2019/09/18 01:46:09 更新エンジン不動車・・・長期放置されていたリトルカブの修理ホンダ リトルカブ
こちらは修理でご入庫いただいたホンダ リトルカブです。 4年以上放置されていたそうですが、またバイクが必要になったので乗れるように整備してほしいとのご依頼です。

走行距離は約1万3千キロとまだまだ少な目ですが・・・

野ざらしで放置されていたのでしょう。 外装はサビや退色が目立ちますし、近づいただけで燃料の変質した臭いが漂っています。 後輪はパンクしています。しかも何故かフロント用タイヤが装着されていますね。

ご予算内で修理が可能かはエンジン次第です。 内部に錆が回っていない事を願いつつ分解作業に入ります。

キャブレターを分解してみました。 なかなか良い具合に熟成が進んでいますが、これぐらいなら清掃でOKでしょう。

キャブレターの汚れを落としている間に他の作業をします。 エアクリーナーの点検中です。 カブシリーズは乾式エレメントのため長寿命ですが、放置されていると汚れ以外の原因で吸気不良を起こす事が多いです。

プラグ交換中です。 元々あまり調子が良くなかったのかもしれません。

清掃を終えて組立て途中のキャブレターです。 うちが使用しているクリーナーは高性能なので、1時間もあればこれぐらいキレイになります。 パッキンは劣化していたので交換します。

エンジンの始動確認を行ってからの予定でしたが大丈夫そうなので、後輪タイヤとチューブも先に交換しました。

チェーンやケーブル類、スイッチ類など可動部に注油します。 固着していれば分解清掃も必要です。

キックスターター部分からエンジンオイルが漏れています。

これはオイルシール不良のサインです。 新品に交換しました。

タンク内の燃料も新しいものに入れ替えます。 タンクの内部に錆が発生していなかったのが幸いです。

ここでエンジンの始動テストです。 キック一発で元気に始動してくれました。 トランスミッションやブレーキの動作確認、バッテリーも新品に交換したので各電装品の動作もOKです。

この後テスト走行を行ない、最後はいつ交換したか分からないエンジンオイルを入れ替えて作業終了です。

このような長期放置車の再整備はうちが最も得意とする仕事の一つです。 直して乗るか買い換えるか・・・判断に迷った時は是非一度ご相談ください。 作業時間及び修理費用は、機種・車両の状態により変動します。 また、作業の混雑状況や部品在庫の有無によっては数日お預かりとなる場合がございます。 あくまで目安としてご参照ください。
費用
項目 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) | 消費税 | 区分 |
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キャブレター分解清掃・ガスケット交換 | 1 | 8,600 | 8,600 | 非課税 | |
プラグ交換 | 1 | 1,000 | 1,000 | 非課税 | |
エンジンオイル交換 | 1 | 1,000 | 1,000 | 非課税 | |
バッテリー交換 | 1 | 5,500 | 5,500 | 非課税 | |
オイルシール交換 | 1 | 1,850 | 1,850 | 非課税 | |
後輪タイヤ・チューブ交換 | 1 | 8,000 | 8,000 | 非課税 | |
燃料交換・各部注油・清掃・調整 | 1 | 3,250 | 3,250 | 非課税 |
課税-小計(①) | 0円 |
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消費税(②) | 0円 |
税込み-小計(③) | 0円 |
消費税 | 0円 |
非課税-小計(④) | 29,200円 |
値引き(⑤) | 0円 |
総額(消費税込)(①+②+③+④+⑤) | 29,200円 |
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対象車両情報
作業時間目安
4時間