バイクの車検で要注意!排出ガス規制のCO対策
バイクをユーザー車検に出すなら、排出ガス規制についての知識を深めましょう。バイクの排ガス規制は定期的に見直しされ、年式によって車検に通る排ガス値は異なります。
今回は、二輪車の排出ガス規制の概要や、車検時にCOが高くなる原因、CO値を下げて車検に通るための対策方法について解説します。
二輪車排出ガス規制とは?
二輪車排出ガス規制とは、バイクの排気ガス濃度を取り締まるための規定をいい、測定される排気ガスは以下のとおりです。
国土交通省が定める道路運送車両法によって規制され、車検時は最終検査項目である「騒音・排出ガス対策装置」の保安基準に則って検査されます。
また、検査対象となるバイクは年式により異なり、適用される保安基準も年式により変動するため注意してください。以下では、年式別に適用される二輪車排出ガス規制について確認しておきましょう。
年式(型式認定日) | 適用される排出ガス規制 |
---|---|
1998年10月1日以降 | 平成11年二輪車排出ガス規制 |
2006年10月1日以降 | 平成17年度二輪車・新排出ガス規制 |
2012年10月1日以降 | 平成24年25年排ガス試験方法の変更(WMTCモードの導入) |
2016年10月1日以降 | 平成28年二輪車関係排ガス規制 |
※上記表は、国産型式認定車の場合です。並行・逆輸入車や同一型式継続生産車の場合、生産年月日が異なる場合があります。
排ガス検査でCOが高くなる原因

排ガス検査でCO値が高い場合、考えられる原因は以下の4つです。
検査時のアイドリング回転数が低い
エンジンが温まる前に検査を受けると、アイドリング回転数が低いため燃焼効率が悪く、COが多く発生します。
汚れ(カーボン)の蓄積
エアクリーナーエレメントにカーボンなどの汚れが蓄積していると、燃焼効率が落ちCOの発生につながります。
触媒装置の劣化や破損
FI車で適切なアイドリング調整とメンテナンスを施してもCOが高くなる場合、触媒装置の劣化や破損が考えられます。触媒装置に異常があると混合気の供給が正常に行われず、COが多く排出されます。
検査プローブの差し込み位置が深い
正常にメンテナンスしていてもCOが高い場合、検査ホースをマフラーに深く押し込みすぎている可能性があります。
COの数値を下げる対策法
排ガス検査でCOの数値を下げるには、原因に応じた適切なメンテナンスを施しましょう。
アイドリング対策
検査前にアイドリング調整を行いましょう。夏場は約15分、冬場は約20分走行し、エンジンをしっかり温めてから適正なアイドリング値に調整します。
カーボン対策
エアクリーナーエレメントの交換や、スロットルボディーの洗浄を行いましょう。カーボンを目視できない場合も、メンテナンスすることでCO値を下げられる場合があります。
触媒装置の修理
バイクショップへ点検を依頼し、センサーや触媒装置に異常がないか確認しましょう。必要に応じて修理・交換を行います。
検査プローブの差し込み位置
排ガス測定用の検査プローブは、ストッパーのある部分まで差し込みます。ストッパーより奥へ差し込んでいる場合はエキゾーストパイプに近い位置で濃度の高い排気ガスを検出してしまうため、注意してください。
まとめ
本記事は、2019年9月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。