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バイクのFI(フューエルインジェクション)の清掃・洗浄、メンテナンス方法

バイクのエンジンにも多く導入されているFI(フューエルインジェクション)は、従来のキャブレター式とは違うシステムで燃料を噴射します。エンジンを動かすのにとても重要なFIは、定期的にメンテナンスをしなければ、バイクの不調を引き起こしてしまいます。今回はFIのメンテナンス方法についてご紹介しましょう。

FI(フューエルインジェクション)の特徴やメリット

FIには以下の特徴があります。

  • 燃料ポンプを使い圧縮した燃料を、電磁弁を使い噴射させる
  • ECUにより燃料が噴射される量やタイミングを調節する
  • 気圧や気温の影響を受けにくい
  • キャブレーター式よりも複雑な構造

上記の特徴により、以下のメリットがあります。

  • キャブレーター式に比べ燃費や出力が向上する
  • 気圧や気温ごとの調整が不要
  • エンジンが暖気しなくても始動しやすい
  • 排ガスがキレイで環境に優しい

このように、FIは高性能な燃料噴射装置であるといえます。

FIの清掃・洗浄方法

FIの清掃・洗浄方法

以下の症状がでたときは、FIの清掃や洗浄が必要となるでしょう。

  • 白煙が止まらなくなる
  • ノッキングが出なくなる
  • アイドリングが不安定

FIのメンテナンス方法は以下の通りです。

  1. インジェクションを分解する
  2. ガソリンタンクのキャップを開け、内圧を下げる
  3. ガソリン供給ホースを外す
  4. デリバリーパイプについているインジェクションを外す
  5. ウエスで拭き取る
  6. 元に戻す

内圧を下げないと、ガソリンがもれてきてしまいます。もし、汚れがとれない場合は、以下の方法で洗浄ができます。

  • パーツクリーナーをノズルに取り付け、燃料が通る穴に噴射する
  • 超音波洗浄機で直接洗浄する

パーツクリーナーを使った洗浄は、乾電池を使いノズルを開放するなど手間がかかります。詰まりをとるなら、超音波洗浄機で洗浄するほうが手軽にできるでしょう。

その他、やっておきたいメンテナンス方法

FIのメンテナンスを業者に依頼すると、以下の項目をオプションで取り入れている場合があります。

  • もれ防止のOリングの交換
  • フィルターの交換
  • マルチホールの加工 など

これらを取り入れ、インジェクション本体やインジェクション周辺のメンテナンスを行う事で、エンジンの調子が向上する可能性があります。また、インジェクションごとの燃料噴射量をチェックして、調整することも可能です。バイクの調子を整えるために、余裕がある時にチェックしてもらいましょう。

まとめ

  • FIはコンピューター制御で燃料の燃焼を管理してくれる
  • アイドリングが不安定などの異常が発生した場合はインジェクションを洗浄する必要がある
  • FIの清掃は分解してウエスで汚れを拭き取る
  • 汚れが落ちない場合はパーツクリーナーや超音波洗浄機を使って洗浄する
  • 業者に依頼するとOリングやフィルターの交換などを行ってくれる場合がある

本記事は、2018年6月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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