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体も温まり、ホッと一息ついたところで時計を見ると昼をまわっていた。そろそろ小腹がすいてきた。満願寺温泉の入り口に食事処の看板があったのを思いだし、宿を後にし来た道を戻ることに。
食事処「まんがんじ入舟」は満願寺地区で一番古い蔵(約140年前の文久4年建築)を改装した、田舎料理を食べさせてくれるお店である。店内には明治・大正時代からあるという箪笥や掛け軸などが置かれ、くつろぎの時間と懐古の情が漂う。おすすめの料理は「入舟定食」。川魚の塩焼き、天ぷら、お煮しめ、オカラのサラダ、小鉢に季節のご飯とだんご汁と計11品。11月〜3月までの冬季は「かも鍋」もおすすめだ。この日は食後の珈琲とデザートの干し柿のワイン漬けまでごちそうになった。「山奥まで来ていただいたのだから、満足いくまでサービスします」とご主人。満願寺の歴史の話から、世情の話まで、ついつい話し込んでしまい、あっという間に時間が過ぎてしまった。大広間や、2階には個室もあり、人数対応もできるとのこと。不定休なので、まずは電話で問い合わせるのが無難である。少々食べ過ぎてお腹が苦しいが、先へ進むことにする。 |
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まんがんじ入舟 TEL.0967-42-0155
休:不定休
営業時間:11:00〜18:00(応相談) |
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入舟定食1,700円
だんご汁定食1,250円
かも鍋定食2,100円(2名様より) |
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