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バイクのヒューズがすぐに切れる!原因や交換方法を紹介

「バイクのヒューズがすぐに切れてしまう」「ヒューズ切れの原因は?」「交換はどうしたらいい?」
そのような悩みを持つ方もいることでしょう。

バイクのヒューズが切れるのは、ショートや漏電などにより「過電流」が発生することが原因です。ヒューズ切れの原因が特定できれば、ヒューズを交換すること自体は難しくありません。この記事では、バイクのヒューズが切れる原因とヒューズ交換の方法をご紹介します。

ヒューズとは

ヒューズとは

ヒューズとは、決められた容量以上の大きな電流(過電流)が流れないようにするための部品のことです。家庭の電気設備なら「ブレーカー」に相当します。

メーターやランプ、セルなどのバイクの電装部品はすべて、流すことができる電気の容量が「10A(アンペア)」や「20A」などと決められています。したがって、決められた容量以上の過電流が流れるとダメージを受けることがあります。ヒューズは過電流による電装系部品のダメージを避けるために設置されます。

ヒューズは過電流が流れると溶ける素材で作られています。例えば10Aのヒューズなら10A以上の電流が流れると、20Aのヒューズなら20A以上の電流が流れると溶けて切れるようになっています。

家庭の電気設備なら、過電流が流れても落ちたブレーカーのスイッチを上げれば元に戻ります。しかし、ヒューズは一度切れると元に戻すことができません。切れたヒューズは交換することが必要です。

ヒューズが切れる4つの原因

ヒューズが切れる主原因は前述の通り「過電流が流れること」です。それではなぜ過電流が流れるのでしょう?考えられる原因は4つあります。

ショート

過電流が流れる原因としてまず考えられるのは「ショート」です。ショートとは、あいだに何の電装部品も介さず電気が流れることです。例えば、バッテリーのプラスとマイナスを直接つなげばショートが起き、理論的には無限大の電流が流れます。

ショートは、電装系回路のどこかで、被覆が破れて金属線が露出するなどした配線や端子同士が接触することによって起こります。どこでショートが起こっているかは、回路の各所にテスターを当てながら調べなくてはなりません。

漏電

漏電とは、配線や端子の被覆が破れることなどが原因となり、電装系回路の外に電気が流れ出ることです。
ホコリや水などを通じて回路の外に流れ出た電流は、ショートの場合と同様に電装部品を通さずにいくらでも流れて出てしまうため、過電流が発生します。
漏電が起きた場合にも、テスターを使用しながら漏電箇所を調べなくてはなりません。

レギュレーターの不調

レギュレーターの不調で「過充電」が起こることにより過電流が発生することもあります。レギュレーターは、エンジンの回転数が低いときと高いときとで電気の量が変化する発電機からの電流を、一定の電圧へと安定させるものです。レギュレーターが故障すれば電圧が不安定になったり、「過充電」が発生することがあるのです。

取り付けた電装部品の使う電気がヒューズのアンペア数より大きかった

取り付けた電装部品の使う電気がヒューズのアンペア数より大きかった場合にも、過電流が発生してヒューズが切れることがあります。家庭などでも、電子レンジとエアコンを同時に使うとブレーカーが落ちた、などのケースがあるのではないでしょうか?考え方はそれと同じです。

ヒューズが切れたときの交換方法

ヒューズが切れたときの交換方法を見ていきましょう。

1. フロントシートを外す

最初にフロントシートを外します。ヒューズが設置されている「ヒューズボックス」は、シートの下にあることが多いです。

2. ヒューズボックスのカバーを開ける

ヒューズボックスのカバーを開けると、複数のヒューズがあるのが見えます。このうちどれが切れたヒューズなのかを探します。

ヒューズボックスのフタに、どのヒューズがどの電気系統なのかの説明が書いてあります。これを見て目星をつけたヒューズを試しにラジオペンチなどで抜いてみましょう。横から見ればヒューズが切れているかどうかが確認できます。

もし確認したヒューズが切れていなければ、そのヒューズはいったん元の場所へ戻してから、別のヒューズを見てみます。

3. ヒューズを交換する

切れているヒューズを見つけたら、新品のヒューズと交換しましょう。ヒューズボックスには複数のアンペア数のヒューズがあります。アンペア数を間違えないよう気をつけましょう。

ヒューズ切れの作業実績一覧はこちら

まとめ

バイクのヒューズが切れる原因およびヒューズ交換の方法をご紹介しました。
ヒューズがすぐに切れる場合は、まず原因を特定し、修理や部品交換をすることが大切です。原因を改善せずにヒューズ交換だけおこなっても、ヒューズはまたすぐ切れてしまうことになります。
ただし、ヒューズが切れる原因を調べるためには、電装系の知識とテスターなどの機器が必要となってきます。自分では難しいと思った場合は、ショップや整備工場に修理を依頼するのが良いでしょう。

本記事は、2020年5月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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