2019/07/28 14:07:03 更新サイクルショップ高井ヤマハ・ビーノ キャブレター分解・清掃
今では旧車のヤマハ・ビーノ(2ストエンジン)の修理です。「走行中にエンジンが止まった・・・」と来店。お預かりし原因を究明した結果、なんとガソリンタンクに水が!前日に降ったゲリラ豪雨の雨水がガソリンタンクに侵入していたのです。ヤマハは車種によってガソリンタンクが後部にあり、タンクのキャップが外側にあるんですねぇ。だから、タンクキャップのカギ穴が剥き出しで「カギ穴キャップ」がちゃんと収まっていないとタンク内に雨水が入って来ます。またキャップのゴムパッキンが劣化し、隙間から侵入する事も!水はガソリンより比重が重くタンク底に溜まり、吸い込んだ水がキャブレターに流れエンジン不調になります。この修理車も、キャブ内にいっぱい雨水が入っていました。また今まで少量の侵入した雨水のせいで、タンク底に錆が発生。それもエンジン不調の原因の一つですね。タンクを含めた燃料系の清掃・分解整備を行いエンジンが復活。修理に加えて「プラグ・エレメント・インシュレーター」も交換しました。ヤマハ車をお乗りの方は、屋根のある保管場所や後部を雨に触れさせない工夫をして、雨水の侵入に十分気を付けましょう。
総額:16,200円