バイクの新品タイヤは皮むきが必要!皮むきでクレンザーを使うのはアリ?
バイクのタイヤを交換した際は「皮むきが必要」とよくいいます。新しいタイヤというのは非常に滑りやすく、皮むきをせずに走行するとスリップや転倒の危険性があります。そのため、新しいタイヤを使用する際には必ず皮むきをするようにしましょう。
ここでは、皮むきの必要性や方法、クレンザーの使用についてご紹介します。
バイクのタイヤを皮むき(慣らし)する必要性とは?
タイヤの皮むきとは、タイヤ表面の離型剤を剥がすことをいいます。そもそもタイヤは、型にゴムを流し込んで作られており、完成時に剥がしやすくなるよう「離型剤」が使用されているのが一般的です。そのため、新品のタイヤ表面は滑りやすくなっており、そのまま走行するとスリップや転倒の危険性が高くなります。
つまり、安全に走行できるようにするために皮むきを行うということです。
新品タイヤの正しい皮むき方法
タイヤの離型剤を剥がすといっても、刃物でタイヤを削ったりはせず、新しいタイヤで30~100kmほど走行するだけで、皮むきができます。特に何かをするわけでもないので、転倒につながるような急な操作をしないように気を付ければ、自分で皮むきをすることも可能です。
ただ、その際はとても滑りやすいので注意が必要。お店で対応もしてくれるので、少しでも不安がある場合はお店でプロに依頼するほうがいいでしょう。
また、皮むきに似た「慣らし」という整備方法もありますので、気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。
クレンザーでタイヤの皮むきをするのはNG!
最近では「クレンザーで皮むきをする」なんて声も耳にしますが、基本的にクレンザーの使用はNGです。確かに、クレンザーを使えばタイヤ表面が研磨されますが、タイヤに必要な油分が奪われてしまい、タイヤの劣化をより早めてしまうことになります。
これは洗車の際にも同じことがいえますので、皮むきはもちろん、タイヤを洗う際にもクレンザーや洗剤を使わないようにするのがおすすめです。
まとめ
本記事は、2019年3月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。