ツーリングスポット紹介:紅葉や雪の壁で有名!蔵王エコーライン
東北地方のドライブコースとして屈指の人気を誇るのが、蔵王エコーラインです。宮城・山形両県を結ぶ「県道12号線」約65kmのうち、蔵王連峰を東西に横断する、総延長約26kmの山岳道路です。5月から10月までが通行可能で、様々な絶景が楽しめるドライブウェイです。
整備されていて走りやすいワインディングロード
蔵王エコーラインは宮城と山形を結ぶ山岳観光道路として1962年(昭和37)に開通、1985年に無料開放されました。アクセスは宮城側が東北自動車道・白石ICから、山形側が東北中央自動車道・山形上山IC等があります。蔵王山頂へのルートとして多くの観光客がシーズンを通して利用するルートです。
宮城側からのアプローチである遠刈田温泉からは深い森林の中を進みますが、標高が上がり潮見台を超える頃からは周囲に低木が増え、蔵王ならではの雄大な景観が広がり、火山ならではの迫力ある風景を眺めながら走ることが出来ます。
山形側はブナやナラ、シラカバといった落葉樹が生い茂っていて、雄大な蔵王の山と森の見事なコントラストを楽しめます。刈田峠から蔵王の「御釜」を眺められる有料道路「蔵王ハイライン」に分岐します。二輪料金で380円と手頃ですし、山頂付近から広がる光景はさらに雄大なので、ぜひ訪れておきたいスポットです。

雪の壁・緑の回廊・紅葉と季節ごとに変化する景観
冬期閉鎖期間は例年11月から4月下旬にかけてです。4月下旬の開通から5月半ば頃、雪が解けるまでの間は蔵王エコーラインの見どころです。除雪された道路の両側に数メートルの高さでそびえ立った「雪の壁」の間を走ることが出来ます。
「雪の壁」のシーズンは観光客も多く、冬期閉鎖が終了してエコーラインが開通する前に歩くことが出来るイベント「雪の壁ウォーク」も開催されます。
初夏は新緑、秋は紅葉と季節ごとに違った風景を堪能出来、それぞれにドライバーの目を楽しませてくれます。夏の時期には緑のトンネルが、そして9月下旬からは赤や黄色に燃える紅葉の中でツーリングを楽しめます。
人気の観光道路なので渋滞には注意
蔵王の御釜を眺めるにはこの蔵王エコーラインを経由しなければならないため、観光のハイシーズンには通行量が多くなります。特に紅葉の美しさは全国的にも有名で、渋滞を覚悟しなければなりません。また、毎年5月中旬には「日本の蔵王 ヒルクライム・エコ」という自転車ロードレース大会も開催され、開催日には一時的に通行止めとなります。
冬の閉鎖期間は毎年11月初旬から翌年4月下旬までの期間と長く、気象状況等によって毎年異なるため、事前に確認が必要です。閉鎖区間には蔵王ハイラインの入口も含まれるので、この間は御釜の見学も通り抜けも不可能です。
閉鎖前・開通後の数日間は17:00〜翌8:00は夜間通行止めになります。道路がゲートで完全に締め切られるので注意が必要です。さらに開通期間中でも規定雨量を超えたり、路面に降雪や凍結があったりする場合は緊急通行止めとなることもあります。
蔵王エコーラインへの行き方・おすすめルート
蔵王エコーラインへのアクセスは、以下の通りです。
関東方面からのアクセスルート
アクセス目安時間:東北中央自動車道 米沢北本線料金所より約1時間
アクセス方法
青森 / 岩手 / 仙台方面からのアクセスルート
アクセス目安時間:東北中央自動車道 村田料金所(村田JCT)より約1時間10分
アクセス方法
秋田 / 山形方面からのアクセスルート
アクセス目安時間:東北中央自動車道 山形上山料金所より約30分
アクセス方法
次に、蔵王エコーラインのお問い合わせについてです。
お問い合わせ電話番号
個人のお問い合わせ
法人のお問い合わせ
蔵王町観光案内所は、観光案内依頼やパンフレット請求などを行えます。SNSやブログなどに画像を添付したい場合は、画像利用許諾の可否についても受け付けているので、問い合わせをしてみましょう。
蔵王エコーラインは次の期間、閉鎖をしています。
毎年11月初旬17時〜翌年4月下旬11時の期間
冬季閉鎖区間:すみかわスノーパーク入口〜宮城・山形県境〜山形・坊平高原
閉鎖期間の詳しい日程は、直接問い合わせて確認しましょう。
蔵王エコーラインは5月上旬には雪の壁など、季節によって違う景色を楽しめますが、そのときは国道13号線側と国道457号線側のどちらのルートから入っても、楽しめるでしょう。途中にある不動滝などもおすすめの観光名所であり、また、蔵王エコーライン終点地域周辺には温泉施設がまとまっているため、ゆっくりできる休憩場所もあります。好きなようにツーリングを楽しみ、地図を見ながら自分なりのおすすめコースを見つけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
蔵王エコーラインは観光道路として整備されていて道幅は広く、路面も整備されているので走りやすいのもツーリングにはうれしいポイントです。春から秋にかけて、季節ごとに変化する自然を楽しめる蔵王エコーラインに出掛けてみてはいかがでしょうか。
本記事は、2017年1月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。