林道にはたくさんの非日常が溢れてる

橋

滝

林道走行のルール&マナー

  • 制限速度の表記こそないが、幅員や等級などによって制限速度が存在する。
    時速20~40kmに設定されていることが多い。
  • 道幅が細く1車線しかない林道でも、対向車が来る可能性は常に考慮し、左側を走るように心がけよう。
  • ゲートなどで進入を制限されている所には入らない。
    ゲートがなくとも入口の看板などに、関係者以外通行禁止と記載されていることがあるため、注意。
  • 山菜採りやハイキング、釣りなど歩行者の近くを通過する際は、飛び石なども考慮し、なるべく距離をとって最徐行する。

林道

林道

林道ではこのように崩落してガードレールがないところも存在する。速度を出し過ぎず、安全に走行することが大切だ。

林道 封鎖

台風や雪などの影響で通行が困難な状況の場合は、このように入り口がゲートで封鎖されることがある。

林道 樹氷

取材日は春だったが気温が低く、前日の雨の影響もあって林道の奥では樹氷を見ることができた。

未知なる冒険に出会える林道ツーリング

 ツーリング先の峠道の途中で、脇に逸れて入っていける未舗装路を見かけたことはないだろうか。「この先には何があるんだろう?どこに出るんだろう?」そう考えたことはないだろうか。
 オフロードバイクなら、その道の先に広がる世界を見ることができる。国道や県道を使うと何十kmも遠回りしなければいけない目的地までショートカットできることもあれば、すぐに行き止まりになってしまうことも。山の奥で思いもよらない絶景に出会えることもあれば、滝や鍾乳洞などに辿りつくこともある。
 いずれにせよ、オンロードバイクではなかなか入ることができない道にも、乗り入れることができるのがオフロードバイク最大の魅力だ。しかし、林道に入るには様々な注意点が存在する。細く荒れた道にはガードレールもなく、運転を誤ると転落してしまったり、途中で倒木や滑落に出くわしたりもする。鹿や狸、猿といった野生動物に遭遇することもあり、慎重な運転を心がけなければならない。もちろん、4輪も通行しているし、一方通行ではないため対向車も存在する。
 近年では走ることができる林道は減少の一途を辿っており、舗装化も進んでいる。もしいつかオフロードバイクに乗って林道を走ってみたいと思っているのなら、今すぐに始めることをオススメしたい。

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