ツーリングに必須!バイクパンク修理キット(パンク修理剤)
パンク修理キットを日頃からバイクに搭載しているライダーは、それほど多くないかもしれません。しかし、長い距離を走るツーリングでは、パンク修理キットは備えておくべき装備です。代表的なバイクのパンク修理用品と、その使い方をご紹介します。
ツーリング時の必需品
バイクで最も身近に起こり得るトラブルの一つがタイヤのパンクです。街乗りの途中ならガソリンスタンドやバイクショップを探せますが、ツーリング中はそうもいきません。平坦な道であれば、まだパンクした状態でも動かせますが、人里離れた峠道等でパンクしてしまったら、バイクを押していくことすら困難です。長距離のロングツーリングを機に、パンク修理キット(パンク修理セット)やパンク修理剤を備え、いざという時のために使えるようになっておきましょう。
パンク修理キットの価格は1,000円台前半で、数回の修理が可能なのでコストが低く済むというメリットもあります。

パンク修理はシンプルで簡単
パンク修理キットはいくつかのパーツからなります。それらを使用した大まかなパンク修理の手順をご紹介します。
1.パンクの原因を取り除く
パンクをもたらす原因の多くは、路面に落ちている釘やネジがタイヤに刺さり、そこから空気が漏れることです。それをペンチ等で抜きます。
2.穴の形を整える
パンク修理キットにはドリルが付属しているので、それを用いて穴の形が均等な円形になるように整え、修理材が密着しやすいようにします。
3.修理材で穴を塞ぐ
ラバースティックという、タイヤと同じくゴムで出来た修理材と接着剤で穴を埋め、補修します。
4.余った修理材をカットする
修理材を3mmほど残してカットし、空気を規定量まで補充します。
表面のラバーセメントが乾くまで1時間ほど待てば完了します。
ツーリングに携帯出来るような携帯式のパンク修理キットは、持ち運びが出来るようコンパクトに作られているのに加えて、空気を入れる器具が付属しています。インフレーター(電動エアポンプ)が付属しているタイプもあります。
パンク修理剤スプレーならさらに簡単
パンク修理で最も簡単・便利なツールが、薬剤を穴に吹きかけるだけでパンクを修理する、パンク修理剤スプレーです。工具は不要で、バルブから空気と共に注入し、瞬間的に穴を塞ぎます。応急処置をして、スタンドのある場所まで移動するには十分な機能があります。チューブタイヤ、チューブレスタイヤのいずれにも使えるので、通勤用スクーターに積んでいるユーザーも多いタイプです。
パンク修理後にしっかり空気を注入出来るバイク用エアーコンプレッサーにも、持ち運びに便利なポータブルな物があります。ゲージ(空気圧系)と共に、ツーリング時に携行しておくと安心です。
まとめ
バイク用タイヤのパンク修理にも様々なタイプがあります。パンク修理キットや修理剤スプレー、エアーコンプレッサー等を用意しておけば、ツーリング途中の急なパンクにも対応出来ます。
本記事は、2016年11月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。