ド目立ちペイントにビレットパーツ、そして四輪カスタムのような派手さ。 USスタイルのニュー・スクール系はSSカスタムに新風を巻き起こしている!
このスタイルの定番と言えば、派手な装飾を施したビレットホイールではあるが、最近ではそうしたホイールも車体に合わせてペイントするのがトレンド。ホイールのペイントは非常に目立つことから、カスタムで一般的なブラックやゴールドといった色よりも、派手で目を引くカラーを用いることが多い。
レーシングワールド浦安がプロデュースした最新ニュー・スクール。スポーツ性能を高めつつ、US系トレンドを巧みに取り入れたスタイルは最先端と言える。
10年ほど前から、日本でも本格的なカスタム車が現れるようになった、ニュー・スクール系スタイルはカスタム車大国アメリカで進化した独自路線のカルチャーだ。チョッパーなど古くからカスタムビルドの世界が深く根付いた国だけあって、すでに絶大な人気を誇っている。 そもそもの起源は1/4マイル(約402m)の直線をいかに速く駆け抜けるかを競うドラッグレースに出場するレーサーを模したのが始まりと言われている。レース自体も公道車で気軽に参加できるクラスが設定されていたこともあって、ドラッグスタイルは昔からメジャーなのだ。そのセオリーはウイリーを防ぐ長いホイールベースと低い車体、太いタイヤ、そしてド派手なペイントである。シーンの中心は隼やZZRなどのメガスポーツだが、最近ではそうしたエッセンスと四輪ラグジュアリーカスタムやバガー系スタイルをミックスしたSS車ベースのカスタムも人気。とにかく高性能エンジンを積んだ車両でキレたカスタムをするのがクールとされているのだ。 そういった派手さ重視のUS系とは異なるアプローチで、見た目にも非常に拘るのがユーロ系だ。欧州スポーツカーのカスタムにも通じる、上品でオトナな雰囲気を漂わせるユーロ系は、SS車の魅力をさらに引き立てる意欲的なスタイル。細かく見るほど手の込みようが分かる、玄人好みのカスタムと言えるだろう。
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