まずはこれから!初めての自動二輪・バイク運転のコツ
バイクは魅力溢れる乗り物ですが、誰もが最初は初心者です。ここではバイク初心者のための基本的な操作方法と運転のコツをご紹介します。バイク発進のコツやクラッチ操作、ブレーキなど基本的なテクニックをしっかり覚えましょう!
スムーズなクラッチ操作によるバイク発進のコツ
エンジンを掛けてウォーミングアップも十分に行い、スロットルを捻り、いきなりクラッチを離して一気に加速して発進する光景、たまに初心者の方がやっているのを見かけます。間違いではありませんが危険な方法です。
本来は、出来るだけエンジンを低い回転数にしておき、バイク本体に無理な負担を掛けないようにします。そして早い段階でクラッチを完全に繋いでおきます。このように繊細な扱いを常日頃しておけば、バイク自体のコントロールも上手になります。クラッチやスロットルはバイクの一番デリケートな箇所です。乱暴に力任せにしてしまうと、後々コントロールが利かなくなります。
最初に乗る時にはクラッチを2〜3回切ったり繋いだりしてギアチェンジします。ギアチェンジする時には必ず前後どちらかのブレーキを掛けておきます。不意な飛び出しをしないように習慣にすると良いでしょう。
正しいクラッチでエンストも防止

スタンドを外して、クラッチを完全に切ったらギアを一速に入れます。軽くスコンと入れるようにして、強く蹴らないようにします。ギアが入ったらウインカーを出して前後左右を確認しつつ、クラッチを繋いで発進します。決して力任せにしないことが大切です。
また初心者にありがちなエンストですが、こればかりは半クラッチの感覚を体で覚えるしかありません。徐々にクラッチを繋げてエンジン音が低くなる位置を耳で確認しながら、指先に覚え込ませるしかありません。この方法が出来るようになれば、半年もすればエンストなど忘れているはずです。
バイクのブレーキ操作は四輪と全く違う
クラッチ操作や発進のコツが少し分かったところで、ブレーキについても少し解説しましょう。バイク免許を取得された方なら分かると思いますが、二輪車は四輪車とブレーキの仕組みが全く違います。バイクは、前後別々にブレーキ操作を行います。バイクで走行している時、ブレーキを前後同時に掛けると、バイクの重さにライダーの重さが加わり、前輪に掛かる重さが増えます。その時、前に体重が乗り、逆に後輪は減るので、ロックされる危険性があります。
バイクのブレーキは、原則的にリアブレーキ(後輪ブレーキ)から掛けます。リアブレーキの減速効果はフロントブレーキよりも少ないですが、バイクを安定させる効果がありますので、まずはリアブレーキでバイクを安定させてから、フロントブレーキを掛けるのがポイントです。ブレーキを掛けるコツは、いきなり掛けずにじわっと掛けるようにすることです。初心者には難しいかもしれませんが、スタートする時も繊細に、ブレーキを掛ける時も強く握らないということです。
まとめ
バイクを安全に乗るためにも、今回ご紹介した簡単なコツ・テクニックを早速練習してみてください!バイクの操作が体に馴染むころには、楽しくバイクを乗りこなしているはずです。
本記事は、2016年4月25日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。