こちらは修理でお預かりしたスズキ　アドレスＶ100です。

症状としてはセルでエンジンがかからない、走行中ごくまれに失速しそうになるなどです。 症状確認のため分解前に何度か試乗してみましたが失速に関しては確認出来ませんでした。 ユーザーさんからお聞きした内容と車両の状態から見当を付けての作業になります。 セルでエンジンがかからないのはバッテリーの寿命でした。 充電電圧など電気系統はＯＫ、バッテリーを新品に交換します。

スパークプラグを交換しました。 汚れてはいますが、これは直接の原因では無いと思います。 始動性は良くなるでしょう。

エアクリーナーエレメントが劣化し破れていました。 原因はこれかな？

エアクリーナー内はフィルターの屑がたくさん落ちています。 新しいフィルターに交換する前にはもちろん清掃するのですが・・・

キャブレターにまで吸い込んでいました。 エアージェットはほとんど塞がっています。

このキャブレターはとても外しにくいです。

何とか外してオーバーホールしました。

フィルターも新品に交換しました。

エンジンの始動を確認し、最後に車体各部の注油や調整をしてテスト走行です。 お預かり時点ではっきりと症状が確認出来なかったためしばらく様子見という形になりますが、エンジンのフィーリングは恐らく改善しているでしょう。

作業時間及び修理費用は、機種・車両の状態により変動します。 また、作業の混雑状況や部品在庫の有無によっては数日お預かりとなる場合がございます。 あくまで目安としてご参照ください。