気になるチームの食事はイタリアンが主流 |
1チーム20、30人というチームスタッフが毎戦各国を駆け巡るモトGPの世界。レースウィーク中、ライダーはもちろん朝から晩まで働くスタッフの食事を一手に引き受けているのがケータリングです。気になるメニューは、調理中にお邪魔したドゥカティの母国であるイタリアンが主流。ピットで気難しい表情をしていたスタッフも、専属のシェフが作る美味しい食事に舌鼓。ココではみんな笑顔なのです。 |
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チームスタッフがしているヘッドフォンは何のため? |
走行中でもドライバーと無線連絡がとれるF1などと違い、モトGPでのコミュニケーション手段はサインボードです。しかし、スタッフのほとんどがヘッドフォンをしている。これはライダーと連絡をとるのではなく、爆音ともいえるモトGPマシンのエキゾーストを抑制すること、そしてスタッフ間のコミュニケーションツールとして利用しているのです。他のチームを傍受することは……ないはずです。 |
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まるでスクーターのようなエンジンスターターなのだ! |
モトGPクラスが始まるまで、世界グランプリに出場していたのは2ストロークマシンのみでした。2ストロークマシンは始動性がよく、エンジンは押しがけでかけられていました。しかし、4ストロークマシンのモトGPクラスは簡単にはエンジンが始動できません。2スト時代はコースアウトなどが原因でエンジンが止まっても押しがけすればなんとかなりましたが、4ストのモトGPマシンになってからは、エンジンの始動ができずにリタイアしてしまうライダーの姿を何度か見たことがあるはずです。そこで登場したのがスクーターのような姿をしたエンジンスターター。一輪だけ路面から浮いているタイヤを回してマシンのリヤタイヤに押し当てると、いとも簡単にエンジンに火が入ります。また、スズキワークスはこのスクーターもどきではなく、スターターを直接エンジンに差し込み、セルスイッチの要領でエンジンを始動。スターターのサイズを小さくできるというメリットがあるようです。 |
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チームのコンテナボックスは何軒分の引っ越し? |
十カ国以上を転戦するグランプリ。ほとんどのチームは2台体制でエントリーしていて、チームの荷物はボクらの想像以上に多い。これを毎戦、サーキットからサーキットへ搬入搬出しているんだから大変です。輸送手段はヨーロッパ開催のレースならトレーラーに、日本やオーストラリアなど陸送できない場合は空輸です。ボックスの中身は工具類、モニターやパーテーション、もちろんマシンも収納されています。 |
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さすがは世界グランプリ!お姉様たちも美しいです! |
日本グランプリではヨーロッパのアパレルメーカーA-STYLEが大会の冠スポンサーに。うっとりするような美しいモデルさんたちがサーキットを華やかに彩っていました。ちなみに、カメラ小僧は日本にしか存在しません。 |
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さすがロードレースの頂点 ピットガレージも華やかです |
ご存じのとおり、各チームには大きなスポンサーがサポートしていて、ピットガレージは色鮮やかなスポンサー色に染まっています。その一方で、ピットガレージはすべてのチームに分け与えられるわけではありません。125ccクラスの一部のチームやワイルドカード(特別参戦枠)で出場する地元チームなどは、ピットガレージ近くのスペースにテントを構えてマシン整備などをしています。 |
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サーキットのあちらこちらでファン垂涎のイベントが開催! |
レースウィーク中、サーキットではファンのためのイベントが多数開催されています。グランドスタンド裏ではメーカーごとにライダートークショーや豪華プレゼントをゲットできるじゃんけん大会などが行われ、大盛況。また、専用のチケットを購入すれば予選や決勝の間に行われるピットウォークに参加でき、チームステッカーをもらえたり、テレビなどでしか見られない究極のマシンを間近で見ることができます。 |
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パドックではばったりライダーに遭遇する可能性もあり |
もてぎの場合、ライダーは基本的にピットガレージ裏に設置されているボックスで過ごしています。予選や決勝などが行われるとピットとボックスを行き来するので、そこがサインや写真を撮ったりする最大のチャンススポットと言えるでしょう。グランプリでの一番人気はやっぱり世界王者のバレンティーノ・ロッシで、彼のボックスはいつも大きな人垣ができていて、夜遅くまで“出待ち”するファンの姿も。 |
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日本グランプリ限定メニューGO!GO! YUKIバーガー登場! |
250ccクラスで世界の頂点を目指している高橋裕紀選手を応援するメニューが、グランドスタンド裏の売店で登場。その名も“GO!GO! YUKIバーガー(1000円)”だ。ハンバーガー2個付きでカップルが仲良く食べてました。 |
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明確に分担されたスタッフの仕事 |
限られた人数で転戦するグランプリシーンでは、タイヤやサスペンションは各メーカーの担当者がチェックや整備をしたり、メカニックはエンジンを整備したり。チームによって人数は異なりますが、モトGPクラスのチームでおよそ20名ほどのスタッフがそれぞれ自分の役割に徹してお仕事しています。ちなみに、スズキのメカニックはピットガレージの裏でベルトサンダーを使ってパーツを削っていました。 |
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