バイク女子必見!はじめてのバイク選びからおすすめの服装を解説
「これからバイクに乗ってみたいけど、自分にピッタリのものが何かわからない・・・」というバイク女子の方も多いかと思います。
そこで今回は、これからバイクデビューをする女子向けに、バイクを購入する際の選び方やツーリングにピッタリな服装、購入するまでの流れを具体的に解説します。
自分に合ったバイクを探したいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
女子におすすめなバイクの選び方
まずは、女子におすすめなバイクの選び方についてご紹介します。
バイク女子が選ぶポイントはおもに3つ
バイク女子が愛車を選ぶ際に見るべきポイントは、おもに以下の3つです。
選ぶポイント1.足つきの良いバイク
足つきの良いバイクを選ぶ理由は、足がしっかり地面につくと、体勢が悪くなったときに踏ん張ることができて転倒を避けやすいからです。
ここで確認しておきたいことは、シートの高さとシートの幅です。
シートの高さは、バイクに乗ったときに地面にしっかり足がつくかどうかを確認してください。
目安としては、つま先立ちできる高さものがよいでしょう。
シートの幅は足の開き具合に関係します。シートの幅が広すぎると大きくまたがらなければならないので、足つきが悪くなってしまいます。
また、ハンドルとシートの間隔も重要です。ハンドルが遠ければ姿勢が前かがみになってしまい、乗ったときのバランスが悪くなります。
これらのおおよその寸法は、カタログや資料、インターネットなどで調べれば把握できますが、店舗に足を運んで確認することをおすすめします。実際の感触を確かめるためにバイクに乗り、足つきをチェックしましょう。
選ぶポイント2.エンジンOFFでのバイクの操作性
エンジンを切って手動で動かす場合、バイクの重さをすべて自分で支えて動かさなければなりません。
バイクを駐輪場に置いたり出したりするときに、あまりにバイクが重いと大変です。エンジンOFFでもバイクの操作性に問題がないかどうかを確認しましょう。
カタログや資料だけではわからない部分なので、やはり店舗に足を運んで実際にバイクを自分で動かしてみることをおすすめします。
選ぶポイント3.軽量のバイク
バイクの重さについても、バイク女子がバイクを選ぶときの重要なポイントです。
転倒してしまったときにバイクを起こすためにはかなりの力が必要で、エンジンを切ってバイクを動かすときにも体力が必要だからです。
バイクが軽量だと、バイクが転倒したときの起こしやすさや取り回しやすさ、コーナーリングでの操作のしやすさなどのメリットがあります。
その反面、その軽さによって横風の影響を受けやすくなり、走行安定性が低下するというデメリットもあります。
こだわりのバイクを探すなら
バイクの重量や操作性を考慮すると、バイク女子には250cc以下のバイクがおすすめです。
見た目もコンパクトで、乗りやすいので運転にもすぐに慣れるでしょう。
250cc以下のバイクには車検が必要ないので、維持費が安く済むというメリットもあります。
ただし、安全に走行するために定期的なメンテナンスは必要なので、忘れないようにしましょう。
250cc以下は、ネイキッドタイプやオフロードタイプのバイクが多いです。性能が高いうえに初心者にも乗りやすく、どのような場所でも安定した走行ができます。
また、250cc以下のバイクとしてはアメリカンやツアラーもおすすめです。
アメリカンバイクはカジュアルながら重心が低く、足つきも良好という特徴があります。ファッション性も魅力で、革ジャンやブーツなどのコーディネートとの相性も抜群です。
一方、ツアラータイプは車体が一回り大きく防風機能も備わっているので、長距離ツーリングの負担を軽減してくれます。
どちらのタイプも乗り心地に優れ、高速道路などでも安定性が高いので快適に走行できるでしょう。
少し取り扱いが難しいですが、大型バイクという選択肢もあります。
大型バイクとは排気量が400ccを超えるバイクを指し、運転には大型二輪免許が必要です。
車体が大きい分取り回しが大変になったり、狭い路地の運転では操作しづらかったりするデメリットはありますが、加速がスムーズなので機動性が高く、高速道路での走行やロングツーリングに最適です。
大型バイクを検討しているバイク女子におすすめなのが、ヤマハ SR400です。
クラシカルな雰囲気は女子からも人気が高く、大型バイクでありながら比較的取り回しも良好という特徴があります。
気になる方は、以下のページをご覧ください。
バイク女子が服装で気をつけるべきポイント
バイク女子がツーリングをする際に気をつけたいのが服装です。
安全運転のためには服装も非常に重要になるので、しっかり確認しておきましょう。
バイク女子のツーリングにおすすめの服装
まず大切なのが、プロテクターを装着して転倒によるケガを防ぐことです。
自動車と違ってバイクには身体を守るものがありません。ヘルメットや服装、プロテクターなどを装着して、転倒時のケガを防止しましょう。
プロテクターとは樹脂でできている防具で、転倒や事故の際に、肩や胸部、膝へのダメージを軽減してくれます。プロテクター付きのジャケットや、肩・膝のプロテクターなどが市販されているので、うまく活用すれば大きなケガを避けられるでしょう。
次に重要なのが、肌の露出を抑えることです。
バイクに乗る際の服装は、長袖・長ズボンが基本です。足にはブーツ、手にはグローブを装着して肌の露出は極力抑えましょう。夏場などの暑い時期は、日焼け防止にもつながります。
生地が薄いものは転倒時に破れてしまう恐れがあるので、おすすめできません。
生地が破れにくく安全性が高い、本革製品のものなどを選ぶとよいでしょう。
とはいえ、真夏に本革を着用すると、さすがに暑くて耐えられません。
そんなときは、メッシュ系の生地のものを着用するのがおすすめです。
メッシュ系は通気性が高く、走行時に風をしっかり通すので暑さ対策におすすめです。
また、強い日差しから肌を守ることも可能です。製品によっては、プロテクターと一体式になっているものもあります。反射板付きのメッシュジャケットを着用すれば、夜間でも視認性が高いため安全に走行できるでしょう。
バイク女子の運転に良くない服装
おすすめの服装をご紹介しましたが、バイクの運転に適していない服装があることも知っておきましょう。
例えば、ハイヒールを履いてバイクを運転するのは危険です。
ステップにうまく足が載せられなかったり、地面に足をつけたときによろけてしまったりするため、転倒しやすくなります。
また、スカートもバイクの運転には適さない服装です。
スカートの裾がチェーンなどに巻き込まれる可能性があり、肌も露出するので大変危険です。
ショートパンツなども避けるようにしましょう。
こちらも肌が露出するため、転倒時に大ケガをするリスクがあります。
バイクを運転する際には、基本的に長袖、長ズボン、動きやすい靴を着用するようにしましょう。
バイク女子向けの季節別のおすすめの服装
上記を踏まえて、季節ごとのおすすめの服装をご紹介します。
まず夏には、バイクに乗る人の定番ジャケットといえる、テーラードジャケットやライダースジャケットがおすすめです。
男性寄りのデザインが多いため、女性らしさがあまりないと感じてしまうかもしれませんが、襟付きのジャケットや少し色合いが変わったものを選ぶと、かわいらしさを演出できます。
シンプルなデザインのものが多いので、デニムやミリタリー素材のものを選ぶのもおすすめです。
冬のコーディネートには、レザーコーデを取り入れるのがおすすめです。
レザーコーデは落ち着いた印象を与えますが、防寒対策にもぴったりといえます。肌の露出も抑えられるので、冬場の走行に最適です。
また、レザーは女性のシルエットが強調されるので、季節に関係なくおすすめといえるでしょう。
上下のコーディネートを工夫すると、ガラリと印象が変わります。
冬はレザーコーデに加えて、ネックウォーマーやヒートテックでの防寒対策も忘れずに行ないましょう。
ネックウォーマーやヒートテックなどは、防寒対策に最適です。ジャケットやジャンパーなどを着ても、走行中は冷たい風が身体に当たるので、冷え込みを防ぐために小物類をうまく使いこなしましょう。
最後に忘れてはならないのが、バイクの運転に合った髪型です。
季節を問わず崩れにくい髪型として、ポニーテールや三つ編みがおすすめです。
ポニーテールは簡単に束ねることができるため、ヘルメットをかぶっても崩れにくい髪型です。三つ編みは手間がかかりますが、長い髪型をしっかり束ねて固定できます。
バイク女子がバイクを購入するまでの流れ

これからバイクに乗る女子ライダー向けに、免許の取得方法やバイク購入までの流れ、バイク専門店を選ぶポイントを解説します。
女子ライダーの免許取得まで
バイクの免許には小型二輪免許、普通二輪免許、大型二輪免許などがあります。
本格的にバイクに乗るなら、まずは普通二輪免許の取得を目指しましょう。
小型二輪免許は取得が簡単ですが、総排気量が125ccまでなので運転できるバイクが限られてしまいます。大型は総排気量400cc超のバイクにも乗れますが難易度が高く、バイクの取り扱いも大変なので、初めての二輪免許としてはハードルが高いです。
普通二輪免許は、16歳以上の人が取得できます。学科と実技講習がありますが、普通自動車免許よりも教習の期間が短いのでチャレンジしやすいでしょう。
最初は車体の取り回しが大変だったり、走行中にエンストをしてしまったりなど、想像よりも苦戦するかもしれません。
バイク女子が免許取得でつまずくポイントは、バイク起こしだといわれています。「一度倒してしまったら、バイクを起こせるかどうか不安」という女子も多いでしょう。
バイクを起こす際は腕の力だけではなく、体全体を使って起こすのがポイントです。
具体的には、以下のような手順で起こします。
コツさえつかめば、それほど力を入れなくてもバイクを起こすことができるでしょう。腕の力だけではなく腰や膝を使いながら下半身全体で持ち上げると、意外と簡単にバイクを起こすことができます。
バイク購入までの流れ
免許を取得したら、次はバイクの購入です。
バイクは以下の3つがあれば、購入手続きができます。
バイクの購入から納車までには1週間前後がかかるので、納車までにナンバープレートの発行手続きを完了させておきましょう。
販売店でバイクを購入する場合、販売証明書や譲渡証明書をもらうことで、ナンパープレートを取得できます。インターネットなどでの個人売買の場合は、廃車証明書を受け取りましょう。
購入前から納車までの間に、ヘルメットやグローブも忘れずに準備しておく必要があります。
バイク専門店をはじめ、アマゾンや楽天などのインターネットショッピングでも販売されているので、簡単に入手できるでしょう。
また、購入したバイクを自宅に置けるかどうかも確認しておく必要があります。賃貸マンション・アパートの場合は、バイクが置けるかどうか、大家さんもしくは管理会社に確認してください。
置くスペースがない場合は、駅前の公営駐輪場や月極の駐輪場、バイクガレージを利用することになるでしょう。バイクの置き場所によっては盗難に遭うリスクがあるため、自宅に置けない場合は盗難リスクに備えて盗難保険に加入することをおすすめします。
ちなみに、バイクには車庫証明は必要ありません。
車庫証明の正式名称は「自動車保管場所証明書」となり、自動車のみが対象です。バイクは排気量に関係なく車庫証明が不要なので、覚えておきましょう。
バイクの専門店を選ぶポイント
最後に、バイクの購入先を選ぶポイントについてご紹介します。
まず重視したいのが、何か問題があったらすぐに行けるお店を選ぶことです。
バイクの走行中に思わぬアクシデントが発生したり、バイク用品をそろえるのに何を買ったら良いかわからなかったりした場合、近くに頼れるお店があれば心強いでしょう。
初心者のうちは専門的な知識がないので、すぐにトラブルや疑問を解決できるよう、直接足を運びやすいお店を選ぶことをおすすめします。
また、アフターフォローがしっかりしているお店を選ぶことも大切です。
バイクは、タイヤやランプなどのパーツ交換やオイル交換など、さまざまなメンテナンスが必要になります。アフターフォローがしっかりしているお店であれば、このようなメンテナンスもお願いしやすいでしょう。
まとめ
今回はバイク女子に向けて、バイクの選び方や気をつけるべきポイント、服装についてご紹介しました。
バイクは男性のイメージが強いですが、最近はバイク女子という言葉があるように、女子にピッタリのバイクやアイテムも増えています。
まだ乗りたいバイクが決められない方は、いろいろ試乗してみるとよいでしょう。ぜひ、すてきなバイクライフを満喫してください。
本記事は、2020年8月31日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。