カワサキ　250TR　のカム、ロッカーアームの交換作業です。 症状としてはエンジン上部からの異音、エンジン不調を確認できました。異音に関してはアイドリング時からある程度の回転数まで常に音がしている状況でした。

実際に部品単体で正常なものと比べるとかなりの摩耗、変形が確認できると思います。こんな状態でも調子が悪いなりにエンジンがかかり、乗れてしまうので立派です！ オイル管理の問題やドライスタートでのカムカジリ、異音がでても乗れるし動くからとそのまま動かし続けた結果ここまでひどい摩耗に至ったと予想されます。 今回は吸気側のみの摩耗でしたのでロッカーアームも吸気側のみ交換で済みました。 部品交換後、バルブクリアランス調整、ガスケット交換して元通り組み上げて完成です。静かに安定してアイドリングしています。