

ライフスタイルに昇華した
スクランブラーカルチャー
いつの時代もライダーはカスタムが好きだ。このページで紹介しているクロスカブのスクランブラーカスタム、さらにはスクーターすらスクランブラー化してしまう。
このようなロードバイクをスクランブラーにカスタムする流れは、スティーブ・マックイーンの時代から複数メーカーがスクランブラースタイルのバイクを発売している現在まで脈々と続いているとも解釈できる。
スクランブラー発祥の地、アメリカや、コアなオフロードカルチャーが育つオーストラリアなどでは、元のバイクがわからないような本気のスクランブラーカスタムが息づいている。その最たるものが、2006年にオーストラリアで生まれたブランド、DEUS EX MACHINA(デウスエクスマキナ)だ。ヤマハ・XJRやカワサキ・W、ホンダ・スーパーカブなどをベースにモーターサイクルとサーフカルチャーをミックスさせたライフスタイルを提案し、全世界で大いに受け入れられブームを巻き起こしている。そして、BMXやスケートボードといったアーバンスポーツも、切っては切れない存在だ。
こういった流れこそがスクランブラーが単にバイクの1カテゴリーに止まらず、彼らのライフスタイルに影響を及ぼすほど大きな存在になっている証なのだ。