バイク試乗レポート:エストレヤ
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試乗レポート カワサキ エストレヤ

 カワサキ エストレヤ

エストレヤが見せる
涼しい顔して飛び越えた
「時代の要請」
デジタル化でも乗り味はアナログ
KAWASAKI ESTRELLA
 発売から時間が経つが、じっくり乗りたかったエストレヤ。従来モデルからの大きな変更は、燃料供給システムをキャブレターからインジェクション化された点。排ガス対策以外にも、使い勝手の部分で少なくない変更があった。「こうだったらよかったのに……」という個所をきっちりパッケージしたのが新型だ。
 ラインアップは分かれていたRSやカスタムを一本化。全体はRS的で、前ディスク、後ドラムというブレーキの組み合わせは、理想的だと思う。
 真夏の太陽が照りつける昼下がり、FI効果を期待した始動性は暑さのせいで「素晴らしい」とは言えないものの、不満のあるものではなかった。エストレヤ自慢のロングストロークエンジンの乗り味は、規制をパスしたモデルらしく「薄味」な感じもする。しかし、全体的にはエストレヤらしいドロロンとまわる、まろやかな単気筒らしさは見事に継承されていた。
 タコメーターを新たに装備。視覚化した回転数の情報からも、スムーズでよどみなくまわることが分かる。極低速でのトルク感は従来モデルのほうがあるようにも感じるが、2000回転以上のトルク感は、新型の方がボクは好きだし、FIをうまく取り入れていることに安心した。
 ブレーキの効き味、コントロール性ともに納得のゆくものだった。むしろ、前後ドラム、前後ディスクという選択よりもエストレヤと今の道路状況にマッチしていると思えた。
文= 松井 勉 写真=松川 忍
KAWASAKI ESTRELLA 速度計のみから回転計と速度計の二眼式となった。8250回転からのレッドゾーン。薄い電気式メーターで、視認性もよい。
KAWASAKI ESTRELLA エストレヤのもつ柔らかい雰囲気にあった、なめらかな曲線からなるライトステー。細かいところまで抜かりなくデザインされている。
KAWASAKI ESTRELLA FX世代と同等のデザインを採用するスイッチボックス。プッシュキャンセル式のウインカーなどアップデイトされているのがうれしい。
KAWASAKI ESTRELLA クロームのカバーでインジェクション本体は見えない。空冷単気筒は、ライバルが60mm前後のストロークなのに対し、73mmと特徴的な長さを持つ。
KAWASAKI ESTRELLA 逆三角形のケースカバーが風合いを醸し出す。鉄製のサイドカバーなど、脇を固める部品も鉄の暖かみと心意気を印象づけるのがわかる。
KAWASAKI ESTRELLA アルミ製ハブにはドラムブレーキの放熱性を高めるリブがある。マフラーの形や厚みを感じるクロームなど、細部の演出にもこだわりをもつ。
KAWASAKI ESTRELLA
SPECIFICATIONS
エンジン 空冷4ストロークSOHC 2バルブ単気筒
排気量 249cc
最高出力 15Kw(20ps)/8000rpm
最大トルク 20Nm(2.0Kgm)/6500rpm
全長×全幅×全高 2075×755×1030mm
シート高 735mm
乾燥重量 146kg
燃料タンク 13L
タイヤサイズ F90/90-18 R110/90-17
価格 51万8000円
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