レッドバロンが警鐘を鳴らす“安易な中古車の個人売買”に潜む罠！

安心して中古車を購入するために・・・

　那須モータースポーツランドで開催されたメディア向け試乗会に参加した。この試乗会はちょっと変わっていて、同年式・同車種のモデルが2台1組になって、6モデル12台が用意されている。それぞれのモデルは、1台が同社独自の安全基準「譲渡車検」をクリアした絶好調車、もう1台は何かしらの不具合を抱えている車両ということ。見た目はどちらもまったく同じなので、乗ってみるまではどちらに不具合があるかはわからない。
　さて、実際に乗ってみる。Vストローム250は一目瞭然。不具合のある方は明らかにエンジンが吹け上がらず、スピードも出ない。しかし、これがネットで「絶好調」だとして売られていても、当然購入前に気づくことはできない・・・。同時に試乗したトリッカーに至っては、ちょっと走ったくらいでは不具合には気づかない。フロントフォークに不具合があったもののエンジンの調子はよいので、このまま高速道路のコーナーを気持ち良いスピードで走り抜けようとしたら・・・うーん、考えただけでも恐ろしい。