おすすめのツーリングスポット:国道標高最高地点の渋峠を含む志賀草津道路
長野県の志賀高原と群馬県の草津温泉を結ぶ山岳スカイラインの「志賀草津道路」は、一度はバイクを走らせてみたい道路として、ライダーの多くがこの道路を挙げるほどの人気です。ここでは、志賀草津道路の概要や天候に関する情報をピックアップしてご紹介します。
志賀草津道路の概要
志賀草津道路は、長野県の志賀高原と群馬県の草津温泉を結ぶ国道292号線の一部を指しています。全長約41.1kmの山岳スカイラインで、山の尾根に沿って道路が整備されています。志賀草津道路は、日本一標高が高い場所にある国道ということでも知られており、その高さは渋峠付近で標高2172mを誇ります。
また、上信越高原国立公園の自然を楽しみながら通行出来るコースです。ただし、11月上旬から4月下旬まで冬期通行止めとなります。通行に関する情報は群馬県や長野県のHPで確認出来ます。
おすすめの季節
志賀草津道路は開通期間いつでもおすすめの時期です。特にゴールデンウィーク頃の開通直後に楽しめる「雪の回廊」はぜひ一度見てほしい場面です。新緑の季節、紅葉の時期等、自然の移り変わりは見逃せません。また、渋峠の「日本国道最高地点」から見下ろす風景は石碑と一緒に写真に収めておきたいスポットです。
志賀高原から県道471号線に入り、奥志賀高原方面へ行くのも一案です。特におすすめ出来るのは春や夏のアクティビティシーズンです。ハイキングや星空を楽しめる他、ゴルフやテニス等も楽しめます。ツーリングプランに組み入れてみてはいかがでしょうか。

走行時に注意したいこと
志賀草津道路には一部道幅も狭くなっており、カーブがきつく、勾配も大きい道も多くあります。そのためバイクでの走行は難儀に思えるかもしれません。地図を見る等、あらかじめ道路形状や高低差等も確認しましょう。また、天気も変わりやすいので防寒対策はぬかりなく行いましょう。
標高が高い渋峠付近になると酸素濃度や気圧が変化します。特にバイクで加速しながら坂道の上り下りをすると耳が遠くなる、めまい・息苦しさを覚えるというような、高山病に近い症状を感じることもあります。一気に通り抜けようとはせず、要所で必ず休息を取り、その場の気圧や酸素の濃度に慣れるようにしましょう。もちろん無理のない行程を立てることをおすすめします。
志賀草津道路への行き方・おすすめルート
志賀草津道路(国道292号線)は以下の区間を走るルートです。
起点:群馬県吾妻郡長野原町新須川橋交差点
終点:新潟県上越市寺町交差点
起点への行き方は以下の通りです。
東京からのアクセスルート
アクセス目安時間:関越自動車道 渋川伊香保料金所から約1時間10分
アクセス方法
関西地方からのアクセス
アクセス目安時間:上信越自動車道 東部湯の丸料金所から約1時間10分
アクセス方法
上越地方からのアクセス
アクセス目安時間:関越自動車道 月夜野料金所から約1時間10分
アクセス方法
志賀草津道路は国道なので、基本的に国土交通省の管轄ですが、途中で立ち寄る観光地でも、道路状況などを発表していることがあります。
お問い合わせ
上記協会のホームページでも道路状況を公開しているので、事前にアクセスして確認しておきましょう。
なお、志賀草津道路は以下の期間、閉鎖を行います。
冬季は積雪や路面凍結の危険があるので、上記の期間で交通規制が行われます。閉鎖期間はその年ごとに変わるので、事前に確認しましょう。
滋賀草津道路へは、起点の群馬県から入ることをおすすめします。途中に温泉などがあるほか、開通時期には雪の壁も見ることができます。群馬県側から入れば、駐車場にバイクを停め、雪の壁を歩いて散策することが可能です。
国道292号線はスキー場や逢ノ峰、白根山などいくつかの山を越えていきます。ワインディングロードもたくさんあるので、ドライビングを楽しみたい方にもおすすめの道路です。全長約114.3kmあり、約2時間30分を超える長いツーリングを楽しめるので、途中の休憩場所をマップで確認して決めるなど、計画を立てていくことをおすすめします。
まとめ
日本国内で空に一番近い国道である志賀草津道路は、温泉地等のリゾートへのアクセス道路としても利用されています。また、自然を直に感じられる場所です。つづら折りの道路や、山々の雄大な景色を堪能しに、志賀草津道路を走ってみてはいかがでしょうか。
本記事は、2016年12月9日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。