

バイクの原点ともいえるホンダCBシリーズ。
その歴史はとても長く深い。
これらを紐解くとかなりバイクマニアな路線になってしまうし
原付から大型まで60年代から続くその歴史は、
バイクの進化の歴史そのものに近しい。
というわけで今回は、本誌読者に合わせてあくまで
「今購入が可能」という観点でCBシリーズの情報をお届けしたい。
安心して楽しめる市場流通ラインナップに改めて注目だ。
文/池田大二郎 まとめ/ロードライダー編集部
乗車率10割? CBを語ればバイク業界の歴史が語れる
CBシリーズの元祖を遡ると、'60年に発売となった「CB72」が原点と言える。それから主にホンダのネイキッド・スポーツを中心に原付から大型免許区分にわたりラインナップされていた。なので、初代CBから今日に至る約60年の歴史をもつCBは、それぞれの年代で思い出も加わり、「CB」の語ひとつとっても話題が全く異なるのだ。往年のバイクファンにとってはCB750FOURだったり、バイク全盛期の世代にとってはCB-F、40代ではいわゆるCB1000SF、30代ではCB400SF VTECシリーズなど、世代によってCBそのものの価値が変わってくる、まさにロングセラーなのである。
今回この壮大なCBシリーズについて徹底的に紹介していきたいところだが、あえて「普通に買える定番CB」を主に紹介していく。話題や人気の高い絶版のCBは、価格が高騰していたり、バイクに対しての高い技術・知識がかなり求められるからだ。そのため、今回は「一般ライダー向け」の中古車購入を中心に「今、普通に買えるCB」にクローズアップしていく。CB購入を真剣に検討する上での必要な情報をお届けしよう。
※中古車相場価格はグーバイク調べ(2018年9月)。