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バイクの燃料コックの漏れや詰まりの原因は?対処法や交換方法まとめ

「走行中でもバイクからガソリンの匂いがする」「急激に燃費が悪くなった」「バイクに乗る前には地面にシミがある」ということはありませんか?
このような症状は、バイクの燃料コックの破損が原因かもしれません。バイクの燃料コックの故障は火災などにもつながる、危険で重大なトラブルです。

そこで今回は「バイクの燃料コックの漏れや詰まりの原因、対処方法や交換方法」を詳しく解説します。

バイクの燃料コックからの漏れの原因と対処法

バイクの燃料コックが何らかの原因で破損し燃料が漏れると、燃費が悪くなるだけでなく、下手をすればガソリンなど可燃性が高い液体に引火してしまう危険性もあり、早急な対処が必要です。

以下では、燃料漏れの原因に関連する部品と対処法を紹介していきます。

Oリング

燃料漏れの原因になる部品で代表的なのがOリングです。Oリングは燃料コックのレバーの裏側に付いている細いゴム製のリングで、押し付けられることで燃料の経路を遮断する仕組みです。Oリングに亀裂や損傷があると、隙間から燃料漏れを起こしてしまいます。純正のOリングでも数百円から購入ができ、燃料コックを分解すれば簡単に交換することができます。

ゴムパッキン

ゴムパッキンも、Oリングと同様に亀裂や損傷が多くなる部分です。これらのゴム素材のパーツは、経年劣化によっても燃料漏れを起こす場合があります。純正部品でもゴムパッキンは800円前後で購入ができますこちらも、燃料コックを分解すれば簡単に交換可能です。

ホース

何かの拍子で燃料ホースの固定が緩んだときなどに燃料漏れを起こすことがあります。緩んでいる場合はクリップの固定や差し込み直して対処します。亀裂が入っているなどの場合は交換が新しいものと交換しましょう。燃料ホースは300~2,000円ほどで購入可能で、見えている部分であれば工具を使わずに交換できます。

燃料コック

燃料コック自体が故障している場合、ON-OFFの切り替え部分から燃料漏れを起こします。交換にかかる費用は、車種によっても異なりますが、5,000円前後の工賃が必要です。

バイクの燃料コックの詰まりの原因と対処法

バイクの燃料コックの詰まりの原因と対処法

バイクの燃料コックの詰まりの主な原因は、タンク内の錆や汚れです。タンク内の錆や汚れが燃料コックを通過するときに詰まってしまうことがあるのです。燃料コックが詰まると、ガソリンはあるのにガス欠のような症状を起こすなどトラブルにもつながります。ここでは、燃料コックの詰まりの対処法を詳しく解説します。

錆の除去をするときは、タンクを一度外してタンク内を空にしてからの洗浄する必要があります。
市販で売られている錆取り剤を利用するのも良いですが、強い錆取り剤を使ってしまうとタンクに穴が開いてしまう可能性があるので注意が必要です。そのため、薬品は適するものを正しく使用してください。
もし自分でおこなうのが難しい場合は、バイクショップなどで専門知識がある方に依頼するのも良いでしょう。

汚れ

給油時に燃料キャップを開閉するだけでも、バイクのタンクには汚れが混入する場合があります。目視して錆などがなくても、タンクの底に汚れが沈んでおり、燃料コックが詰まってしまうこともあります。このような場合は、タンク内を一度清掃することをおすすめします。
燃料タンクを取り外して燃料コックを外し、ガソリンを透明な容器に移せばタンク内の大きなゴミを確認できます。タンクの底にゴミが残っている場合は、水やぬるま湯を入れてゴミを流し出します。

バイクの燃料コックの交換方法

バイクの燃料コックを交換する際には必ず燃料タンクの中身(ガソリン)を空にし、以下の手順でおこないましょう。

  1. まず燃料が空になっていることを確認したら、燃料コックをOFFまで回す
  2. 燃料ホースと負圧ホースを抜く
  3. バイクのシートとサイドカバーを外す
  4. タンクを固定しているボルトを外し、タンクをおろす
  5. 燃料コックアッシーを交換する
  6. タンクをもとに戻し、ボルトをとめる
  7. シートとサイドカバーを取り付ける
  8. 燃料ホースと負圧ホースを接続する

燃料タンクにガソリンを戻すときに、ガソリンが漏れないかを確認してください。また、作業の途中でバンドの締め忘れや、Oリングの付け忘れには注意しましょう。

まとめ

今回は燃料コックの損傷による漏れの原因や対処法を解説してきました。バイクの燃料コックの漏れや詰まりは燃費が悪くなるだけでなく、引火の可能性もあり非常に危険です。燃料漏れに気が付いたらすぐにエンジンを切り、火気には注意してください

燃料コックの漏れや詰まりの対処法は、燃料コックアッシーごと交換するかガソリンが漏れている箇所を探すことです。自分で対処する場合は自分で対処するのが難しい場合は、バイクショップに依頼するのが危険も少なく、おすすめです。

本記事は、2020年5月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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