2024/07/27 15:46:26 更新【ブレーキパッド交換】ドゥカティSS900 リアブレーキパッド交換ドゥカティ SS900
リアブレーキパッドの交換でドゥカティSS900にご入庫いただきました。
リアブレーキの摩耗の早さと言うのはライダーのクセと言うか乗りかたによってずいぶんと違いがあります。 (まあフロントも同じことが言えますが、特にリアはその傾向があります) リアブレーキを積極的に使う人と、そうでない人。 そもそもリアブレーキがあまり効かない(ロックしやすい)車両だったり。 ワインディングをたくさん走るひとでも、コーナーリングのアプローチやコーナーリング中のバランス調整のためにリアブレーキを積極的に使う人もいますが、まったくリアは使わないという人もいます。
リアは制動…つまり速度を落とすために使うというより、フロントブレーキの補助的な使い方をする人が多いかもしれません。 しかし低速時はフロントブレーキだと聞きすぎてバランスを崩しやすいので、リアブレーキを積極的に使う方が良いでしょう。 また、急な姿勢の変化を抑えるためにコーナーリング前の減速時には軽くリアブレーキをあてて(引きずるように軽く効かせて)からフロントブレーキを追いかけるように効かせるとスムーズです。 減速を終えてブレーキを解除する場合も、リアブレーキを軽く引きずるように当て続けると姿勢変化を抑えられますし、オートバイも安定します。 このあたりは人それぞれ乗りかたがありますが、リアブレーキは減速するためだけではなく、バランスをとるという使い方もありますので積極的に使うと良いでしょう。
リアブレーキパッド交換時にはキャリパーを洗浄しピストンもグリスアップします。 もちろん点検をして異常があればメンテナンス。 軽微なピストンの錆はペーパーで研磨すれば奇麗になりますが、ひどいものは交換が必要。 ピストンの動きも確認し、場合によってはシール類も交換します。 新しいパットにはなき止め効果も期待してしっかりとグリスを塗布して組み上げます。 パッドピンのグリスアップも忘れずに。
最後にブレーキフルードも交換して作業終了です。 ご用命いただき、誠にありがとうございました。