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バイクのカウル(フェアリング)の役割や種類について

バイクに備えられたカウル(フェアリング)は、走行時の様々な弊害からライダーを守り、より安全で快適な走行が可能となる効果を持ったパーツです。カウルが備わっていなかったとしても走行は可能ですが、カウルが無いバイクにおいてはライダーへ掛かる負担がやや大きくなりがちです。今回は、カウルが果たす役割やその種類について詳しく解説します。

カウルと呼ばれる部位

カウルとは、主にバイクハンドルを覆うように備え付けられたパーツで、ハンドルやヘッド周辺のパーツを指すケースが多い傾向があります。形状は車種によって異なりますが、一般的に合成樹脂を用いた軽量素材から作られていることが多く、バイク重量に大きく影響しないよう設計されているのが特徴です。

カウルは、時にカウリングやフェアリングと呼ばれる場合もありますが、それらはバイクにおいて全て同じ意味合いで用いられます。また、稀にエンジンパーツ周辺にカウルが備えられているバイクもあります。

カウルが果たす役割

カウルは、ライダーが走行時に前方方向から受ける風を切る役割を持っており、カウルがあることで風による物理的な負担が大きく軽減されるよう設計されています。バイクに乗る上では、どんなに好天であっても走行時には激しい向かい風を受けてしまうため、カウルが備わっていると疲労を感じにくく、快適な走行が可能となります。

また、走行時の向かい風は物理的な負担となるだけでなく、ライダーの体温を奪いやすいのが特徴です。そういった面においても、カウルの風切りはバイクに乗る上で大きなメリットとなります。その他、風の抵抗を受けにくいことで速度を落とさずに走行出来るので、速度性能を重視した多くのバイクにはカウルが備えられている傾向があります。

カウルが果たす役割

カウルの代表的な種類

カウルには大きく分けて3つの種類があり、フルカウル、ハーフカウル、ビキニカウルという名称で区別されるケースが多くなっています。フルカウルは、主にバイク全体を覆うように備えられ、エンジンを含めた車体全体が空気抵抗を受けにくくなるよう設計されています。

ハーフカウルは、主にハンドルからヘッドにかけての部位を覆うように備えられています。空気抵抗を減らしながら速度を維持するのに適しているため、競技バイクやネイキッドタイプのバイクに多い傾向があります。

ハーフカウルに良く似た形状で、小型化したものをビキニカウルと呼びます。低排気量・低重量設計のバイクに多く用いられる傾向があり、主にメーターやヘッドライト周辺に備えられています。その他、エンジン周辺に備えるものをアンダーカウル、シート周辺に備えるものをシートカウル等と呼びますが、空気抵抗を考慮して取り付ける部位としては、やや優先度が低い傾向があります。

カウルのメンテナンス方法

カウルは走行時、常に前方からの風を受け続けているため比較的汚れが付きやすい部位でもあります。洗車や磨きを行う際は細かな傷が入るのを防ぐため、まずカウルに付着した細かな塵や砂を落としてから磨くようにしましょう。また、カウル交換を行う際もカウルに付着した粉塵がパーツの隙間等に入り込まないよう、拭き上げを行ってから交換するのがおすすめです。カウル交換の際は、必ず適合車種と適合パーツを確認し、整合性に問題が無いか念入りなチェックを行いましょう。

まとめ

バイク走行時に上半身へ受ける風の抵抗は、ライダーなら誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。カウルは通勤通学や長距離ツーリングまで、ありとあらゆる場面でライダーをサポートする役割を持ちます。異なる種類やメンテナンス方法を頭に入れて、ぜひバイクやパーツ選びの参考にしてください。

本記事は、2016年9月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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