こちらは本日修理でご入庫いただいたヤマハ　アプリオです。

ご依頼内容はエンジンオイル漏れ修理です。 ご覧のとおりの状況です。 停車しているとオイルが滴るので、まず床に新聞紙を敷いて作業を開始します。

エンジンのカバーを取り外します。

原因はオイルホースの破れでした。 新しいホースをセットして配管内のエア抜きを行ないます。

古いホースです。 ゴムが硬化して振動で亀裂が入ったようです。 早めに気付いて良かったです。 走行中にこうなってしまい気付かず走り続けている間にオイルが抜け切ってしまうとエンジンが焼き付きます。 過去に何度も見ているので、うちで販売する中古車も必ずチェックしています。

新しいホースを接続しました。 この作業、手や周りがオイルまみれになるので気を遣います。

カバーを取り付ける前に飛び散ったオイルを清掃します。

特に後輪タイヤに付着したオイルはスリップする元ですから念入りにお掃除します。 転倒でもされては大変ですからね。

ヤマハの2サイクルエンジン搭載車では良くある事なのでホースは常時在庫しています。 ホース交換は数千円で出来ますが、運悪くエンジンが焼き付いてしまうと数万円の出費になります。 何年も交換していないユーザーさんは早めの点検または交換をお勧めします。

作業時間及び修理費用は、機種・車両の状態により変動します。 また、作業の混雑状況や部品在庫の有無によっては数日お預かりとなる場合がございます。 あくまで目安としてご参照ください。