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バイクのオイル交換は冬眠前?冬眠明け?メリット・デメリットを紹介!

冬にバイクを乗らずに長期保管することを通称“冬眠”といいますが、「冬眠の前、もしくは後にオイル交換をしたほうがいい」という話を聞いたことはあるでしょうか?人によって「前がいい」「後ろがいい」と言うことが異なるため、どちらが正解か悩んでしまうと思います。
そこでこのページでは、「バイクのオイル交換は冬眠前・明けどちらがいいのか」について解説していきます。

バイクのオイル交換を冬眠前にするメリット・デメリット

バイクのオイル交換を冬眠前にするメリット・デメリット

ではまず、「バイクのオイル交換は冬眠前に行うべきだ」という意見の根拠から解説します。
冬にバイクをしばらく乗らない場合、エンジンオイルは抜かずにそのままエンジン内に入ったまま保管されます。エンジンオイルは潤滑の他に防錆も担っているため、劣化したオイルはエンジンを錆びから守る力が弱くなっています。
冬は結露が発生するのでただでさえ錆びやすい季節です。そこに防錆能力のないエンジンオイルが入ったままのエンジンを放置すると、エンジンにダメージを与える恐れがあります。これが、バイクのオイル交換は冬眠前に交換するべきという意見の根拠となります。

バイクのオイル交換を冬眠明けにするメリット・デメリット

次に、「バイクのオイル交換は冬眠明けに行うべきだ」とする意見の根拠を解説します。
エンジンオイルは紫外線や熱、せん断力などによって劣化しますが、ただ放置するだけでも酸化によって劣化していきます。冬眠は3ヶ月程度放置することになるため、この間にもエンジンオイルは劣化していくのです。
そのため、「どうせ冬眠中にオイルが劣化するんだから、冬眠明けに新品オイルに交換するほうがいい」という考え方が、オイル交換は冬眠明けに行うべきという意見の根拠となっています。

バイクのオイル交換は冬眠前・冬眠明けのどちらが正解?

ここまでの意見はどちらも理屈として納得できるもので、どちらが正解だと言い切ることは難しいと感じたかと思います。では、どちらを選ぶべきなのかというと、「交換直前のオイルの劣化度合いで決めるべき」と言えます。
エンジンオイルは3,000kmごと、もしくは6ヶ月ごとの交換が推奨されており、これを超えない場合は無理にエンジンオイルを交換する必要がありません。
例えば、冬眠直前のエンジンオイルが「交換してからまだ500km、1ヶ月しか経っていない」というような場合、冬眠明け(3ヶ月後)でも6ヶ月には到達しません。そのため、このようなケースでは冬眠前にオイル交換をする必要はないと考えることができます。
逆に、冬眠直前のエンジンオイルが「交換してから1,500km、4ヶ月経っている」というような場合、冬眠中にオイルの推奨交換時期に達するため、冬眠前にオイル交換が必要だと言えます。
以上のことから、オイル交換を冬眠前と後ろどちらにするべきかは、

  • 今使っているエンジンオイルが走行距離3,000キロに到達しているか
  • オイル交換後の経過時間と冬眠期間を合計して6ヶ月を超えるか

の2つから考えて判断すれば良いでしょう。

まとめ

  • 冬眠前にオイル交換をするべきだという根拠は、防錆効果のあるオイルで冬眠中に錆びを呼ばないため
  • 冬眠明けにオイル交換をするべきだという根拠は、冬眠中にどうせオイルが劣化するので冬眠明けに新品オイルに入れ替えたいため
  • どちらも正解ではあるが、走行距離や期間を考慮すれば冬眠前・明けどちらがいいいか判断できる

本記事は、2019年9月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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