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エンジンがかからない場合の対処方法、バイクの押しがけとは

ツーリングに出かけた先でエンジンがかからない時、バイクの押しがけを覚えておくと便利です(ちなみにオートマ車は押しがけは出来ません)。今回は押しがけのやり方やコツを解説します。

バイクを1人で押しがけする場合

バッテリーが上がる、またはアクセルを開けてもエンジンがかからない時、押しがけする方法を知っていれば安心です。

最初は少し難しいかもしれませんが、クラッチの操作方法がわかれば次第に簡単になっていきます。また、押しがけは力が必要そうなイメージですが、力のない女性でもコツがわかればスムーズに行えるはずです。以下の手順で行います。

1.ギアを1〜2速に入れてクラッチを切ったままバイクを前後に押します。この行為はオイルが周るのでクラッチの切れが良くなります。

2.その後、そのままクラッチを切りつつ、バイクを押します。

3.ある程度の速度に達したら、クラッチを一気に繋いでバイクに飛び乗ります。

4.エンジンがかからない場合は、勢いが足りなかった可能性があるので再度、1のステップからやり直します。

1人で押しがけするコツは、クラッチを一気に繋ぐことと、バイクを押す場合に全体重を車体に預けて押すことです。

バイクを1人で押しがけする場合

バイクを2人で押しがけする場合

仲間でツーリングに出かけていた場合等は、1人より2人の方が楽に行えます。1人で行うにはバイクを動かすことやクラッチを一気に繋ぐ行為を1人で全て行いますが、2人ならバイクを押してくれる人がいるので、クラッチを繋ぐ行為に専念出来ます。

1.ライダーの1人はバイクに跨り、ギアは2速に入れてクラッチは切ります。この時エンジンが冷えていたらチョークを使用します。

2.後ろから押す人は、徐々にスピードを付けるように押します。ライダー側はクラッチを切りつつ、足をステップに乗せておきます。

3.押す人のスピードが付いてきたら、スロットルを少し開いてクラッチを繋ぎます。一気にクラッチを繋ぐのは1人の場合と同じです。

4.エンジンがかからない場合は何度か行います。

5.エンジンがかかったら、空ぶかしを行って、エンジンが安定するように回転させます。

まとめ

押しがけはクラッチやエンジンに少なからず負担がかかるので、あまり多用はおすすめ出来ませんが、緊急時の応急手段として覚えておいて損はありません。エンジンがかからない・かかりにくい場合に備えて習得しておくと、いざという時に安心出来ます。

本記事は、2016年5月20日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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