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バイクは未成年でも買えるの?取得可能な免許や保険に関する知識も

「バイクは未成年でも買えるのだろうか?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。結論からいうと、未成年でも一定の条件を満たしていれば購入できます。任意保険やローンも条件を満たせば申し込むことが可能です。

この記事では、満18歳未満の未成年者または満20未満の成人がバイクを買える条件と注意すべきポイント、未成年者が取得可能な免許や任意保険について解説します。

バイクは未成年でも買える?

多くの店舗でバイクは未成年者でも買えますが、条件が必要です。

満18歳未満なら親の同意が必要

満18歳未満(未成年)の場合は、バイク購入時に親の同意が必要です。たとえ購入代金を全額用意できたとしても、以下のうちのいずれかの対応を求められます。

  • 親権者の同席のうえで契約
  • 親権者の同意書の提出
  • 親権者への電話確認

なかには、未成年者にはバイクを販売しないという店舗もあります。

購入代金を全額用意できない場合はローンを組むことになりますが、未成年者であれば連帯保証人を立てなければなりません。このときの連帯保証人には、同居している法定代理人、すなわち親権者がなることが一般的です。

バイクを運転するときに必須ともいえる「任意保険」の加入も、バイクの購入時と同じく親の同意が必要です。親にバイク保険の契約者となってもらい、バイクを運転する本人(未成年者様)が被保険者になるという形でも、任意保険に加入できます。

つまり未成年者が、バイクを購入したり、保険に加入したりするには、基本的に親の同意が必要ということです。ただし、未成年であっても結婚している場合は成年とみなされ、バイクを購入できることがあります。

満18歳以上であればバイクの購入は可能

民法の改正によって成人年齢が引き下げられ、2022年4月からは18歳以上が成人として扱われるようになりました。そのため、満18歳以上であれば親の同意なしにローンを組んだり、保険に加入したりすることは可能です。もちろんバイクを購入することも可能です。

満18歳以上でも親の同意なしで契約できるかはまた別

ただし、「満18歳以上なら、親の同意なく無条件でバイクを購入できる」とは言い切れません。成人年齢が引き下げられたあとも、申込可能年齢を満20歳以上と定めている保険会社やローン会社は数多くあります。

ローンによっては「前年度の年収が200万円以上の方」などと、収入の基準が定められています。条件を満たしていない場合は、前述のように親の同意が必要です。

万が一のときに備えて親の同意は得たほうが安心

年齢にかかわらず、親の同意を得たうえでバイクを購入したほうが安心です。バイクで事故を起こしたり高額な修理費用が必要になったりした場合、親族に迷惑をかけてしまう恐れがあります。

インターネットオークションを利用する、もしくは知り合いから譲ってもらうという形であれば、親の同意がなくてもバイクを手に入れられるかもしれません。

しかし万が一のことを考えて、親とよく相談して納得してもらったうえで、バイクを購入したほうが自分も安心できるでしょう。

未成年者が取得できるバイク免許の種類

未成年者が取得できるバイクの種類と、取得までに必要な時間を紹介します。

技能教習は2段階に分かれており、第1段階は一日2時間、第2段階は一日3時間まで受講できます。学科教習では一日の受講時間制限はありません。

原動機付自転車免許:16歳から

一般的に「原付」と呼ばれる、原動機付自転車の免許は16歳から取得でき、排気量50cc以下のバイク(原付一種)を運転できます。学科試験と3時間の乗り方講習、さらに簡単な技能講習があり、最短1日で取得可能です。

小型限定普通二輪免許(AT限定も含む):16歳から

AT限定を含む普通自動二輪小型限定免許(以下、小型限定普通二輪免許)も16歳から取得可能です。小型限定普通二輪免許ではMT車とAT車のどちらも運転でき、「AT」と付いているものはAT車のみ運転が許可されています。この免許で運転できるのは、排気量125cc以下のバイクです。

免許を持っていない、もしくは原付免許のみ所有している場合の教習時間と最短取得日数は以下のとおりです。

技能教習 学科教習 最短取得日数(※)
小型限定普通二輪免許 12時間 26時間 7日程度
AT小型限定普通二輪免許 9時間 26時間 7日程度

※一日4時間学科を受講した場合

普通二輪免許(AT限定も含む):16歳から

AT限定を含む普通自動二輪車免許(以下、普通二輪免許)では、排気量400cc以下のバイクを運転できます。16歳から取得可能です。免許を持っていない、もしくは原付免許のみ所有している場合の教習時間と最短取得日数は以下のとおりです。

技能教習 学科教習 最短取得日数(※)
普通二輪免許 19時間 26時間 9日程度
AT限定普通二輪免許 15時間 26時間 7日程度

※一日4時間学科を受講した場合

大型二輪免許(AT限定も含む):18歳から

AT限定含む大型自動二輪車免許(以下、大型二輪免許)は、原付、普通二輪、小型二輪とは異なり、取得できるのは18歳以上です。

大型二輪免許を取得すると、排気量400ccを超えているものを含むすべての排気量のバイクを運転できます。免許を持っていない、もしくは原付免許のみ所有している場合の教習時間と最短取得日数は以下のとおりです。

技能教習 学科教習 最短取得日数(※)
大型二輪免許 36時間 26時間 13日程度
AT限定大型二輪免許 29時間 26時間 11日程度

※一日4時間学科を受講した場合

ただし、バイクの乗車経験がない方がいきなり大型二輪免許を取得するのはおすすめできません。車体が大きく重量もあるため、これまで紹介したバイクよりも扱いが難しいためです。

教習所のなかには、普通二輪免許を持っていないと大型二輪免許の教習を受けられないところもあります。

バイクの免許を取得する際の注意点

バイクの免許を取得する際の注意点

バイク免許の取得を考えている方は、以下の2点に注意しましょう。

高校生は学校にバイクの免許取得が伝わると処分を受ける可能性がある

「高校生がバイクの免許を取得すると、学校にバレてしまうことはないの?」と気になっている方もいるかもしれませんが、教習所が高校へ連絡を入れることはありません。

ただし、高校ではバイクの免許取得を禁止にしているところも多いでしょう。万が一、学校側に免許を取得した話が伝わってしまった場合には、停学処分や謹慎処分などを受ける可能性があります。例えば、「友人にバイクの免許取得を伝えたら、巡り巡って先生にも伝わってしまった」「バイクを運転しているところを先生に見られた」などが挙げられます。

任意保険の加入は義務ではないが入っておいたほうが良い

バイク保険には「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。自賠責保険は加入が義務付けられていますが、任意保険への加入は文字通り、任意(自由)です。

しかし、さまざまなリスクを考えると任意保険にも入っておくことをおすすめします。大きな理由は自賠責保険の補償対象が、事故相手を死傷させた(対人で事故を起こした)場合のみであることです。

自賠責だけでは、相手の財物(もの)へ損害を与えたときの修理費用や、自分がケガしたときの治療費などは補償されません。

任意保険は自賠責保険で補いきれない分を補償してくれるだけでなく、自分の希望に合わせて幅広い補償を受けることもできます。事故相手はもちろん、自分や家族を守るためにも任意保険には加入しておきましょう。

また、バイクを購入すると保険料の支払いやローンの返済、燃料費など、さまざまな費用がかかります。滞納せずに支払い続けられるかも考えたうえで、バイクの購入を検討することが大切です。

バイクの任意保険の必要性について

任意保険の保険料は、年齢や補償金額などのさまざまな条件で決まっており、保険会社によって異なりますが、運転者の年齢に関しては「全年齢」「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」のように区分されています。

未成年者は「全年齢」に当てはまり、ほかの年代よりも保険料が高く設定されています。学生を含む未成年は、事故を起こすリスクが高いとされているためです。だからこそ、たとえ保険料が高くても任意保険への加入は必要だといえるでしょう。

「自分は大丈夫だろう」と思っていても、任意保険に加入していないと、万が一事故を起こしてしまったときに慌てることになります。

ちなみに任意保険には等級制度があり、1年間無事故だと毎年1等級ずつ上がる仕組みです。等級が上がると割引率が高くなるため、問題を起こさなければ保険料は少しずつ安くなっていきます。

バイクローンを組むときに覚えておきたいこと

最後に、バイクローンを組むときに覚えておくべきことをお伝えします。

バイクローンの種類はさまざま

バイクローンは、以下の6種類に大別されます。

  • ディーラーローン
  • 銀行のマイカーローン
  • 保険会社が提供するカードローン
  • 信販会社が提供するカードローン
  • 銀行のカードローン
  • 消費者金融のカードローン

それぞれ金利や審査の難易度、申込方法などが異なるため、自分に向いているものはどれかを比較検討してみてください。

安定した収入があれば学生でもローンは組める

毎月安定した収入を得ていれば、学生でもローンの申し込みは可能です。継続的に働いており、収入があるのであればアルバイトでも問題ありません。

ローンの審査に通るかどうか不安な方は、頭金を貯めて借入金額をなるべく少なくするとよいでしょう。

ただし冒頭でもお伝えしたとおり、未成年者がローンを組むには親の同意が必要です。高校生は自分名義でローンを組めません。

家族にバイク購入代を立て替えてもらうほうが安心

バイクローンを組むよりも安心なのは、家族にバイク購入代を一度立て替えてもらう方法です。自分でローンを組まずに購入しておけば、もし働けない事情ができてしまっても信用情報に傷が付かず、金利もかかりません。

信用情報に傷が付くと、クレジットカードや住宅ローンの審査に通らない可能性があるため、立て替えについて家族に相談してみて、可能であればお願いしましょう。

まとめ

未成年がバイクを購入する場合は、基本的に親の同意が必須です。成人していれば1人でもバイクの契約やローンの申し込みはできますが、事故を起こして高額な修理費が必要になった場合など親族に迷惑をかける可能性があるため、事前に相談しておくことをおすすめします。

また、任意保険には必ず入るようにしましょう。未成年の場合は保険料が少し高めに設定されているものの、自分や事故相手、家族を守ることにつながります。

本記事は2023年6月25日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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