2024/12/28 20:05:14 更新【ドゥカティ SS900ie】エンジンオイル&フィルター交換、エンジンオイルフラッシング作業ドゥカティ SS900
エンジンオイル交換で入庫いただきましたドゥカティSS900ie 今回はオイルフィルターの交換とフラッシング作業も実施します。
こちらの車両は半年前の車検時に、ミッツ・ハーが唯一推奨するエンジンオイル添加剤スーパーゾイルを使用しています。 金属パーツで構成されるエンジンは、その金属同士の摩擦による摩耗は避けられません。 エンジンの表面に凸凹のキズが生じ、エネルギーロスが発生します。 シリンダーのキズが多くなれば圧縮も低下します。 従来の添加剤はコーティング剤とも言えるもので、摩耗した部分を埋めるとともに金属表面に皮膜を形成し保護します。 このコーティング効果のある添加剤はオイル交換時に排出されますので、継続的な効果を求める場合は再度オイルに添加する必要があります。 スーパーゾイルは一般的なコーティング効果のある添加剤と異なり、金属表面の改質をする添加剤です。 スーパーゾイルを添加後、摩擦による熱が加わることによる化学反応で金属表面を極めて滑らかな状態に再生します。 注入してから徐々に効果があらわれ、金属表面が滑らかに回復していくのです。 金属表面が改質するのですから、オイル交換時に排出されても効果は継続します。
エンジンは動くほどに金属表面は摩耗してくのですから、オイル交換毎に継続使用するのがベストではありますが、一般的には10,000キロ〜15,000キロ毎の使用で良いため経済的です。 スーパーゾイルは塩素系添加剤のように金属表面をミクロン単位で溶かして滑らかにするというものではなく、金属表面をより強く強靭に再生する働きがあります。 これが「エンジンのアンチエイジング」と言われる所以です。 https://www.superzoil.com/userCo.../superzoil/whatszoil.html こちらの車両、前回のスーパーゾイル添加からの走行距離は5,500キロ。 まだ新たに添加する必要はありません。 今回のフィルター交換にあわせてエンジン内部の洗浄を目的としたフラッシングを行います。 使用するのはスーパーゾイルのフラッシング専用オイルであるフラッシングゾイルを使用します。
フラッシング剤と言われる古いエンジンオイルに注入してから洗浄し、古いオイルと共に排出するものでななく、フラッシングゾイルはあくまでも「オイル」です。 従来のフラッシング剤やフラッシングオイルは有機溶剤系成分、および洗浄成分が配合され、スラッジや汚れ等を溶かしたり剥がしたりして洗浄するものでした。 これらの成分はエンジンオイルの成分も落としてしまうものですので、エンジンを一時的に傷めてしまう可能性が否定できません。 また、相溶性がないため落とした汚れがエンジン下部に残ってオイルフィルターを詰まらせることもあり、2度洗いをしなければならないものまであるのが現状です。 もちろんエンジン内部に残留した場合、新しく注油したオイルの成分に悪影響を与えますので注意が必要です。 フラッシングゾイルはこれらの問題を解決したフラッシング革命とでも言える商品です。 https://www.superzoil.com/.../store/goods/flushing-zoil.html 高度に精製されたナフテン系、ならびにパラフィン系ベースオイルを使用し、スーパーゾイル成分を配合。
これによりエンジン内部の有用な成分を損なうことなく、余分なスラッジだけを包み込んで排出します。 エンジン内部に残留しても問題の無い成分のみで構成されており、もちろん2度洗いの必要もありません。 古いオイルを抜いた後にフラッシングゾイルを注油。 そのまま5〜15分程度アイドリングするか、負荷をかけずに走行してエンジン内部にいきわたらせて洗浄することが推奨されています。 負荷をかけずにという条件付きですが、走行して洗浄することも推奨されているのです。 それだけエンジン負担をかける心配のない成分ということなのです。 注目すべきはスーパーゾイル成分が配合されていること。 スーパーゾイルは添加後、数キロ走行することによって熱が加わり化学反応が起き、金属表面の改質を行います。 5〜15分程度のアイドリングではすぐに効果は出にくいかもしれませんが、既にスーパーゾイルを添加している車両のメンテナンス的な意味合いで定期的に実施するのが有効だと考えます。 フラッシングを終えたらフィルターも交換し、新しいオイルを注油します。
フラッシングを終えたらフィルターも交換し、新しいオイルを注油します。 使用するのはミッツ・ハー公式推奨エンジンオイルのルブロス。 シリーズ中、一番人気のMoto-SS 5W-50を使います。 APIの最高峰グループVに分類されるエステルと、グループⅣに分類されるPAO。このトップ2グループをベースに使用しています。 金属への密着性が高いため、長時間にわたり薄く均一な皮膜が金属表面に付着したままとなるので金属の直接接触を避けることができます。 ルブロスオイルの高い潤滑性能に加え、スーパーゾイルの表面改質効果。 これにより走行距離が間もなく30,000キロを迎えるご常連のドゥカティSS900ieも絶好調です。 いつもご利用いただきありがとうございます!