キーシリンダーが壊れてバイクのエンジンがかからない!症状や交換費用を解説
「バイクの鍵が回らなくてエンジンがかけられない」
「スペアキーもなくしてしまった」
そんなときには、キーシリンダーの交換が必要かもしれません。キーシリンダーはバイクのエンジンをかけるために重要な部品です。そのため、キーシリンダーの交換が必要な状態になってしまうと、バイクに乗ることができない状況になってしまうこともあります。
この記事では、キーシリンダーの交換が必要になる症状や対処方法、キーシリンダーの交換方法や交換費用について解説します。
バイクのキーシリンダー交換が必要になる症状や対処方法
バイクのキーシリンダーは、通常の利用であれば頻繁に故障してしまうものではありませんが、経年劣化や内部に異物が混入するなどして、壊れてしまうことがあります。
ここでは、バイクのキーシリンダー交換が必要になる症状や対処方法を解説します。
キーシリンダー交換が必要となる症状
キーシリンダーの交換が必要となる症状は以下のとおりです。
経年劣化によって、キーシリンダー本体が故障してしまったときは交換が必要になる可能性が高いですが、鍵が差し込みづらくなったり、鍵の左右の動きが悪くなったときには、適切な対処をとることで直る可能性もあります。
キーシリンダーが故障した際の対処方法
バイクのキーシリンダーに鍵を差しても動きが悪い際には、シリンダー内部の確認を行なってください。完全に鍵が動かなくなっていなければ、鍵穴専用のパウダー潤滑剤を使ったり、内部の錆を取ることで、対処できる場合があります。
また、バイクの鍵をスペアキーも含めて紛失してしまった場合、鍵屋にキーシリンダーから鍵を複製してもらうこともできますが、費用が高額になってしまいます。
もし、紛失した鍵がイモビライザー内蔵のものの場合は鍵屋でも複製してもらえず、キーシリンダーごと交換しなくてはいけない可能性もあります。
バイクのキーシリンダー交換費用
キーシリンダーの交換費用は、部品代が1万円前後、工賃は6,000円前後かかるので、2万円近くかかるのが相場です。さらに、キーシリンダーに給油口を開ける機能や、盗難防止シャッターなどの防犯対策が付いているキーシリンダーの場合、部品代が高くなってしまい、部品代だけでも2万円前後かかります。
また、キーシリンダーの部品代を抑えるため、インターネットオークションなどで購入したキーシリンダーをバイクショップへ持ち込む際には注意が必要です。
バイクショップによっては、「取り付け後の保証ができない」「バイクと適合していない」という理由で持ち込みを断られてしまうことがあるので、依頼を検討しているバイクショップへ持ち込みが可能かどうか、事前に確認するようにしてください。
バイクのキーシリンダー交換方法

バイクのキーシリンダーは自分で交換することも可能です。しかし、盗難防止のためにトルクスボルトで締められているので、専用の工具が必要になります。キーシリンダーの交換方法は以下のとおりです。
以上で、バイクのキーシリンダーの交換は完了です。
キーシリンダーの交換で特に気を付けたいのが、キーシリンダーの交換をする際に、ネジロック剤を必ず塗布することです。ネジロック剤が塗布されていないと、簡単にキーシリンダーを外せてしまい、鍵がなくてもエンジンを始動できてしまいます。
キーシリンダーの交換は、特殊な工具を利用したりもするので、作業に自信がない方は無理をせずにバイクショップや専門店に依頼するようにしてください。
まとめ
今回は、キーシリンダーの交換が必要になる症状や対処方法、交換方法、交換費用について解説しました。
バイクのキーシリンダーは、エンジンをかけるために重要な部品です。そのため、キーシリンダーが故障したり、スペアキーを含めてバイクの鍵を紛失してしまうと、キーシリンダーの交換が必要になります。
キーシリンダーの交換自体は自分で可能ですが、防犯面を考えてもネジロック剤の塗布を忘れてはいけません。
取り付けがあまいだと、キーシリンダーを取り外されて、盗難にあう可能性があります。
キーシリンダーの取り付けに不安な方は、無理をせずバイクショップに依頼することをおすすめします。
本記事は、2020年6月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。