【試乗】ドゥカティ モンスター696
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試乗レポート ドゥカティ モンスター696

イノベーションはライダーの笑顔のために! モンスター、変化の序章始まる
継承された「スタイル」 磨き込まれた「楽しさ」
ドゥカティ モンスター696

 93年の登場以来、モンスターが初めてのフルモデルチェンジを経験した。内心、696じゃなくて、1098エンジン搭載の最強モンスターでドカンといくべきじゃないの、心でツッコミを入れた。696じゃねぇだろと。しかし、696の完成度に触れ、ふに落ちた。素晴らしいのである。

 ハンドリングが素晴らしく洗練されている。パイプと鋳造アルミのハイブリッドになったフレームによる剛性バランス。さらに前後サスの取り付け剛性などを徹底したことで、車体は作動性が上がり、乗り手の動きの伝わり具合が本当にリニア。

 ブランド物の高級サスではないが、気持ちよく路面とコンタクトしている。乗り出して開放感を得るまでの時間が、先代より圧倒的に短い。

 そして新しいエンジンのドライバビリティの良さも印象的だ。4000回転までのトルクが太く、一般道ではそれ以上の必要性を感じさせない。6000回転を超えると迫力ある加速を見せる二面性もある。

 出力は80馬力とけっして高くない。でも使いこなしたときに一体になる楽しさは上質。ビッグバイクビギナーにも、ベテランにもお薦めだ。気分良く走る時に、ブレーキのレバータッチの良さも確認できた。

 お世辞にも高い物を使わなくとも、仕上げ次第で本当に良いものになるんだ、と実感する部分だ。これから始まる新世代モンスターの活躍が楽しみで仕方がない。

文:松井 勉 写真:東 広幸
ドゥカティ モンスター696
上下2分割のライトと、コンパクトなメーターバイザーを備える。倒立フォークに付くブレーキは、4ポッドラジアルマウントを採用する。
ドゥカティ モンスター696
燃焼室をドーム型多面体とし、カムオーバーラップを減らし、環境性能とトルク向上を図る。レバー操作力が軽いAPTクラッチを採用。
ドゥカティ モンスター696
バーグラフ状の回転計、下に速度計と多機能メーターを配置。レブランプは従来の1灯からリミット前から順次点灯する3灯方式。
ドゥカティ モンスター696
車両情報をPC上で可視化できるDDAをオプション設定。ソフトとUSBメモリーで構成される。696の場合シート下に車体側のポートがある。最新ドカ各車に使える。
ドゥカティ モンスター696
一見、角パイプとの組み立てパネル式に見えるスイングアームは鋳造性。アクスルエンド部のスタイルはスポーツモデルと同等品を使う。
ドゥカティ モンスター696
タンク外装は左右別体カバー式で片方だけ交換が可能。へこんだエア吸入口はハンドル切れ角確保のため、グリップの逃げも兼ねる。
ドゥカティ モンスター696
低シート高の実現したリンクレスリヤサス。ステップまわりは細く、足着き性も抜群に良い。細かな革新で161sの車重を達成している。
ドゥカティ モンスター696
SPECIFICATIONS
エンジン 空冷L型2 気筒2バルブデスモドロミック
排気量 696cc
圧縮比 10.7:1
最高出力 58.8Kw(80ps)/9000rpm
最大トルク 69Nm(7.0kgm)/7750rpm
全長×全幅×全高 2100×---×1129o
シート高 770o
車両重量 161s
燃料タンク 15L
タイヤサイズ F:120/60ZR17 R:160/60ZR17
価格 99万8000円

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