普通二輪免許とは?取得費用や取得の流れを解説
本記事では普通二輪免許の説明、および取得費用や免許取得の流れについて、解説をしていきます。
普通二輪免許とは?

普通二輪免許とは、満16歳以上から取得可能な排気量が50cc超~400ccまでのバイクに乗るための免許です。
昔は中型限定自動二輪、略して中免ともいわれていました。
現在の正式名称は、普通自動二輪車免許といいます。
そのため履歴書に書く場合は、普通自動二輪車免許と書きましょう。
加えて MT(マニュアルトランスミッション)とAT(オートマチックトランスミッション)の2種類があるため、免許取得時には間違えないように気をつけましょう。
万が一間違えてATを選択してしまっても、教習所などで限定解除してMTに乗れるので安心してください。
普通二輪免許の概要
運転できるバイク (排気量) |
50cc超~400ccまで |
---|---|
2人乗り | 可能 ※51cc以上の排気量で、二輪免許を取得してから1年以上経過していることなど、条件あり。 |
高速道路 | 可能 ※125cc超の排気量が条件。 ※高速道路の2人乗りは、年齢が20歳以上で、普通二輪免許取得から3年以上の経過が必要など、条件あり。 |
取得できる年齢 | 満16歳以上 |
取得方法 | ・指定自動車教習所に通学(合宿含む) ・運転免許センターの一発試験(ダイレクト受験) 上記のいずれかで取得可能。 |
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普通二輪免許の取得費用
普通二輪免許の取得費用は、普通自動車免許の有無やATかMT、通学か合宿か、一発試験(ダイレクト受験)などによっても変わります。
以下にそれぞれについて説明します。
普通自動車免許なし(もしくは、原付免許のみ)の取得費用
指定自動車教習所に入校した場合、取得費用は以下になります。
普通自動車免許ありの取得費用
※取得費用は、あくまでも目安になります。
実際の費用は、時期、キャンペーンの有無や指定自動車教習所ごとによって変動します。
そのため、実際に自動車教習所に行かれる場合は、あらかじめ教習所のホームページをご確認ください。
上記に加えて、指定自動車学校卒業後に適性試験と学科試験を受けるために運転免許試験場、もしくは運転免許センターに行く必要があります。
そこで支払う費用は以下になります。
一発試験の取得費用
一発試験(ダイレクト受験)の場合、以下の取得費用が必要です。
加えて技能試験合格後にかかる費用は、以下になります、
普通二輪免許を取得する流れ
普通二輪免許を取得する流れは、以下の2つのどちらを選択するかによって変わります。
それぞれ個別に説明します。
指定自動車学校に入校する場合
以下は、運転免許センターなどでの試験になります。
以上になります。
通学もしくは合宿で、普通自動二輪免許取得に必要な日数は、以下が目安です。
普通自動車免許なし
通学の場合、約23日~25日
合宿の場合、最短8泊9日~
普通自動車免許あり
通学の場合、約9~10日
合宿の場合、最短8泊9日~
取得までの流れを順番に説明します。
1)指定自動車教習所に入校
入校時には、以下の書類などが必要になります。
加えて、以下の条件を満たしていない場合、入校できないことがあるため注意が必要です。
2)運転適性検査
アンケート形式でおこなわれ、運転時の行動や性格を把握する検査になります。
入校の合否には関係ありませんが、自分の運転の癖などを理解できるため、真面目に回答するほうがよいでしょう。
3)技能・学科教習
技能・学科教習は、第一段階教習と第二段階教習に分かれています。
加えて普通自動車免許の有無によって、教習に必要な時間が変わるため、それぞれ順番に説明します。
・第一段階教習
普通自動車免許なしの場合は、以下になります。
MTの場合は学科10時間、技能9時間です。
ATの場合は学科10時間、技能5時間になります。
普通自動車免許ありの場合は、以下になります。
MTの場合は学科なし、技能9時間のみです。
ATの場合は学科なし、技能5時間のみになります。
第一段階の技能教習では、基本的な操作方法、バイクの起こし方や押し歩きなどから、練習し始めます。
それらが済んだら課題走行です。
内容は、クランク、S字コース、一本橋、スラロームなどになります。
課題走行は、練習し始めではうまくいかないこともあります。
コツとしては、自分が進みたい方向の少し先を見ることです。
手元を見てしまうと、ハンドルがブレてしまうため気をつけてください。
・第二段階教習
普通自動車免許なしの場合は、MT・ATいずれも以下になります。
学科16時間、技能10時間
普通自動車免許ありの場合は、MT・ATいずれも以下になります。
学科1時間、技能8時間
第二段階の技能教習では、適切なタイミングでのウインカーや安全確認などをして、コース内を走ります。
加えて、シミュレーターや急制動などの練習もあります。
4)卒業検定
これまでの練習を生かして、卒業検定を受けることになります。
しかし、卒業検定に合格したあとも運転免許センターなどで、学科試験に合格する必要があり、気は抜けません。
以降は、運転免許センターなどでの流れです。
必要な書類などは以下になります
5)適性検査
指定自動車学校に入校するときにしたものと同様です。
視力や聴力などを検査します。
6)学科試験
普通自動車免許を所有の方は免除されます。
指定自動車教習所を卒業の方は、問題集を渡されるため、それで勉強して対策しましょう。
書店にも学科試験対策の問題集があります。
そのため不安がある場合は購入して、追加で対策が可能です。
学科試験は文章問題が1問1点で90問、イラスト問題が1問2点で5問、合計100点満点で出題されます。
合格ラインは90点以上です
そのためイラスト問題をすべて落としてしまうと、文章問題が落とせなくなるので入念に勉強しておきましょう。
7)免許の交付
学科試験に合格すると、免許が交付されます。
一発試験(ダイレクト受験)の場合
運転免許センターでの適性検査から始まります。
一発試験(ダイレクト受験)に必要な書類などは、基本的には上記の運転免許センターなどと同様です。
違いとしては、受験・交付手数料に加えて試験車使用料などがかかります。
指定自動車教習所を卒業している場合は、技能試験が免除です。
反面、一発試験(ダイレクト受験)の場合は、運転免許センターで合格する必要があります。
免許の交付は、取得時講習が必要な場合、後日講習を受けたあとです。
不要な場合は、即日交付になります。
しかし一発試験(ダイレクト受験)は、基本的に推奨しません。
学科試験はともかく、技能試験に合格するのが非常に難しいからです。
そのため一発試験と呼ばれていても実際の所は、複数回受験する方が多く、教習所に通ったほうが早かったという意見もあるそうです。
普通二輪免許の取得費用や取得方法まとめ
最後にこれまでの内容をまとめます。
普通二輪免許の取得方法は、以下の2つになります。
指定自動車教習所に入校の場合、通学は10~17万円前後、合宿は10~13万円前後かかります。加えて、免許センターなどでの費用が必要です。
一発試験(ダイレクト受験)の場合、受験料や応急救護処置講習料などがかかります。
取得費用で見た場合、一発試験(ダイレクト受験)のほうが安く済みますが、先述したとおり、難易度が非常に高いため推奨しません。キャンペーンなどを利用して、指定自動車教習所で免許を取得されるのがよいでしょう。
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本記事は、2022年7月24日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。