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バイクのハンドルが重い!原因と対処法を知って安全な走行を

バイクのハンドルが重いと感じていませんか?ハンドルが重くて走行や取り回しに支障が出そうな場合、迷わずメンテナンスをおこなってください。

この記事では、ハンドルが重くなる原因や対処方法について解説していきます。適切なメンテナンスで走行時の快適性と安全性を高めて、充実したバイクライフを送りましょう。

バイクのハンドルが重いときには走行しても良い?

エンジンをかけずに車体を押す際に、「以前より重くなった」と感じたら、足回りの不調のサインかもしれません。特に、ハンドルが重くて鈍い、取り回しにくいと感じられる場合は、高い確率で関連するパーツに不具合が出ています。

「エンジンが安定しているから」「走行時はハンドルの重さを感じないから」といった理由で走行を続けていると、予期せぬトラブルが起こる可能性もあるため、注意してください。

また、走行時にハンドルがブレたり、真っ直ぐ走っているのにふらつくような現象が見られたら、足回りの不具合・メンテナンス不足が疑われます。

ハンドルの異変に気がつきながら走行を続けることは危険です。走行時の安全性や快適性を高めるためにも、ハンドルが重くなる原因と適切な対処方法を知っておくことが大切です。

バイクのハンドルが重い原因は?

バイクのハンドルが重い原因は?

バイクのハンドルが重い場合、以下のような原因が考えられます。

タイヤの空気圧

タイヤの空気圧が低下すると、タイヤと地面の間に生まれる抵抗が増し、取り回しが重く感じるようになります。走行時はハンドリングのレスポンスが鈍ったり、タイヤに過度な負担がかかったりすることで「重い」と感じることもあります。タイヤの空気圧は、長期間乗らずにバイクを放置したり、長距離(1,000km以上)走ったりすることで低下します。

タイヤの摩耗

タイヤが摩耗すると安定性が損なわれやすく、走行時にハンドルがブレる可能性があります。タイヤの摩耗は経年劣化のほか、空気圧の低下が原因で起こることが多いため、こまめにタイヤの空気圧をチェックすることが大切です。

ステムベアリングの不具合

長年放置されたバイクやメンテナンスが行き届いていないバイクは、ステムベアリングに不具合が出ている場合があります。グリス切れやサビなどでステムベアリングの動きが鈍くなっていると、ハンドリングが重く感じられることがあります。

ステムナットの不具合

ステムナットが緩んでいると、ハンドルの操作性が悪くなり、走行時にガタツキを感じやすくなります。反対に、強いトルクで締めすぎると、ハンドルが重くなる原因となります。規定のトルク値で締められているか確認しましょう。

ハンドルシャフトの歪み

衝突や転倒などによりハンドルシャフトに歪みがあると、ハンドルの操作性が悪くなる可能性があります。ハンドルシャフトのわずかな歪みは目視で点検することが難しいため、転倒後などでハンドリングに違和感があれば、バイクショップへ点検を依頼しましょう。

ブレーキの引きずり

ブレーキ周りに不具合があると、ブレーキが引きずられて走行性が著しく低下する場合があります。主に、ブレーキキャリパーやブレーキパッドのサビ、ブレーキの固着が原因となります。

チェーンの異常

ドライブチェーンのメンテナンスが行き届いていないと、車体を押して動かす際に通常時以上の重さを感じるようになります。オイル切れやサビが発生したまま放置すると、走行性が低下するだけでなくチェーン寿命を縮める原因にもなるため、注意してください。張り調整が適切でない場合も、バイクが重いと感じる原因になります。

過積載

積載量が多い状態で走行すると、重心が車体後部に移動しやすく、ハンドリングにフラつきが出やすくなります。リアボックスやキャリアに重い工具・ツールを積んでいる、タンデム走行が多いという方は、過積載になっていないか、速度を出しすぎていないかといった点に注意しましょう。

バイクのハンドルが重いときの対処法

バイクのハンドルが重い場合、原因に合わせたメンテナンスを素早くおこなうことが大切です。空気圧や積載量などを日々チェックしながら、必要に応じて以下のメンテナンスを取り入れていきましょう。

タイヤ交換

空気圧が適正値を下回っていた期間が長いと、前述のとおり、タイヤが摩耗している可能性があります。走行の安全性を高めるためにも、タイヤに摩耗が見られたら、素早くタイヤ交換をおこないましょう。

部品の調整

ステムベアリングやブレーキパーツ、ドライブチェーンなどは、日ごろのメンテナンスで正常な働きを保つことができます。汚損・消耗が見られるパーツは、洗浄・交換をおこない、ナットやボルトに緩みがある箇所は適正なトルク値で増し締めしましょう。

バイクショップに依頼

バイクのセルフメンテナンスは、パーツ・内容により難易度が異なります。チェーンの注油やナット・ボルト類の増し締めなどの簡単な作業は個人で実施して、専門技術が必要な作業は、バイクショップへ依頼すると安心です。

ハンドルが重い場合は、足回りのパーツに不具合が見られることが多いため、無理なセルフメンテナンスは危険です。不安があれば、安全性を考慮して信頼のおけるバイクショップへ作業を依頼しましょう。

まとめ

  • ハンドルが重いときは、原因(症状)を解消できるまで走行しない
  • ハンドルが重い原因は、主に足回りに関連するパーツの不具合や劣化
  • ハンドルが重い、ハンドルにふらつきがあるときは、原因に合わせた対処法を実施
  • セルフメンテナンスは簡単な作業のみ実施し、複雑な作業はバイクショップへ依頼すると安心かつ安全

本記事は、2020年3月27日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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