バイクツーリング中の休憩場所や時間について
バイクツーリングは長時間の運転が続きます。目的地への到着を急ぐあまり、休憩を時間のロスとして考えがちですが、休憩は安全な運転にとって重要な要素です。バイクツーリングでおすすめの休憩場所や、休憩時間についてまとめました。
バイクを長時間運転するリスク
ツーリングでは、日常とは違う環境で思わずテンションが上がり、休憩を取らずに運転を続けてしまうことがあります。しかし、バイクは運転をしている間、常に風の抵抗を受けている乗り物です。バイクの運転では、疲労の度合いは車の比ではありません。
休憩を取らずに運転して疲労が溜まっていると、集中力が低下して思わぬ事故に遭ったり、違反をして切符を切られてしまったりというケースもあります。疲れを感じる前に、休みをこまめに入れるのが安全です。
ツーリング時、どのくらいの間隔で休憩するかは個人差があります。バイクのタイプ、環境等の条件によっても違ってきますが、1〜2時間に1度は休憩を入れておきましょう。少なくとも5〜10分、食事休憩では1時間程度しっかり休息を取ってリフレッシュすることをおすすめします。

複数で走る場合はマナーにも気を配りたい
大人数で走りを楽しむ「マスツーリング」の場合は、他の人とペースを合わせるので、1人で走るよりもいろいろと神経を遣います。先頭や最後尾を走るまとめ役、あるいはビギナー等は特に疲労の蓄積も早いはずです。高速道路で長い距離を走るような場合は、「サービスエリア一箇所置きに必ず停まる」といったルールを決めておくと迷わずに済みますし、大きな食事休憩は事前に決めておいた方が、走りに集中出来るはずです。
バイクを駐車する時、バイク専用のスペースが無い駐車場であれば、停車枠の中に複数のバイクを収めて、スペースを使いすぎないように気を配るのが望ましいです。高速道路を使った長距離のツーリングでは、サービスエリアは休憩場所の基本です。ここ数年はサービスエリアも多様化が進み、飲食店だけでなく様々なサービスが提供されています。休憩だけでなく入浴施設や宿泊施設まで備えている所もあるので、チェックしてみても損は無いはずです。
バイク好きにおすすめの休憩スポット
ツーリングの休憩スポットとして、各地に整備されている「道の駅」は利用価値が高いです。地域の特産品を楽しめ、周辺の観光情報を入手出来るのはもちろん、足湯や温泉、キャンプ施設等を併設している大きな所もあります。上手に活用して快適な旅にしましょう。
バイク好き限定の休憩スポットとしておすすめなのが、各地にある「ライダーズカフェ」です。多くはバイク好きのオーナーによって運営されているカフェなので、ライダーが集まり、交流や情報交換の場になっています。近隣のおすすめコース等、地元ならではの情報を入手出来るので、気軽に交流を楽しみたいタイプのライダーにはおすすめです。バイク好きにとっては普通のカフェにバイクウェアで入るよりもむしろ居心地がいいはずです。
まとめ
ツーリング途中の休憩は、安全のためにも重要です。休憩場所や時間を事前に決めておき、効率的な休息を取るよう心掛けましょう。
本記事は、2016年10月17日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。