低速でのバイクのブレーキの鳴きの原因と鳴き止め方法
バイクを走らせると、ブレーキから変な音がする…そういった経験はありませんか。そのままでは不快なだけでなく、故障しないかと不安にもなりますね。このように、低速時にブレーキが鳴く原因にはどういったものがあるのでしょうか。今回は、ブレーキが鳴く原因の対処法と一緒にご紹介します。
低速でブレーキが鳴く原因とは?
低速でブレーキが鳴く場合、以下のようなブレーキ関連のパーツに異常がある可能性があります。
ブレーキディスクに異常がある
ブレーキディスク自体がゆがんでいたり、表面に傷がついていたりすると、ブレーキパッドとの摩擦が均等ではなくなり音が発生しやすくなります。ゆがみが発生し、特定部分だけをこする症状だと、走行スピードに合わせて同じリズムで音が鳴るでしょう。
新品のブレーキパッドがなじんでいない
ブレーキパッドを交換したての場合、ブレーキディスクになじんでいないために音が発生することがあります。バイクを走らせていれば、そのうち音が消えますが、長期間続くようなら故障の可能性もあるでしょう。
ブレーキキャリパーの異常
何かしらの原因でブレーキキャリパーの戻りが悪くなっていると、引きずりを起こしてしまい、音が発生することがあります。キャリパーの異常は、ブレーキマスターやピストンシールなどが原因です。
ブレーキレバーやペダルの調整不良
遊びを多く作っていることなどが原因で、油圧が少しかかっている状態になり、パッドがブレーキディスクに当たってしまうことがあります。
以上、4つの原因をご紹介しましたが、基本的にブレーキディスクとブレーキパッドがこすれるために発生する音であることを覚えておきましょう。
低速走行時のブレーキ鳴きを解消するには?

ブレーキ鳴きを解消するには、以下の方法を試してみましょう。
バイクの点検を行う
まずは、何が原因でブレーキディスクとブレーキパッドがこすれているのかを確かめましょう。バイクをセンタースタンドに立てて、音が聞こえるタイヤを回すことで、こすれ方がわかります。一定のリズムで音が鳴っていれば、ブレーキディスクの異常が疑わしいでしょう。
ケミカルスプレーを使用する
シリコンスプレーなど、ブレーキに使用できるケミカルスプレーを使うことで、ブレーキの鳴きを抑えることができます。しかし、一時的な対処法であるため、早めに修理することをおすすめします。
ブレーキキャリパーやマスターシリンダーなどのオーバーホール
パーツの中には、交換ではなくオーバーホールによって性能が戻るものもあります。
ブレーキ関係のパーツ交換
ブレーキディスクがゆがんでいる場合は、交換が必要になります。また、他にも故障の可能性があり修復が難しいパーツは、交換することによって、ブレーキ鳴きを解消することができるでしょう。
セルフでの点検も良いですが、ブレーキは安全な走行を維持するために大切な部位であるため、バイクショップで専門の整備士にメンテナンスしてもらいましょう。
まとめ
本記事は、2018年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。