スプレーガンでバイク塗装!コンプレッサーの選び方とおすすめ機種3選
本格的に塗装をするのであれば、スプレー缶ではなくスプレーガンを使用したほうが圧倒的に作業しやすいです。しかし、エアーコンプレッサーは容量や大きさ、騒音レベルなど、様々な要素があるため「選ぶのが難しそう」と感じる人も多いでしょう。
そこで今回は、「エアーコンプレッサーの選び方とおすすめ機種」についてご紹介していきます。
コンプレッサーの構造と選び方
エアーコンプレッサーの構造は車やバイクのエンジンに似ており、電動で(一部ガソリン式モデルもあり)ピストンを動かして空気を圧縮し、タンク内に空気を貯め込みます。タンク内の圧縮した空気を吐出することで、スプレーガンやエアツールなどを駆動することができます。
続いてエアーコンプレッサーの選び方ですが、以下のような点から判断するといいでしょう。
オイル式かオイルレスか
エアーコンプレッサーにはオイル式のものとオイルレスのものがあります。オイルレスはオイルなしでピストンを稼働させるため耐久性や連続稼働時間がオイル式よりも劣りますが、オイルがエアに混ざらないため、塗装用途に向いています。
一方オイル式は高耐久で連続稼働も可能ですが、オイル交換の手間やエアにオイルが多少混じってしまうなどの欠点もあります。エアツールなどを使用する際はオイル式のほうが向いているでしょう。
タンク容量
タンク容量が小さいと、頻繁にコンプレッサーが稼働するためうるさく、吐出圧力もすぐに下がってしまいます。できれば大きな容量のタンクを持つコンプレッサーのほうがおすすめです。
馬力
空気を圧縮するスピードやパワーに影響します。馬力が高いほうがすぐに圧力が上がるため、ストレスは少ないでしょう。なお、車では馬力はPSと表記しますが、コンプレッサーの場合はkwで表記されます。
大きさ重さ
置き場所のスペースや移動の頻度を考慮し、自分の使い方に合った大きさ重さのものを選びましょう。
静音性
普通の機種のコンプレッサーはかなり騒音が大きく、住宅街で使うには気が引けるレベルの音です。そのため、静音モデルの機種を選ぶことをおすすめします。高性能な静音コンプレッサーの中には、部屋の中で使っても問題ないレベルの機種もあります。
スプレーガンとコンプレッサーの組み合わせ方
塗装をするのであれば、エアーコンプレッサーとスプレーガンを組み合わせる必要があります。ただ、スプレーガンにも種類があるため、コンプレッサーとの適切な組み合わせをしなればなりません。
基本的にはエアの量が合っていればよく、「スプレーガンのエア使用量<コンプレッサーのエア吐出量」となるように組み合わせればOKです。なお、エアの量は○○/minで表記されます。
DIYにおすすめなコンプレッサー3選

SK11 エアーコンプレッサー SR-102
高性能でタンク容量が30Lと大きく、幅広い使い方に対応するコンプレッサーです。静音モデルではないものの、そこまで大きな騒音は発生しないので使いやすいモデルでしょう。
高儀 EARTH MAN エアーコンプレッサー ACP-25SLA
タンク容量は25Lと少々小さいものの、吐出量が80L/min(50Hz)・96L/min(60Hz)と多いので、安定して圧力を保つことが可能なコンプレッサーです。静音モデルなので稼働音も気にならないレベルまで抑えられています。
ミナトワークス エアーコンプレッサー CP-8A
「それほどコンプレッサーを使う頻度が高くない」という方におすすめのモデルです。タンク容量は8Lと小さいですが、その分小型軽量で持ち運びしやすく場所も取りません。
まとめ
本記事は、2019年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。