■メーカー・ブランドの歴史
1934年、ハンス・トゥルンケンポルツがオーストリアのマッティクホーフェンで設立。1954年に「KTM」ブランドとして、本格的なオートバイ製作を開始しました。
オフロードバイクメーカーとして長く活動してきたKTMのバイクは、モトクロス世界選手権やダカール・ラリーなどのレースで性能を磨いてきました。近年ではロードスポーツバイクも製造するほか、自転車やスポーツカーの製作も展開しています。KTMの公式チームカラーはオレンジと黒・銀色の印象的なカラーリングで、市販モデルもこれを取り入れた力強いデザインが印象的です。
■代表的な排気量とモデル
排気量1000ccを超えるKTMのフラッグシップが「1290スーパーアドベンチャーS」と「1290スーパーアドベンチャーR」です。近年拡大している、オンロード/オフロードどちらでも走破できるアドベンチャーモデルで、KTMのアドベンチャーシリーズは過酷な環境下でも安定した走りを見せる走破性の高さが魅力です。
同一の軽量ボディに排気量390cc/250cc/200cc/125ccのエンジンを搭載した「スモールデューク」シリーズも代表的車種です。中でも「KTM 390 デューク」は軽量でタフなボディに32KWの強烈な出力のエンジンを搭載した最強モデルです。
■メーカーの特徴
ラリーの過酷な環境でノウハウを磨いてきたKTMは、どのような環境下でも走りを楽しめる「アドベンチャー」というカテゴリーのバイクが強いブランドです。ハイウェイでの高速走行も、ラリーのようなオフロードでも走りを楽しみたいというアクティブ派のライダーには最適のブランドだと言えるでしょう。