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光軸調整はバイク車検の重要ポイント!合格基準と調整方法

「ヘッドライトの光量も十分だし、車検はこれでOK!」と思っていても、実際は通らなかった……なんて経験がある方は多いのではないでしょうか?実は、バイク車検で見落としがちなのが、光軸調整。

そこで今回は、バイク車検の重要ポイントである光軸調整について詳しくご紹介します。車検の合格基準と自分でもできる調整方法も併せてご説明するので、これからバイク車検を迎える方や、ヘッドライトの向きがずれてきたな……と感じている方は是非参考にしてみてください。

光軸調整は車検の重要項目!

ブレーキやエンジンなど、車検で検査する項目は多岐に渡ります。そのなかでも車検を通らない原因となりやすいものの1つが、光軸調整。光軸とは光の指す方向のことで、それが正しい位置になるよう、ヘッドライトの灯体のリフレクターを調整する作業が光軸調整です。

夜間走行中、「対向車や後続車のヘッドライトが眩しい!」と感じることがありますよね。それは対向車や後続車の光軸がずれているため。正しい方向が照らされないことによって、自身の視界が狭まって走行が危険になるだけではなく、対向車や前走車が危険にさらされる可能性も出てきます。

光軸は、運転の振動やタイヤの摩耗でずれていきます。つまり、運転すればするほど、ずれは大きくなります。日々運転しているとその差に気付きにくいので、車検のとき以外でも定期的にずれていないかをチェックしましょう。

車検で合格するための基準とは?

車検で合格するための基準とは?

車検で定められている光軸調整の基準は、以下の通り。壁から1m離れてヘッドライトを照射したときの1番明るい点と、10m離れて照射したときの1番明るい点のずれがどの程度かをはかります。

  • 左右方向へのずれ:どちらも27cm以内
  • 上方向へのずれ:10cm以内
  • 下方向へのずれ:地上からヘッドライトまでの距離×20%以内(もし距離が100cmなら、20cm)

左右方向のずれがある程度許容されているのに比べると、上下のずれに対しては厳しく設定されています。それは、ヘッドライトの光が上にずれたときに、対向車や前走車の運転手の目線の高さになってしまう可能性が高いため。大事故を防ぐためにも、必ず3つの条件に当てはまるような光軸調整をしておきましょう。

車検前には必ずチェック!光軸調整はセルフで可能

バイク車検において重要なポイントである光軸調整は、自分で行うことも可能です。自分で光軸調整をするときの手順は以下の通り。

  1. 垂直の壁から1mの場所にバイクを停め、ハイビームでヘッドライトを照射
  2. 照射された光の中心(1番明るい部分)をマーク
  3. 壁から10mの場所にバイクを移動させて、ハイビームでヘッドライトを照射
  4. 照射された光の中心(1番明るい部分)をマーク
  5. 双方のずれをはかる

ずれが基準内におさまらなかった場合は、上の手順を繰り返しながらずれをなくしていきます。しかし、適当にいじるとかえってずれが酷くなってしまうことも。バイクショップに依頼するのが、安全な走行を確保するためにもおすすめです。

まとめ

  • 自身だけでなく、対向車や前走車を危険にさらさないためにも光軸調整は重要なポイント
  • 車検で定められている光軸調整の基準は、左右に27cm、上に10cm、下に地上からヘッドライトまでの距離×20%以内にずれがおさまっていること
  • 自分で光軸調整は可能だが、バイクショップに依頼するのが安心・安全

本記事は、2019年2月27日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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