2024/05/03 12:04:07 更新【ズーマー タイヤ交換】ホンダズーマー タイヤ交換、ブレーキシュー交換、エンジンオイル交換ホンダ ズーマー
タイヤ交換とブレーキシュー交換、エンジンオイル交換でホンダズーマーにご入庫いただきました。
走行距離は28000キロを超えたズーマーですが、大変奇麗な車両です。 きちんと半年毎にオイル交換を実施し、その度に各部を点検してきました。 今回は久しぶりのフロントタイヤ交換なのですが、フロントブレーキシューは今まで交換したことがありませんでした。 28000キロも走れば十分持ってくれた方ですね。 今回は交換します。
交換するのはフロントのみです。 乗りかた、走り方で前後の摩耗の仕方は変わりますが、一般的にスクーターはリアタイヤの方が減りが早いです。 必ずしも同時に前後を交換する必要はありません。
ズーマーのブレーキはドラムブレーキです。 ディスクブレーキだと摩耗したブレーキパッドの交換は容易ですが、ドラムブレーキの場合は車体からホイールを外す必要があります。 摩耗状況は目視などで日常的に確認することができませんが、摩耗するとブレーキレバーの握りシロが大きくなりますのでそれを調整します(ワイヤー調整) その調整量が多くなれば交換時期と判断できます。 調整量が多くなっている車両で、タイヤ交換をする際には同時にブレーキシューも注文して交換しましょう。 その方が工賃が安く済みます。
取り外したブレーキシューを新しいブレーキシューと比べてみます。 ほとんど差が見られないようですが、このわずかな差でずいぶんとブレーキレバーの握りシロが変わるのです。
タイヤの方ですが新しいタイヤと比べると溝の深さが違うのがわかります。 ただそれ以上に摩耗・劣化がわかるのは横からみたとき。 古いタイヤは波を打つような状態になってるのがわかるでしょうか? これだと普通に走っていても乗り心地が悪いですね。
タイヤ交換時には空気を入れる部分、エアバルブも同時に交換します。 ここもゴム製品ですので劣化(古くなって硬化)すると折れやすくなります。 空気圧を図ろうとしたらぽっきり折れてしまい、そこから空気が一気に抜けてしまうこともありますので、タイヤ交換時には同時に交換することを強くおすすめします。 ここだけ交換するためにはホイールを車体から外し、ホイールからタイヤを外し…という手間がかかります。 当然ながら工賃も余計にかかるわけです。 定期的なメンテナンスや劣化する消耗品を早めに交換することはトラブルを未然に防ぐだけでなく、お財布に優しいオートバイライフのためにも必要なことなのです。
最後にエンジンオイルを交換して作業終了。 間もなく30000キロ。 次回のオイル交換時には2度目の駆動系オーバーホール(ドラブベルト等の交換)を実施しましょう。 いつもご利用いただき、ありがとうございました。