【徹底紹介】カワサキ W650のすべて

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【徹底紹介】カワサキ W650のすべて

CHECK2
必要十分なパワーは○、シートのクッション性は×
扱いやすさは抜群で
じつはコーナーが楽しい

カワサキ W650 ツインエンジンということで、やはり気になるのは鼓動感の有無。しかし残念ながら期待するようなドラマチックなビートはない。

 けれどその反作用か、振動はエンジン構造から考えると驚くほど小さい。皆無ではないのだが、気にならない質の振動で、むしろ楽しめる。歓迎できる特性だ。

 速いエンジンでもないけれど、パワーは必要にして十分。常用域がとてもスムーズでじつに扱いやすく、これでいい。速さを求めるなら他のバイクを選べば良いのだから。エンジン、車体などすべてが疲れない方向を向いているバイクで、ポジションもラク。ただ長距離を走るなら、シートのクッション性がもう少し欲しいところか。

 強調したいのが、コーナリングの楽しさ。早めにブレーキングを終わらせ、シート中央にどっかりと座ったままアクセルを開けながら曲がって行くのがじつに快感。

 この走り方は、つい前荷重したくなるローハンドル仕様より、アップハンドル仕様の方が体感しやすい。その点だけでも、僕はアップハンドル仕様を選ぶ。それほど面白いコーナリングなのだ。

カワサキ W650 DATA
燃費 19.9km/L(高速道路 実走行)
20.2km/L(一般道 実走行)
100km/h走行時の回転数 3400rpm(5速時)
最小回転半径 2.7m
取りまわし性 優・良・可
標準装備品 タコメーター/トリップメーター/時計
ハザードスイッチ(08モデル以降)
センタースタンド 有・無
オイル容量 3L(10W-40)
オイルフィルター/エアフィルター 1218円/1197円×2コ
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カワサキ W650 カワサキ W650 カワサキ W650
ケーヒン製CVK34キャブレターを2連装。スロットルポジションセンサーを持ち、スロットル開度に応じて点火タイミングをコントロールするK-TRIC機構を装備。
足着き性は良好。テスターの身長は約165cmだが、多少カカトが浮く程度まで接地。重心位置の設定が絶妙で、足着きへの不安は、まず感じられない。
メーターは電気式で、ステッピングモーターを採用する豪華版。液晶パネルは、オド、トリップ、時計が表示できる。時計はやはり便利でありがたい。
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ウインカースイッチはプッシュキャンセル式なのが嬉しい。08モデルからは、待望のハザードスイッチとパッシングスイッチが追加されている。
立体エンブレムと、ニーグリップラバーは雰囲気満点。ただし、ニーグリップラバーの使用感は好みが分かれる。個人的に引っかかり方が好きではない。
シート下の収納スペースは、携帯電話やタバコの箱サイズで目いっぱい。本来は純正U字ロック収納用だ。カッパが入るサイズがあると便利なのだが……。
カワサキ W650 カワサキ W650 カワサキ W650
フロントブレーキはローター径300mmのシングルディスク。けっして強力とは言えないシステムだが、ソフトなフロントサスペンションとの相性は悪くない。
サイレンサーはキャブトンタイプでじつにグッドルッキン。エンジン下に膨張室が設けられており、見た目と違って静かだ。リヤブレーキはドラム式。
フェンダーはスチールをプレスしたもの。現代では金属製フェンダーは一般的でないため、製作にはコストがかかっている。じつは贅沢な装備なのだ。
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荷かけフックは、リヤショックの前部と、ウインカー下の2箇所。実用性を考えると、もう少し長めが好ましいが、デザイン上の処理も、位置も良好。
サイドスタンドは少々出しづらい。スタンドを出そうと自然に足を下ろすと、センタースタンドに当たってしまうのだ。慣れさえすれば良いのだが……。
高速道路と一般道で、燃費にほとんど差が出なかった。タンク容量は14Lと大きくはないが、どんな走り方をしても満タンなら250km/hは確実に走りそうだ。
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