キャリパーの揉み出しをするメリットとは?やり方と費用をご紹介
スムーズなブレーキングができないまま放置していると、やがて事故に関わる可能性があります。そうならないためにも、定期的にキャリパーの揉み出しをして、キャリパーピストンを円滑に動作させ、ブレーキの利きを良くしておきましょう。
今回は、キャリパーの揉み出しに関するメリット・やり方についてご紹介します。
キャリパーとは?
キャリパーとは、ブレーキにまつわる重要なパーツのことで、正式には「ブレーキキャリパー」といい、複数の構造を持ちます。
キャリパーが片側にしか装着されていない“フローティングキャリパー”。2つのキャリパーピストンが対抗するように配置されており、安価なのに制動力は良いといわれる“2ピースキャリパー”。継ぎ目のない一体型キャリパーで、高価な分高剛性で、耐久性に優れている“1ピースキャリパー(モノブロックキャリパー)”。そして2ピース・1ピースそれぞれに、さらに性能を高めた「削り出しタイプ」の4つの構造があります。
キャリパーの揉み出しをするメリット
キャリパーの揉み出しをすることで、キャリパーピストン周りに付着した汚れを掃除でき、ピストンの固着やシールに与えるダメージの緩和の他、ブレーキのフィーリングが向上するといわれています。
キャリパーの揉み出しのやり方と費用について
動きを良くするための揉み出しですので、ピストン側面にシリコンスプレーやシリコングリースを塗り込むというのが一般的な方法です。
費用は店舗により異なりますが、以下の価格で行ってくれるショップもあります。
【キャリパー洗浄、揉み出し(1キャリパー) 3,000円(税抜き)~】
キャリパー(=ポット)の数に合わせて金額は変動するので、ご自身のキャリパーをご確認の上、ご利用ください。
まとめ
ブレーキの利きが悪ければ悪いほど、スムーズに運転できなくなり、事故の原因となりかねません。キャリパーの“揉み出し”といえど、掃除の1つです。放置しておけば、汚れがこびりついてしまい、なかなか取れなくなってしまいます。キャリパーの揉み出しを行うことで、汚れを防ぎ、常にスムーズなブレーキングができるようになるので、定期的なメンテナンスはしておきましょう。
本記事は、2019年1月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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