コメント:
車両情報 メーカー: カワサキ
車種: Ninja ZX−4R SE
2025.02.23 20:28
[全体感]昭和のバイク屋さんという感じ。依頼したことはやってくれるが、頼まないと自分からはやってくれない。バイク経験者の購入であれば大丈夫だが、免許取り立ての初心者だと難しいかも。[契約時]新車でZX-4R SEを購入、人気車種なので値引きは無し。諸費用は他店より安い。直接会話すると優しく話してくれるが、契約後も含めて全てのメール連絡は挨拶も名前すらない1行の塩対応。おそらく悪気があるわけではなく、おそらくキーボード入力が苦手。カワサキへのシステム入力も苦戦気味。一方で、バイク屋さんの通常業務である車両登録手続きは非常に早い。5営業日以内に手続き完了。[納車時]バイクに関する説明はほとんど無し。走行モード切り替えについて聞いても、「ROADになってるから問題無し、後でマニュアル読んで」とあっさり。(仕方ないので帰宅後にYoutubeでカワサキプラザの説明動画をみました)。引き渡されて走り出すと、リアブレーキが全く効かない。納車前点検をきちんと行なったのか疑問。すぐに引き返し調整を依頼する。アジャスト可能な最大限にしてもリアの効きは深く踏み込んでも普通のバイクよりかなり弱く、前後のブレーキバランスは最悪。「とりあえず、初回点検までこれで乗ってみて」と引き渡されピットのシャッターを閉められてしまったので、慣らし期間はそのまま走ることにする。[初回点検時]1か月後。660km走行時点で初回点検に行く。オイル交換やその他の整備は奥のピットできちんと行なってくれている。ただし、リアブレーキについて改善していないことを指摘すると、整備マニュアルをみてゲージ測定やブレーキオイルのエア抜きなどの確認はしてくれるが改善せず。店頭にある他のZX-4Rとも全く異なる踏み応えであることは、共通に認識。最終的には「カワサキのシステムに問題点は入力しておくが、他にできることはないので、とりあえずこのまま乗ってくれ」と渡される。[その後の対応]カワサキの顧客窓口に電話して「新車なのにブレーキバランスに欠陥があり、販売店では調整以上の対応ができない」ことを相談。カワサキから販売店に連絡が行き、2時間後にキャリパー交換を用意する旨の連絡を販売店からもらう。1週間でキャリパーがカワサキから販売店に届き交換。交換などの整備はプロらしくきちんと行ってくれ、ようやく他のZX-4Rと同様のブレーキの効きに。ブレーキが危なくて8000回転以下の慣らし運転が1600kmまで進んだが、キャリパー交換でようやく10000回転まで回せる準備ができた。[総括]求めたことはきちんとやってくれる。求める知識を買い手が有することが前提。求めないと自発的にはやってくれない。IT系は苦手そうだが、バイク整備はプロレベル。総じて言えば、昔懐かしい昭和のバイク屋さんという感想。今風の過剰なサービスは期待しないで訪問すれば失望もない。