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バイク車検はハンドルロックが必要?ハンドルロックがないときの車検対策

バイクの車検では、ハンドル周辺の検査で施錠装置(ハンドルロック)を検査される場合があります。今回は、車検におけるハンドルロックの必要性や検査方法について知識を深めましょう。ハンドルロックを備えていないバイクの車検対策についても解説していきます。

保安基準におけるハンドルロックの規定

バイクを含む自動車の保安基準は、道路運送車両法によって定められています。ハンドルロックに関する規定について、その一部をご紹介します。

保安基準 第11条の2(施錠装置等)

“専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員11人以上の自動車及び被牽けん引自動車を除く。)及び貨物の運送の用に供する自動車(車両総重量が3.5トンを超える自動車及び被牽けん引自動車を除く。)の原動機、動力伝達装置、走行装置、変速装置、かじ取装置又は制動装置(二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車に備える制動装置を除く。)には、施錠装置を備えなければならない。”

出典:https://www.mlit.go.jp/common/000187212.pdf

細目告示別添8

“施錠装置が作動している時は、自動車を操舵又は直進駆動若しくは移動させることができてはならない。”

出典:https://www.mlit.go.jp/common/000190429.pdf

このほかにも、施錠装置には細かな規定があります。保安基準に定められたバイクの施錠装置は、次のような機能を果たしていないと車検に通ることができません。

  • 制御装置以外の施錠装置が、確実に動作を停止させられる構造であること
  • 制御装置に備えるものは、車輪を確実に停止させられる構造であること
  • 施錠装置が堅ろうで、施錠の機能が簡単に損なわれたり解除されたりしないこと
  • 走行中の振動や衝撃などにより作動しないこと

車検でのハンドルロックの検査方法

車検でのハンドルロックの検査方法

車検場の検査官によっては、ハンドルロックの検査を行わない場合もあります。ハンドルロックの検査が行われる場合は以下のような手順となるため、慌てず対応できるようにしましょう。

  1. 検査官からハンドルロックについて問われる
  2. 検査官にバイクのキーを渡す
  3. 検査官がハンドルロックをかけ、施錠状態を確認する

ハンドルロック搭載の車種の場合、施錠状態が不安定でなければ問題なく車検に通ります。ハンドルロックが壊れていたり、長年使用しておらずかかりが悪かったりする場合、事前に修理を済ませておきましょう。

ハンドルロックができない・ついていない車種の車検対策

そもそもハンドルロック機能を備えていないバイクは車検に通るのか疑問に感じる方も多いようです。このような場合、以下の方法で検査をクリアできる可能性があるため、参考にしてください。

南京錠を使用する

南京錠を通せる穴やステーを利用して、ロックをかける方法です。簡易的なものでなく、施錠能力が認められればハンドルロック代わりに検査をクリアできます。

別途、ロックアイテムを持参する

バーロック、ワイヤーロック、ディスクロック、U字ロックなどのロックアイテムで施錠装置の代替とします。ハンドルロックに相当する施錠機能が認められれば、問題なく車検を通れるでしょう。

そもそもハンドルロックの検査を行わない

外車や古い車種でハンドルロックの必要性がないバイクの場合、検査そのものをパスできる場合があります。自分のバイクがハンドルロックの規制対象かどうか分からない場合、メンテナンスを依頼しているバイクショップなどに相談してみましょう。

まとめ

  • バイクの保安基準では、ハンドルロックの細かな規定が定められている
  • ハンドルロックの検査が行われる場合、施錠確認は検査官が行う
  • ハンドルロックができない(ついていない)バイクは、そもそもハンドルロックの規制対象外の可能性がある

本記事は、2019年9月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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