症状別!バイクが故障する原因と対策、修理工賃の目安
バイクの故障には必ず原因があり、症状に合わせた対策方法や修理方法を知らなければ、バイクが改善することはありません。故障時の症状や破損箇所により、修理工賃は変わりますが、おおよその費用の目安を把握しておくことは可能です。不動車になった場合でも、買取してくれる業者がいるので、相場や買取の流れについても確認しておきましょう。
バイクの故障症状リスト!原因と対策

バイクのアイドリングが不安定
パーツの劣化やバイクの状態が悪くなることで、アイドリングが不安定になることがあります。原因と対策を見ていきましょう。
キルスイッチの故障
キルスイッチはエンジンの点火系統と繋がっています。接点の腐食がある状態ではアイドリングが安定しなくなる症状が発生するのです。対策方法は以下を試してみましょう。
空燃比率が適正値でない
キャブレターの調整が行われていないバイクは、燃料を効率よく燃焼させることができません。以下の場合は、空燃比率が変わりやすくなるでしょう。
アイドリングが不安定になった場合はキャブ調整を行いましょう。
点火装置の異常
CDIやイグナイターに不調があると、点火制御が上手くいかず、アイドリング不調などを引き起こします。CDIやイグナイターは、基本的に交換が必要です。
オーバーヒートする
オーバーヒートの悪化によって、アイドリングが不調になる症状がでます。対策には以下を試してみましょう
排気漏れ
ガスケットの劣化などによる排気漏れも、アイドリングが不安定になる原因の一つです。対策方法には、ガスケットの交換など排気漏れの原因を特定し修理する必要があるでしょう。
バイクのエンジンがかからない
エンジンがかからない理由には電装系や吸排気系など、さまざまな原因があります。具体的な原因は以下の通りです。
キルスイッチが故障している
キルスイッチがOFFでも、以下の場合はエンジンがかからなくなる可能性があります。
対処方法として、キルスイッチの交換やキルスイッチのオーバーホールが必要となるでしょう。
エンジンの焼き付き
オーバーヒートやエンジンオイルの異常などが原因で、エンジンが焼き付いてしまうと動かなくなってしまうのです。もし焼き付きが起こっている場合は、エンジンを動かさない方が良いでしょう。エンジンの焼き付きは症状によって対策が変わります。
フラッシングは、エンジンオイルに添加するだけなので、安価に改善する期待がありますが、エンジンのオーバーホールは修理代が高額になる可能性があるでしょう。最悪の場合はエンジンの交換やバイクを廃車にしなければいけません。
バイクの長期間放置
燃料が入ったままバイクを長期間放置していると、燃料の腐敗やタンクのサビが原因でエンジンがかからなくなります。 対処法には以下があります。
長期保管前に、キャブレター内の燃料を抜いてない場合、少量の燃料が残っています。燃料の量が少ないと、タンク内よりも劣化が早いのです。タンク内やキャブレターのサビが酷い場合は、交換やオーバーホールが必要になるでしょう。
バッテリー上がり
多くのバイクは、エンジンをかけるためにセルを稼働させます。バッテリーが上がってしまうと、セルが動かないためエンジンをかけることができません。バッテリー上がりが発生する理由には以下が考えられます。
対処法には以下があります。
エンジンがかかれば、バッテリーに電気が流れ充電されるので、次回からはセルで起動することができるでしょう。バッテリー上がりを起こしたバッテリーは弱っているので、交換が必要となる可能性があります。漏電やジェネレーターの故障があれば、修理が必要です。
スパークプラグの異常
プラグは以下の状態では、正常に機能しません。
プラグに異常があれば、火花が散らないため燃料に火をつけることができないのです。カーボン被りは、プラグの自浄作用などで修復できますが、電極が溶けた場合は交換が必要となるでしょう。
点火装置の故障
CDIやイグナイターなどの点火装置が故障すると、エンジンがかからなくなる可能性があります。対策として、装置の交換が必要です。
バイクがオーバーヒートし、熱い
エンジンの温度が過剰に上がるとオーバーヒートを起こします。オーバーヒートの原因には以下が考えられるでしょう。
熱を逃がしにくい環境
以下の場合は、空冷エンジンではオーバーヒートする可能性がたかくなります。
空冷エンジンは、走行中の風でエンジンの熱を取り除きます。しかし、気温が高い場合や風がないと、エンジンの温度が高まりオーバーヒートを引き起こすのです。対処法は以下の通りです。
オーバーヒートを引き起こしたときは、バイクを安全な場所に置いてエンジンを冷やしましょう。風通しの良い場所に置けると、エンジンの熱を冷ましやすいです。注意点として、エンジンを冷やすために水などをかけると故障の原因になるので、あくまで自然に熱が下がるのを待つことが大切です。
また、オイルクーラーなどの大きさが、自分の乗り方に合っていないとオーバーヒートを引き起こしやすくなります。冷え過ぎも良くないですが、オーバーヒートの頻度が多い場合は、大き目のオイルクーラーや増設など行うことで熱を逃がしやすくなるでしょう。
空燃比率が正常ではない
空燃比が濃い場合や薄いとオーバーヒートを起こす可能性があります。キャブレターの調整を行い、空燃比率を正常に戻しましょう。キャブ調整が自分で行えないときは、バイクショップに依頼すれば調整をしてもらえます。
冷却水系のトラブル
トラブルは以下の原因が考えられます。
冷却水が少ないと、エンジンを冷やすことができなくなるため、オーバーヒートを引き起こしやすくなります。冷却水を補充し、減りが著しいときは冷却水関連のパーツが破損していないか点検して、破損しているパーツを交換しましょう。
バイクのギアが入りにくい
バイクのギアの異常は2つの原因が考えられます。
クラッチレバーやワイヤーの劣化
レバーやワイヤーは以下の理由で劣化しやすくなります。
劣化をすると、以下の症状が発生します。
対処法として、以下の方法があります。
2~3カ月に1回程度の点検やメンテナンスを行うことで、クラッチの操作性は維持しやすくなるでしょう。また、遊びがなかったり多くとり過ぎたりすると、ワイヤーやレバーに問題なくてもギアが入りにくくなる可能性があります。ワイヤーやレバーに劣化が見られた場合は、交換するようにしましょう。
ミッションの不具合
ミッションは以下が原因で故障します。
異常が発生すると、以下の症状がみられるようになるのです。
ミッションの不具合の対処法は、次を試してみましょう。
また、ギアチェンジをスムーズに行うことで、ミッションの不具合を予防することができるでしょう。ギアの損傷が激しい場合は、交換が必要になる場合もあります。
バイクのエンジンから異音がする
エンジンからの異音は以下の原因が考えられます。
オーバーヒート
冷却水が少ない場合、エンジンから「カリカリ」や「キンキン」といった音が聞こえてきます。対策として、冷却水を補充して漏れがないか確認することが大切です。オーバーヒートを頻繁に引き起こす場合は、他の原因を突き止めましょう。
エンジンの焼き付き
エンジンの焼き付きが発生すると、異音が聞こえるようになります。焼き付きが軽ければ、オイル交換やスーパーゾイルで問題が解消する場合もありますが、状態が悪いとオーバーホールや最悪の場合エンジンの交換が必要となります。廃車になってしまう可能性もあるため、早めに点検に出しましょう。
エンジンパーツに異常がある
エンジン周辺のパーツなどに異常があると、エンジンから異音に関係している可能性があります。たとえば、以下が音の原因となると考えられるでしょう。
パーツの異常を知るには、バイクのエンジンを分解する必要もでてきます。早めに対処して、状態を回復させましょう。
セルは回るがエンジンはかからない
セルが回る場合は、電装系以外に故障の原因が考えられます。
エンジンの焼き付き
エンジンが完全に焼きついてしまうと、エンジンが全く動かなくなります。対策として、オーバーホールをすれば改善する可能性がありますが、修理工賃が高額で、修理できなければ廃車かエンジンの積み替えが必要となるでしょう。
燃料がない
燃料が入っていないと、セルをいくら回してもエンジンは始動しません。高速道路や近くにガソリンスタンドがない場所で燃料切れになった場合は、ロードサービスに問い合わせて燃料を持ってきてもらいましょう。
オーバーヒート
オーバーヒート状態では、セルが回ってもエンジンが掛からなくなってしまうでしょう。対処法として、安全で涼しい場所にバイクを停車させ、エンジンを冷やすことが大切です。
スパークプラグの異常
プラグに異常があり、火花が散らなければエンジンを始動させることができません。スパークプラグの交換で改善できますが、すぐにプラグ被りが発生するときは、空燃比率が濃すぎる可能性が考えられるでしょう。
点火装置の故障
セルには電気が通っていても、点火装置に異常があるとエンジンは始動しません。たとえば、CDIが故障すると、エンジンは始動できないのです。対処法として、早急にバイクの点検と整備をして、点火装置の交換が必要となります。パーツによって修理費用が高額になることを覚えておきましょう。
バイクの燃費が悪い・悪くなった
バイクの燃費はパーツの劣化やメンテナンス不足が影響している可能性が高いです。
社外品のマフラーを使っている
純正品以外のマフラーにカスタムした場合、基本的に燃費は悪くなってしまいます。燃費が悪くなる原因は以下の通りです。
対策として、純正品のマフラーに戻すか、性能が良く純正品に性能が劣らないマフラーに変える必要があるでしょう。
タイヤの空気圧が適正ではない
タイヤの空気圧が低い以下のデメリットがあります。
ガソリンスタンドなどで、無料の空気入れがあるので、空気圧の調整を定期的に行いましょう。
タイヤの回転に関わるパーツ
エンジンの動きをタイヤに伝えるまでのパーツに異常があると、動力が効率よく伝わらなくなり、燃費が悪くなってしまいます。 駆動系のパーツの参考例は以下の通りです。
対応策として、定期的なメンテナンスをして劣化を防ぎながら、寿命や故障しているパーツを交換することが大切です。
バイクのマフラーから白煙がでる
マフラーから臭いのある白煙が出た場合は、以下の異常が考えられます。
オイル上がり
シリンダーとピストンの間にできた隙間にオイルが上がってくることで、ガソリンと共にオイルが燃えてしまう現象です。症状としてアクセルを吹かすと、マフラーから白煙が出てきます。対処法は以下の通りです。
オイル上がり添加剤やオイルの継ぎ足しは一時的な効果が期待できますが、多くはオイルが古いなど劣化していることが原因です。早めにオイル交換するのが得策でしょう。もし、ピストンリングを交換しなければいけない場合、修理費用は高額になってしまいます。
オイル下がり
シリンダーヘッドの吸気バルブシステムに隙間があると、燃焼室内にオイルが吸引され、ガソリンと一緒にオイルが燃焼されてしまいます。オイル上がりと違い、アクセルを吹かさなくても白煙がでてくるのが特徴です。オイル下がりの対策方法は以下の通りです。
オイル上がり同様、オイル下がり添加剤やオイルの継ぎ足しは一時的な効果なため、バルブシールの交換など、根本的なパーツの修理が必要となります。
バイクのエンジンがかかりにくい
バイクのエンジンがかかりにくい場合、以下の原因が考えられます。
バッテリーの劣化
セルを動かすのに十分な電圧がないと、エンジンがかかりにくくなります。バッテリーの劣化の対策は、バッテリーの充電や交換を行いましょう。
吸排気系の異常
エアクリーナーやマフラーなど、吸排気系に汚れが溜まっていると、燃料の燃焼が起こりにくくなり、エンジンがかかりにくくなります。例えば、以下のような場合です。
マフラーにハチの巣を作られてしまうなど、特殊な例もあります。対策方法として、定期的にエアクリーナーやマフラーの清掃が必要です。
レギュレーターの故障
蓄電に関わるレギュレーターが故障していると、電圧が下がりエンジンがかかりにくくなります。レギュレーターの故障は、テスターを使って確認します。異常があれば、バイクショップでレギュレーターの修理や交換が必要となるでしょう。
キャブレターの詰まり
ガソリンの劣化やサビによって、キャブレターが詰まるとエンジンがかかりにくくなります。応急処置として、キャブレターを外部から叩くと詰まりが解消する可能性もありますが、オーバーホールをして詰まりの原因を取り除くのが確実でしょう。
ガソリンに水が混入している
以下が原因で、ガソリンタンク内に水が混入することがあります。
水分量が増えると、燃料が燃えにくくなるためエンジンがかかりにくくなるのです。対処法には以下があります。
水抜きが終わった後は、リザーブに合わせた燃料コックを元に戻しましょう。
バイクが加速しない
加速性がなくなった場合、以下の原因が考えられます。
アクセルワイヤー(スロットルワイヤー)の劣化
アクセルワイヤーが劣化し、ワイヤーの遊びが増えると操作性が悪くなり、加速性も落ちます。遊びの調整をすると改善することができますが、劣化がヒドイ場合はワイヤー交換が必要です。
チェーンの遊びが適正ではない
チェーンは遊びが適正でなければいけません。理由は以下の通りです。
チェーンのメンテナンスには、チェーンカッターが必要です。遊びの量は、チェーンを下と上に押したときのたわみ幅を測ります。目安はバイクに注意事項として記載されているので、確認してみましょう。もし、注意事項が書いていない場合など、チェーンの遊び調整がセルフで出来ない場合は、バイクショップでメンテナンスしてもらいましょう。
スプロケットの劣化や破損
チェーンとスプロケットの噛み合わせが悪いと、動力が伝わりにくくなり加速性が落ちてしまいます。スプロケットを変えなければチェーンを変えても、加速性が戻ることはないでしょう。
空燃比率の異常
適正な空燃比率でなければ、低速や高速でもたつくため、加速性が悪くなります。キャブ調整を行い、適正な空燃比率に合わせましょう。
社外品のマフラーを使っている
抜けが良いマフラーだと、トルクが上がりにくくなってしまいます。そのため、始動時の馬力がなく、加速性が著しく下がってしまうのです。純正品か性能が良いマフラーに変える必要があるでしょう。
バイクのハンドルが揺れる
走行中にバイクのハンドルが揺れるのは、以下が原因と考えられます。
タイヤの空気圧が低い
タイヤに十分な空気圧がないと、以下の症状が発生します。
対処法は、ガソリンスタンドなどでタイヤの空気圧を調整することです。また、空気を入れても直ぐに空気が抜ける場合は、パンクやバルブの劣化などが考えられます。空気を入れながら洗剤やパーツクリーナーをつけて、空気漏れがないか確認してみましょう。漏れが発見できた場合は、パンク修理やバルブ交換が必要になります。
ハンドルの曲がり
転倒をしてハンドルが曲がると、左右のバランスが崩れてハンドルの揺れを感じるようになります。応急処置には以下を試してみましょう。
人力で修正すると、修理費用が抑えられるメリットはありますが、失敗のリスクもあるため新品への交換がおすすめです。
ステムナットの緩み
ハンドルを止める軸となっているステムナットが緩んでいると、ガタガタと振動が発生します。ステムナットを締めて、がたつきがないようにしましょう。
ステムベアリングの摩耗
ステムナットの中に仕込まれているベアリングが摩耗すると、がたつきや振動の原因となります。がたつきを修理するには、ステムベアリングの交換が必要です。
フロントフォークの曲がり
外部から強い衝撃を受けた場合、フロントフォークが曲がってしまう可能性もあります。まっすぐで平らな道でも、まっすぐバイクが走らない場合はフロントフォークが原因の可能性があるのです。以下の対策方法を試してみましょう。
ディスクローターの変形
ブレーキをかけるために重要なディスクローターが、転倒などが原因で曲がると、走行中に擦れたりして揺れや振動となります。以下のような場合、変形してしまうでしょう。
対策として、ディスクローターの交換やブレーキパッドの調整を行うようにしましょう。
後部座席に重い荷物をのせている
テールボックスなどを取り付けて、重い荷物をのせると、前輪の路面との摩擦が減ってしまいハンドルがぶれることがあります。テールボックスを外すなど、重心のバランスを取る事で振動は収まるでしょう。
タイヤのバランスが悪い
高速走行をするときや大型バイクに乗る場合、タイヤのバランスが悪いとハンドルのブレにつながります。セルフでバランス調整が難しい場合は、専門店に依頼するようにしましょう。
バイクのブレーキが効きにくい
ブレーキが効かなくなる原因は以下の通りです。
ブレーキパッドの摩耗
ブレーキをかけるために必要なパッドで、ある程度の厚さがないとブレーキをかけることができません。定期的に点検をして、パッドが薄くなったときは交換をしましょう。
キャリパーピストンの固着
ブレーキパッドを押さえるパーツにキャリパーピストンがあります。キャリパーピストンが固着すると、ブレーキパッドが動かず、ブレーキが効きにくくなるのです。そのまま走行すると危ないため、定期的にバイクを押しがけして、ブレーキから音が鳴らないか確認しましょう。対策として、キャリパーピストンの交換が必要となります。
マスターシリンダーにエアが入っている
油圧ブレーキのブレーキフルード(ブレーキオイル)に空気が混ざっていると、油圧の機能が低下します。ブレーキを握って、ふわっとした感じがあれば空気が残っているのでエア抜きを行いましょう。対処法は以下の通りです。
バイクのシフトが入らない・入りずらい
シフトの不調には以下の原因が考えられます。
クラッチの遊びが適正ではない
クラッチの遊びが適正でないと、以下のような状態となります。
対策として、適切な遊びに調整することで、シフトを入れやすくできるでしょう。
シフトパーツの潤滑油切れ
シフトパーツは、ギアを入れるためのベアリングなどがスムーズに動かなければシフトチェンジしにくくなります。グリスや潤滑スプレーを使用して、ベアリングの動きを維持するように心がけましょう。
クラッチワイヤーの伸び
ワイヤーが伸びきっていると、遊びを調整してもクラッチのフィーリングが戻らないことがあります。新しいワイヤーに交換すれば感覚は戻るでしょう。
バイクのエンジンが焦げ臭い
エンジンが焦げ臭く感じたときは、以下の理由が考えられます。
マフラーで何かが焦げている
エンジンオイルが漏れてマフラーについたり、走行中にビニールがついて焦げたりするとエンジンから異臭を感じるようになります。臭いを感じたときは、まずマフラーを確認し、臭いの元を取り除きましょう。
ブローバイガスの漏れ
ブローバイガスが通るパイプが破損し、ガスが漏れると異臭の原因となります。破損部分の修理が必要となるでしょう。
ワックスがエンジンについて焦げている
メンテナンス用ワックスがエンジンに付着すると、高熱になったときに焦げてしまい臭いが発生します。エンジンについたワックスを拭き取れば解決です。注意点として、エンジンが熱いときに作業しないようにしましょう。
バイクの故障の症状別!修理工賃の目安

アイドリングが不安定な時の修理工賃
アイドリングが不安定な場合は以下の修理が考えられます。
キルスイッチなどが原因の場合は、部品代を合わせて1万円以内で収まる可能性があります。空燃比率の調整は工賃が高いですが、適正値に直さなければエンジンの焼き付けなどが発生し故障するリスクが高まってしまうのです。2次リスクをなくすためにも、早めに空燃比調整をした方が良いのです。点火系装置はパーツ代が高く、CDIは6,000円程度から3万円以上するものもあるので、事前に見積もりを出してもらいましょう。
バイクのエンジンがかからない時の修理工賃
エンジンがかからない場合は、以下の対処法が考えられます。
エンジン関係に異常があった場合、バッテリーやプラグなどの交換なら比較的安く修理できますが、エンジンやキャブレターのオーバーホールになると工賃が高くなります。エンジン関係の修理に関しては、バイクの乗り換えをした方が安くなる可能性もあるでしょう。
バイクがオーバーヒートし、熱い時の修理工賃
オーバーヒートした時の対処方法は以下の通りです。
ウォーターポンプやオイルクーラーが原因の場合は、パーツ代も安くないので修理料金が高くなる可能性があります。しかし、オーバーヒートを繰り返すとエンジンの焼き付きなど他の故障も引き起こしやすくなるので、早めの対処が必要です。
バイクのギアが入りにくい時の修理工賃
ギア関連の修理工賃は以下の通りです。
クラッチレバーやクラッチワイヤーの交換は、比較的安価に修理できます。ミッション関係が壊れている場合は、修理料金が高額になる可能性があるため、事前に見積もりを出してもらいましょう。
バイクのエンジンから異音がする時の修理工賃
エンジンの異音は以下の修理例があります。
フラッシングや冷却水の補充で問題が解決すれば、修理費用を抑えることが期待できますが、重度の場合はエンジンのオーバーホールが必要になることや、廃車にしなければいけなくなるでしょう。
セルは回るがエンジンはかからない時の修理工賃
セルだけが回る場合、以下の修理例が考えられます。
点検をして、故障個所によって修理費用に差がでます。燃料切れの際は、ロードサービスや保険に入っていれば10リットルの燃料を運んできてもらえるサービスが受けられるでしょう。しかし、年1回までという条件や、有料の場合普通のガソリン代より高く請求されることもあることを覚えておきましょう。
バイクの燃費が悪い・悪くなった時の修理工賃
バイクの燃費が悪いと感じた場合は、以下の対処法があるでしょう。
特殊なマフラーの場合、手間がかかる分工賃が高くなります。タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドなどでも無料補充できますが、窒素を入れている場合はお金がかかるでしょう。駆動系パーツに関しては、分解する手間が大きい部位ほど工賃が高くなります。
バイクのマフラーから白煙がでる時の修理工賃
オイル上がりやオイル下がりは、以下の修理方法が考えられます。
オイル上がりが原因なら、オイル交換で問題が解決する場合があるため修理費用は抑えられます。オイル下がりの場合は、バルブシールの交換で手間がかかるため、工賃が高くついてしまうでしょう。
バイクのエンジンがかかりにくい時の修理工賃
エンジンが始動しにくいときは、以下の修理方法が考えられます。
エンジンがかかりにくい時は、吸排気系やバッテリー関係の修理が主になるでしょう。バイクの排気量が高く、気筒数が多くなると、数に応じてキャブレターのオーバーホール工賃は高くなります。
バイクが加速しない時の修理工賃
加速が悪い場合、以下の修理方法が考えられます。
ワイヤーやチェーンなどの工賃は、交換時に分解する手間が多いほど高くなります。また、パーツにこだわれば、それだけ修理費用が高くなるでしょう。
バイクのハンドルが揺れる時の修理工賃
ハンドルのブレは、以下の修理で改善する可能性があります。
ハンドル交換で修理費用が高くなるのは、ステムベアリングの交換とフロントフォークの交換です。テールボックスが原因の場合は、テールボックスを取り外せば問題は解決するので、事前に自分で取り外し、ぶれないか確認するのも良いでしょう。
バイクのブレーキが効きにくい時の修理工賃
バイクのブレーキは以下の方法で改善が見込める可能性があります。
キャリパーピストンの交換は、キャリパーの数に応じて工賃は高くなります。ブレーキオイルの交換が必要なく、エア抜きだけすむようなら、工賃を押さえることができるでしょう。
バイクのシフトが入らない・入りずらい時の修理工賃
シフトに異常がある場合は、以下の修理方法があるでしょう。
シフトパーツ関連は、故障している箇所が多いほど高額になります。エンジンの脱着が必要となれば、工賃は高額になるでしょう。
バイクのエンジンが焦げ臭い時の修理工賃
マフラーの位置などが悪い場合は、以下の修理工賃で改善することができます。
基本的に交換や修理が必要とならない事例も多いですが、特殊なマフラーを使っており、ゴミを巻き込むことが多ければ、マフラーを交換した方がリスクは少なくなります。ブローバイガスの漏れが原因の場合は、原因が多岐にわたる可能性があるので、点検をしてもらい事前見積もりを出してもらいましょう。
走行中、バイクが故障したら?

バイクが故障した時の対処法3選
1:自走不能の場合
一般道でバイクが動かなくなってしまった場合は、以下の行動をとりましょう。
まずは自分とバイクを安全な場所に移動させることが大切です。故障したからといって、交通の妨げになってはいけないので、自分での移動が難しい場合は周りのドライバーに助けてもらいましょう。道路の路肩に停める場合は、バイク用の三角板を使い、後続車に停車している意思を伝えることが大切です。落ち着いてからロードサービスなど、バイクを移送する手配を行いましょう。
2:高速道路でバイク故障を起こした場合
一般道と違い、高速は基本的に停止する場所はありません。しかし、対処方法は一般道のときと似ています。
一般道とは違い、高速道路はハイスピードで車やバイクが走行しています。そのため、路肩に寄せる際や三角板を置くときにも十分な注意をしなければ、2次被害が発生する可能性が高くなるのです。まずは自分とバイクの安全を確保し、交通の妨げにならないよう行動しましょう。安全が確保されてから、バイクを移送する手配を行います。
3:ロードサービスでレッカー又は運搬してもらう際の手順
ロードサービスを利用するときは、以下の要点を押さえましょう。
伝えること
自分のいる場所は、スマホの地図アプリなどを使えれば把握することができるでしょう。もし、使えない状況の場合は、道路名や近くに目印になるものがあれば伝えるようにしましょう。また、バイクの故障状況を伝えることも大切です。動かなくなった原因によっては、その場でトラブルが解消する可能性もあります。車種を伝える理由は、レッカーの際積み込めるかも重要になるためです。大型バイクだと、積み込むのに人手がいる場合もあるので、問い合わせがあった内容には必ず答えるよう心がけましょう。次にレッカー後のバイクの処理方法です。
故障したバイクは、自宅や駐車場に置くか、修理工場に移送するかを選べます。修理工場に運んだ場合、バイクをどうするか悩んでいると保管料がとられるので、早めの決断が必要です。
故障したバイクを買い取ってもらうには?

動かないバイクは買取可能?
事故車や不動車で、動かなくなってしまったバイクでも買取を行っている業者は多数あります。買取を行ってくれる理由には以下が考えられるでしょう。
中古バイクを扱う業者には、事故や長期保管で故障したパーツを交換して販売する業者もいます。また、車体が破損して壊れてしまった場合でも、パーツを取り外して中古品やリベルト品として販売することも可能でしょう。もし、壊れているバイクが日本では価値がなくても、海外では活用できる場合があります。海外販売ルートを持っている業者は、ある程度ヒドイ状態でも買取や引き取りを行ってくれる可能性が高いでしょう。
買取価格の相場を知りたい
買取価格は以下の要素で変わります。
海外製の大型バイクの場合、不動車でも数十万から数百万の値段がつくこともあります。また、不動車でも状態がよければ高く買ってくれることもあるでしょう。もちろん業者によっても査定額が変わってきます。買取を行うまえに、必ず複数の業者に査定をしてもらい、相場を把握することが大切です。
買取の流れが知りたい
今回は出張査定の流れをご紹介しましょう。
出張査定の場合
必要な書類
店頭査定は、持ち込みをおこなえれば即日でも査定してもらえますが、複数の業者に査定依頼したい場合は出張査定がおすすめです。必要な書類はバイクの排気量や状態によって違いがあります。また、戸籍などが変わっている場合に必要な書類もあるので、査定前に業者へ問い合わせて用意しておくと契約までスムーズです。インターネットで複数業者に申し込めるサイトも増えているので、上手に活用してできるかぎり高値で買取してもらいましょう。
本記事は、2018年10月15日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。