メッシュ加工(パンチング加工)されたものもあります。
プロテクターそのものにもメッシュ加工されているものも販売されているため、安全性と暑さ対策を両立したライディングスタイルを実現できます。
バイク女子のあるある悩み:ライディング

実際にバイクに乗ってみると、イメージしていたよりも大変なことがあるかもしれません。ここでは、ライディングに関するバイク女子ならではの悩みや、解消方法を紹介します。
取り回しがスムーズにできない
体格が小柄な方や体力に自信のない方は、重量のあるバイクの取り回しに不安を感じることもあるでしょう。ツーリングを楽しむためにも、安全かつ適切な取り回しを身につけたいものです。
バイクの取り回しの際は、地面に対して車体を垂直にすることで、少ない力でも支えやすくなります。右側に倒れるのが心配な場合は、自身の体のほうに少し傾け、バイクを腰に当てるようにするとよいでしょう。
前進させる際はタンクやシート、後進させる際はシート脇など、フィットする場所に腰を当てながら体重をかけて移動させます。自重を利用すれば、腕力で無理に動かすよりも楽になるはずです。
左に旋回させたい場合は、車体を左に傾け、タンクに腰を当てつつ右手に力を入れて移動させます。右旋回の場合は、同じように車体を少し左に傾けながら、左手に力を入れて動かします。
転倒したバイクを引き起こせない
たとえバイクに乗り慣れた人でも、天候の影響などで転倒する可能性は十分考えられます。安心してツーリングを楽しむためにも、体格や腕力に関係なく自分のバイクは引き起こせるようにしておくことが大事です。
バイクを引き起こす際は、両手で安定した場所(ハンドルやタンデムバーなど)を持ちます。膝を車体の下に入れ込んで上半身を密着させたら、陸上競技のクラウチングスタートのような姿勢で車体を引き起こしましょう。この際、上方向に力を入れるのではなく、前方に力を入れるイメージを持ってください。
なお、バイクを引き起こす際は、まず周囲の安全を確認することが大切です。さらに、エンジンを切っていることや、タイヤが回る状態でないかといったことも確認しておきましょう。
エンジンの熱でヤケドをする
バイクの走行中は、ガソリンと空気が混ざった「混合気」がエンジン内部で爆発していて、非常に高温になります。バイクのモデルによっては、フレームやタンクも高温になるため、油断して触れてしまいヤケドすることもあります。また、マフラーも非常に熱くなるパーツです。
熱くなっているフレームやタンクに肌が直接触れないようにしたい場合は、フレームカバーやタンクパッドを取り付けることで解決できます。
自分のバイクに適したフレームカバーがない場合は、足の内側にヒートガードが付いているレザーパンツなどを着用するのがおすすめです。
近年ではおしゃれなデザインのものも販売されているため、バイク女子はおしゃれを楽しむ感覚で選べるかもしれません。
雨の日のライディングが苦手
雨で路面が濡れていると、タイヤのグリップ力が弱まります。そのような状態で、急ブレーキや急ハンドルなど“急”の付く運転を行なうと、スリップする危険が高いため注意してください。
特に、マンホールや道路標示の白線部分(横断歩道など)のような、摩擦の少ない部分は一層の注意が必要といえるでしょう。
どうしても濡れた路面を走行しなければならない場合は、できる限り車体を立てて走行すると安定します。また車体の傾斜が深くても、繊細なハンドル操作ができるようになれば悪天候でも不安が軽減されます。天候の良い日を利用し、ハンドル操作を練習しておくとよいでしょう。
愛車を安全に保管したい
積雪のある地域などでは、長期間にわたってバイクに乗らないケースもあるでしょう。数ヵ月間バイクに乗ることなく保管していると、パーツの劣化やバッテリーの自然放電などのトラブルを引き起こす可能性があるため注意が必要です。また、長期間放置しておくことで、盗難被害に遭う危険性も高まります。
長期間保管する際でも定期的にメンテナンスを行ない、自然放電しないようにバッテリーを外しておくとよいでしょう。盗難対策としては、簡単には動かせない場所にロックする方法や、簡易型ガレージを利用する方法が有効です。
バイク女子のその他の悩み
ファッションやライディングに関する悩み以外には、どのような悩みを抱えているのでしょうか。ここでは、これまでに紹介してきた悩みとは少し異なる悩みを紹介します。
女性ライダーへの迷惑行為
女性だけでツーリングをしていると、男性ライダーが声をかけてくることがあるようです。気軽な日常会話で終わるようなら問題ありませんが、しつこい場合は迷惑行為と判断すべきかもしれません。
また、バイク女子とわかった途端に煽り運転をされるケースがあるため、走行中にも注意が必要です。
しつこく付きまとってくるようなら、友人との待ち合わせ時間が迫っているなど、嘘でも良いので男性ライダーから離れるようにしましょう。
なお、目的地を聞かれても決して明確な場所を伝えてはなりません。煽り運転をされた場合は、停車できる場所に着いたら道を譲るなど、落ち着いた行動を心がけてください。
仲間を作る方法がわからない
ツーリング初心者の場合、一人で遠出するのは何かと心配です。できればツーリング経験者と一緒にツーリングしたいところですが、どのように仲間を作れば良いのかわからない方もいるでしょう。
自身から積極的に声をかけるのが苦手な場合は、行きつけのバイクショップで店員さんや常連客と交流を深めるのがおすすめです。自然とツーリングの話題が生まれたり、バイクショップが開催するイベントに参加しやすくなったりするでしょう。
近年では、SNSを利用して、共通の趣味を持っている人同士が仲良くなるケースもあるようです。仲間を作る方法は一つではないため、自身に適した方法を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
バイク女子には、さまざまな悩みがあることがわかりました。抱える悩みを一つずつ解消することで、ツーリングがより楽しいものになるでしょう。
メイクやファッション面など工夫次第で解消できる悩みもあれば、体格や腕力など解決が難しい悩みも存在しますが、自分に合ったバイクで、楽しく安全に乗ることが大切です。
ケガをしないよう、安全運転でバイクライフを楽しんでください。
本記事は2023年6月25日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。