2019/03/24 16:37:11 更新キャブレターオーバーホールホンダ V-TWIN MAGNA S
ホンダ Vツインマグナ250S チョークを引いてエンジン始動するが、チョークを戻すとエンジンストール。空ぶかしではなんとかふけるが走り出す事ができないといった症状。 数ヶ月乗っていなかった為バッテリーとスパークプラグはユーザー様がご自分でメンテナンス済との事。 以前カスタムで入庫した際にキャブスロー系が詰まりかけているのではとお伝えして様子を見るとの事だった。 状況からいってキャブレターのスロー系に異常があると判断。 キャブレターオーバーホールです。
まず外装を外していきます。
キャブレターを外します。エアクリーナーも交換ですね。
キャブレターを分解していきます、キャブレタークリーナーを使用しますのでゴムパーツ類は外しておかないとふやけてしまします。 スロージェットは完全に詰まっています。
ジェット類、フロート類、エアカットバルブ、パイロットスクリューを取外していきます。小さいワッシャやオーリングがあるので紛失に注意です。 スプレー式のキャブクリーナーで全ての通路を確認していきながら掃除しす。 前後キャブの連結も外しオーリングを交換します。 汚れのひどいパーツは漬け置きして溶かしていきます。 パーツクリーナーでキャブクリーナーを洗い流しながら通路のチェックを行います。 その後は高圧エアブローです。
詰まりのひどかったスロージェットは新品交換します。漬け置きして突けば貫通させられますが、材質は真鍮で柔らかいため小さい穴の寸法が変わってしまうとセッティングに影響がでますので交換した方が確実です。 ホンダ純正のジェットは材質が変更されていました。見た目の色で解ります。こちらの方が腐食しずらいのでしょうか?
分解清掃したキャブを組み立てていきます。ガスケット、オーリング、フューエルホースは新品です。始動 エンジンとキャブを連結するインシュレターも交換です。 ゴムパーツなので劣化してカチカチになっていました。交換しておかないとエアーの吸い込み等のトラブルになります。 キャブを車体にセットし、外したパーツを元通りに取り付けていきます。
エンジン始動と思いきや、お客様が交換したばかりのスパークプラグがもう死んでしまっている。 プラグを交換しエンジン始動。音が違います。良いです。 アイドル、パイロット、前後の同調を調整していきます。試乗して完了です。絶好調です。
費用
項目 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) | 消費税 | 区分 |
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スロージェット | 2 | 580 | 1,160 | 課税 | 交換 |
ガスケットセット | 2 | 1,860 | 3,720 | 課税 | 交換 |
フューエルホース | 1 | 980 | 980 | 課税 | 交換 |
バキュームホース | 1 | 200 | 200 | 課税 | 交換 |
インシュレター | 2 | 810 | 1,620 | 課税 | 交換 |
エアクリーナ | 1 | 4,240 | 4,240 | 課税 | 交換 |
スパークプラグ | 2 | 750 | 1,500 | 課税 | 交換 |
キャブレターOH,調整 | 2 | 10,000 | 20,000 | 課税 | 整備 |
プラグ交換工賃 | 2 | 500 | 1,000 | 課税 |
課税-小計(①) | 34,420円 |
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消費税(②) | 2,753円 |
税込み-小計(③) | 0円 |
消費税 | 0円 |
非課税-小計(④) | 0円 |
値引き(⑤) | 0円 |
総額(消費税込)(①+②+③+④+⑤) | 37,173円 |
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対象車両情報
- メーカー・ブランド
- ホンダ