スーパーレッジェーラV4の投稿検索結果合計:2枚
「スーパーレッジェーラV4」の投稿は2枚あります。
スーパーレッジェーラV4、SuperleggeraV4、panigalev2、ドゥカティ、ドゥカティパニガーレ などのタグがよくつけられています。投稿されたツーリングスポット情報・カスタム事例などスーパーレッジェーラV4に関する投稿をチェックして参考にしよう!
スーパーレッジェーラV4の投稿写真
スーパーレッジェーラV4の投稿一覧
- 1
-
Panigale V2
2023年06月25日
44グー!
カッティングシートにて「スーパーレッジェーラ風」に仕上げたいと思います。
後日アンダーカウルやシートカウルは塗装で対応予定です。
#ドゥカティ
#ドゥカティパニガーレ
#panigalev2
#スーパーレッジェーラV4 -
2021年03月20日
81グー!
朝日が眩しく地平を照らす早朝。
ゆっくりと愛車をガレージより引っ張り出す。
「………はぁ~」
吐く息がほのかに白い。
春とは言え、まだまだ冷えるなぁと思った。
そのまま大通りまで、ゆっくりと散歩でもするかのように愛車を押していく……
カァカァとカラスの声が聞こえる。
見上げれば、電柱と送電線の上でカラスが鳴いていた。
──もう良いであろうか?
住宅街を抜けたところで、 辺りを見渡す。
ーー良し!
「っと!」
愛車、スーパーレッジェーラV4に跨がる!
次いでキーを回す。
煌びやかにメーターが踊る!
「──ふぅ……」
しっかりとメットのシールドを閉じて、イグニッションon
筆舌に尽くしがたい爆音!
いや炸裂音が鳴り響く!!
カラス達が一斉に飛び立つ!
「……では行こうか」
俺は朝日に向けて走り出した。
環状線を2✕✕キロ近くで流していく!
交通量は まばら。
軽やかに車の合間をパスしていく!
タイトなブレーキと芸術的と呼べるほどの車体性能、そして特大のカナードが可能にする挙動。
視界は当に針の先ほどと化すほどに狭まっている!
まさに針に糸を通すが如き技、ソレを可能にするのがコイツだ。
スーパーレッジェーラV4。
乾燥重量159kg、最高出力224馬力の極限のSS。もはやmotoGPマシンと言っても差し支えないバイクだ!
値段は1200万! 俺は全てを失う覚悟でコイツを買った。
ふと車線が開ける。
「オオオオオ」一気に加速する!
瞬きをする間に速度は2✕✕後半へ。
あまりの急加速にウィリーしようとする車体が、カナードによるダウンフォースによって強制的に車体が地面へと叩き付けられる!
エンドルフィンに脳が溺れそうになる。
「っむ!」
ふとミラーが後方からのライトによって眩しく光った。──来たか!
「ボンクラッ!」
俺は思わず叫ぶ!
それと同時に俺の横にソレが追い付いてきた。
見なくても分かる。
赤い車体、黒いカナード、筆舌に尽くしがたい爆音!
スーパーレッジェーラV4だ!
「!!!」「───」
俺とボンクラのチェイスが始まった。
ヤツはボンクラ。
俺と同じレッジェーラV4に乗るライダーだ。
ヤツも環状線を走る者……気に食わない。
おそらくはヤツも俺が気に食わないのだろう。
俺とボンクラが出会うと必ずチェイスとなってしまう!
三車線をフルに使い、互いに前へ前へと走っていく。
出し抜き、出し抜かれて、まるでガキの追い駆けっこのように道路を走り回る!
「む!」
数100メーター先、三車線中の二車線が並走するトラックによって阻まれていた。
ボンクラがブレーキランプを光らせる。
「甘いわ! タコ!」
俺はスロットルを握り込む!
一気にトラックへと矢の如く飛んでいく!
そして──ヒュンッ!
肝が凍りつくほどの風切り音、トラックの合間を抜け、俺は前へと躍り出た!
「どやぁ! 」
勝ちを確信しボンクラへと振り返る……が。
「ってなにぃ!?」
ボンクラが路肩を狂気の速さで駆け抜け俺の前へと飛んできていた。
「そんなん有りかい!?」
反則やろ! ……なんて。
毒づきながらも俺は口が吊り上がった。
そのまま共に環状線を降り、下道へと降りていく。
互いに何も言うこと無く、同じようにガソスタへと入る。
俺は左、ボンクラは右、給油機を挟んでレッジェーラにハイオクを食わせる。
「………」「………」
そしてほぼ同時に給油を終え、道路へと競うように躍り出る!
最終ラウンドだ!!!
眠くなるような渋滞を抜け、峠へと入る!
スキールしかけながらエグいカーブをパスしていく……
車体が膨らみ、ガードレールに左膝を擦りかける。
溢れ出る脳内麻薬に脳がチリチリと焼ける!
「まだ……まだ!」
先行するボンクラのケツに必死に食らいつく!
緊張と集中の糸を何とか繋ぎ止め、刻を待つ……
左、右、ショートストレート、緩い右──
今!
「どらぁ! ◯ソボケェ!」
緩い左で一気にスロットルを捻り、ボンクラの左の土手っ腹に一撃を入れる!
見事、膨らんでいたボンクラの左に入り込むことが出来た!
そのままジリジリと前へと出ていく。
サイドバイサイド!
並走状態で次のロングストレートへと
「ガアアァァァ」「ヌウゥゥゥゥ」
我先にと疾走って──
「「良し!」」
目的地へと到着した!!!
急いで愛車から降り、ダッシュ!!!
「待たんか! ヌケサク!」
「誰が待つか! ボンクラ!」
そして店へと入り。
「「すんません! レモンケーキと紅茶のセットで!!!」」
コール。
「……はい♡ご注文ありがとうございます♡」
店員のママさんがスマイルで出迎えてくれた。
「いやぁ~お前、路肩は反則だろ」
俺はフォークでボンクラを指差す。
「やかましいわ、お前こそトラックの間ぶち抜くとか正気か」
ボンクラがティーカップスプーンで俺を指差す。
そのままテーブルで睨み合いながらケーキを頬張る。
「……美味い」「分かる」
「何やってるんですか……」
呆れたように喋りながら女の子が俺達に紅茶のおかわりを注ぐ。
ホナミちゃん。このケーキ屋さんの娘さんだ。
俺達はこの、山の上のケーキ屋さんをゴールにチェイスをしていた。
買った方がケーキと紅茶を奢る、
ならば勝つしかないだろう。
ホナミちゃんにそれまでの経緯を説明する。
「……ハァ~。もう大の大人が何してんですか」
心底ガッカリしたようなタメ息が返ってきた。
「もう何で、こんな変な人しか来ないのよぉ……」
「変な人?」「お前がな」
俺とボンクラが互いを指差す。
「まぁまぁ、良いじゃない」
ママさん、ホマレさんが俺達に小さい紙カップを持ってくる。
上がる湯気と良い匂い、これを待っていた!
2人してソレをすする。
「「みそ汁サイコー!」」
やはり〆はコレだよな。
「……もうホントあり得ない」
ホナミちゃんが小さく毒づく。
「ケーキ食べたら塩っけが欲しくなるんだよ」
「なぁ~」
俺とボンクラの言葉にホナミちゃんは、どこか遠い目をして眼下に広がる海を眺めた。
ヴォヴォヴォヴォヴォ!ゴゴゴゴゴ!
地鳴りのような、けたたましい音がコチラに近づいてくる!
「む? あれは」
俺は立ち上がり音の方を見る、、、あっ!
「アオベエ! キンタロー! スケキヨ!マサオミ!」
いつぞやの仲間達がゾロゾロとやって来ていた!
「もう嫌ぁーーーッ!」
ホナミちゃんの悲鳴。
今日は快晴、さてさて。
もう一勝負行ってみるかな?
#SuperleggeraV4 #スーパーレッジェーラV4 #俺RIDE #東◯海平 #幸せは糖で出来ている
- 1