バイク試乗レポート:XB12Ss
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試乗レポート ビューエル XB12Ss

 ビューエル XB12Ss

伸ばしたのは
バイクの乗りやすさと
タンデムの快適性
Buell XB12Ss
短いことはいいこと、
ずくめでもなかった…

 まずは左下の写真を見比べてほしい。奥がXB12S、手前がSsだ。そのシートの長さの違いが一目瞭然。これまでエリック・ビューエルの設計思想という辞書のなかに、「ホイールベースを長くする」というような言葉は載っていなかったはずだ。
 コンパクトな車体、クイックなハンドリング。アメリカンVツインエンジンのトルク感を楽しめ、なおかつイタリアンや日本のスポーツバイクも舌を巻くほどのクイックなハンドリングがビューエルの持ち味。そして、それを可能にする造り込みの明快さも大きな商品性なのだ。
 それはたとえば、燃料タンクを兼ねるフレーム、エンジンオイルタンクを兼ねるスイングアーム、エンジン直下にあるマフラーなど、徹底したマス集中設計とコンパクト設計のたまもので、その結果、これまでは250ccクラスのバイク並のホイールベースしか有さなかった。
 それだけに大柄なアメリカ人は、「一人でも狭く、荷物も積めない」、「二人乗りには狭すぎる」などと苦言を呈してきた。
 そこで、このSsの登場である。ゆったりとしたリヤシートはユリシーズ同様50mm長いスイングアームを採用し、ロングホイールベースとしている。
 こう書くとダルなバイクのようにも思えるかもしれない。しかし、従来モデルで感じていた、コーナー切り返しでの過敏な動きや、旋回性に慣れるまではバイクとの一体感を得るのが難しい、といったことがない。親しみやすく、安心してスポーツできるビューエルということだ。
 とくにブレーキングからバイクを寝かしてゆく一連の動作がスムーズで、軽快かつ安定感が高い。広いという副産物以上に走りも楽しめるバイクとなっていた。そんな意味でこのSsはとても気になる1台なのだ。
文=松井 勉 写真=松川 忍
Buell XB12Ss 手前がXB12Ss。奥がXB12S。サブフレーム、シートの長さの違いが歴然とわかる Buell XB12Ss Ssであることを主張するエンブレムはフロントマスク、タイマーカバーなど、各部に取り付けられる。 Buell XB12Ss 50mm伸びた新意匠のスイングアーム。ドライブベルトはキズなどがなければ半永久的に使用できる。
Buell XB12Ss クラッチのダイヤフラムスプリングやオイルの変更でクラッチの圧着力はそのままに握力を低減した。 Buell XB12Ss ドライサンプエンジンのオイルタンクを兼ねるスイングアームの機能はそのままに、細身になった。
SPECIFICATIONS この車種を探す
Buell XB12Ss
全長×全幅×全高 2030×755×1070(mm)
シート高 775mm
ホイールベース 1370mm
乾燥重量 181kg
エンジン 空冷4サイクル45°Vツイン
ボア×ストローク 88.9×96.8(mm)
総排気量 1202ccc
燃料タンク容量 16.7L
フレーム アルミニウム製、ユニプランナーシステム
ミッション コンスタントメッシュ5速リターン式
サスペンションF ショーワ製倒立式フルアジャスタブル
サスペンションR ショーワ製フルアジャスタブル
ブレーキF ZTLシステム、6ピストンキャリパー、375mmステンレススチールフローティングローター
ブレーキR シングルピストンフローティングキャリパー、240mmステンレススチールローター
ボディカラー スラストブルー、ミッドナイトブラック、サンセットオレンジ
メーカー希望小売価格 145万円
Buell XB12Ss Buell XB12Ss
XB9SXことシティークロスに
グレー系の新色を追加
05年のイヤーモデルに登場した、ストリートファイター系にオフのエッセンスをいれたXB9SX。シティークロスのサブネームが付くこのバイクの特徴はスケルトンのボディーパーツ。ブルーに加えてグレーが追加された。

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