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バイクの車検は排気量によって違う?車検に必要な書類や費用

バイクを安全に乗りこなすためには、日頃のメンテナンスはもちろん、法律で定められた車検を受けることも忘れてはなりません。

バイクは排気量によって車検の有無が異なります。この記事では、車検の必要があるバイクについて解説するとともに、車検の検査項目、費用、準備すべき書類なども紹介します。

バイクの車検が必要なのは排気量何佞ら?

バイクの車検に関する解説とともに、バイクの区分についても見ていきましょう。

バイクは排気量によって区分が異なる

バイクは法律によって細かく区分されています。区分を規定する法律には「道路運送車両法」と「道路交通法があり」、以下にそれぞれをもとにした区分をまとめました。

排気量(cc) 道路運送車両法の区分 道路交通法の区分
50cc以下 第一種原動機付自転車(原付一種) 原動機付自転車(原付)
50cc超125cc以下 第二種原動機付自転車(原付二種) 普通自動二輪車(普通二輪)
125cc超250cc以下 二輪の軽自動車(軽二輪)
250cc超400cc以下 二輪の小型自動車(小型二輪)
400cc超 大型自動二輪車(大型二輪)

排気量250嫩兇離丱ぅは車検が必要

車検とは「自動車検査登録制度」の略で、道路運送車両法に定められた自動車の定期的な車両検査を指します。

車検の対象は、ミニカーなどの小型特殊自動車以外の自動車と、排気量250佞鯆兇┐襯丱ぅです。バイクの場合、新車購入後の初回のみ3年後、以後も継続して使用する場合は2年ごとに車検を受ける必要があります。

なお、排気量250娑焚爾離丱ぅは車検の対象外ですが、道路運送車両法第四十八条により、定期点検整備の実施が義務付けられています。

出典:道路運送車両法 | e-Gov法令検索

排気量別!バイクの車検にかかる法定費用は?

バイクを維持するには、自動車重量税や自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)などの法定費用を含め、諸費用がかかります。

バイクの車検にかかる法定費用

ここでは、250嫩兇離丱ぅ(小型二輪)の車検を行なう際におもにかかる費用について解説します。

  • 自動車重量税

車検時にかかる法定費用のうち、小型二輪(自家用)の自動車重量税は以下です。

2年自家用 1年自家用
初度登録から13年未満 13年経過 18年経過 初度登録から13年未満 13年経過 18年経過
3,800円 4,600円 5,000円 1,900円 2,300円 2,500円

※令和3年5月1日~

なお、軽二輪の自動車重量税は、新車登録時の1回のみ4,900円を支払います。

  • 軽自動車税

軽自動車税は、排気量ごとに以下のようになっています。

区分 排気量(奸 軽自動車税
原動機付自転車 50cc以下 2,000円/年
50cc超90cc以下 2,000円/年
90cc超125cc以下 2,400円/年
二輪の軽自動車(軽二輪) 125cc超250cc以下 3,600円/年
二輪の小型自動車(小型二輪) 250cc超 6,000円/年
  • 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)

自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)は、車検の必要の有無にかかわらず、すべてのバイクに対し加入が義務付けられています。

区分 保険料
12ヵ月 13ヵ月 24ヵ月 25ヵ月 36ヵ月 37ヵ月 48ヵ月 60ヵ月
原動機付自転車 6,910円 なし 8,560円 なし 1万170円 なし 1万1,760円 1万3,310円
二輪の軽自動車(軽二輪) 7,100円 なし 8,920円 なし 1万710円 なし 1万2,470円 1万4,200円
二輪の小型自動車(小型二輪) 7,010円 7,150円 8,760円 8,910円 1万490円 1万630円 なし なし

※上記は令和5年(2023年)4月1日に改定された保険料です。保険料は改正されることがありますので、最新の料金は、保険会社のウェブサイトなどで確認してください。

  • 自動車検査の法定手数料

車検時においては、上記のほかに法定費用として手数料がかかります(小型二輪の場合、継続検査は1,700円、新規検査は2,000円)。

排気量によって変わるのはバイクの維持費

バイクの維持費は、基本的に排気量によって変わります。上記のとおり、重量税や軽自動車税、自賠責保険などの法定費用は排気量が大きくなるほど高くなります。
また、法定費用以外に継続してかかるコストとして、任意保険料やガソリン代・駐車場代・メンテナンス代などがあります。バイクに乗る頻度や走行距離、加入する保険の種類にもよりますが、一般的に大型のバイクほど費用がかかるでしょう。

バイクの車検には何が必要?

続いて、バイクの車検に必要な書類や日数を見ていきましょう。

バイクの車検に必要な書類

バイクの車検を受ける際に必要な書類は、以下のとおりです。

  • 自動車検査証(車検証)

現在所持している車検証の原本が必要です。紛失した場合は、管轄の運輸支局で再発行できます。

  • 軽自動車(種別割)納税証明書

軽自動車税(種別割)納税証明書の原本が必要です。有効期限を確認し、期限内のものを用意しましょう。

なお、令和5年1月からは、軽自動車税(種別割)の納付情報が電子化されました。軽自動車税納付確認システムに納税情報が登録されている場合は、原則として納税証明書の提示は必要ありません。

  • 自動車損害賠償責任保険証明書

自賠責保険はどのバイクにも加入が義務付けられており、次回の車検の有効期限まで加入している自賠責保険証明書がないと車検は受けられません。

なお、自身でユーザー車検(詳しくは後述)を行なう場合は、上記以外に以下の書類も必要になります。

  • 継続検査申請書
  • 定期点検整備記録(点検整備記録簿)
  • 新しい自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)

バイクの車検にかかる日数

バイクの車検にかかる日数は、以下のようにどの業者に依頼するかによって異なります。

【車検に必要な日数の目安】

  • ディーラー:2~3日
  • 車検専門店:30分~3時間
  • ガソリンスタンド:2時間~3日
  • 整備工場:30分~2時間(指定工場)、2~4日(認証工場)

車検にかかる日数を少しでも短くしたい場合は、指定工場を持つ車検代行業者や整備工場に依頼することがおすすめです。

車検の手続きだけでなく自動車の点検・整備も向上に依頼する場合は、一般的に「分解整備」をともなうため、認証工場または指定工場である必要があります。

それぞれを簡単に説明すると、認証工場とは、地方運輸局長から分解整備を行なうことが認められた工場です。認証工場の場合、運輸支局や自動車検査登録事務所等(車検場)に車両を持ち込んで検査を受ける必要があります。

一方で指定工場とは、認証工場のなかで一定の基準を満たす設備や整備士を備えた工場です。指定工場の場合、工場のなかで車検を行なうことが認められているため、運輸支局や自動車検査登録事務所等への車両の持ち込みが省略できます。

その他、法定点検だけを行なうのか、あるいは目の届きにくい箇所のメンテナンスも一緒に行なうのかによっても、日数は変わるでしょう。

バイクの車検の検査項目

車検では、バイクが保安基準に適合しているかどうかを検査します。

保安基準に関しては、国土交通省の「道路運送車両の保安基準」により細かく定められていますが、ここでは具体的に検査の中心となる6項目を紹介します。

  • 車検証記載内容との相違・外観確認
  • 灯火類の検査
  • 排ガス・騒音検査
  • スピードメーターの検査
  • ブレーキの制動力検査
  • ヘッドライトの光軸・光量の検査

バイクの車検では、ヘッドライトの光軸・光量の検査で不合格となるケースが多いといわれています。カスタムをしていないバイクでも、走行を重ねるうちに少しずつ光軸がずれてしまうからです。

ユーザー車検を受ける場合は、光軸には特に注意しておくとよいでしょう。

出典:国土交通省「道路運送車両の保安基準」

バイクの車検費用を抑える方法

バイクを維持するためには、何かと費用がかかります。車検では特にまとまったお金が必要になるため、「できるだけ費用を抑えたい」と考える方もいるでしょう。

バイクの車検はユーザー車検かディーラー車検

バイクの車検には、自身で車検を受けるユーザー車検と、ディーラーや車検代行業者、バイクショップなど専門業者に依頼する車検があります。整備やメンテナンスに自信のある方は、ユーザー車検を選択することで費用を抑えることが可能です。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

  • ユーザー車検

ユーザー車検では、自分自身で車検の予約や書類の作成などを行ない、陸運局(運輸支局等)にバイクを持ち込んで車検を受ける方法です。かかる費用は基本的に法定費用のみで、おおむね2万円程度で済みます。

ただし、検査時に保安基準を満たさず不合格になる可能性もあるため、二度手間になる場合もあります。

  • ディーラー車検

ディーラー含め専門業者に依頼する場合、法定費用のほかに代行手数料や事務手数料、整備費用などがかかります。費用は業者によって異なりますが、法定費用も含め4万~6万円程度が目安とされています。

ディーラー車検のメリットは、車検に必要な検査項目以外にも、細やかな点検が受けられる点にあります。ディーラーの整備士は研修を受けるなど知識も豊富なため、安心してバイクを運転できるでしょう。

  • 車検代行業者での車検

車検代行業者の場合、代行手数料などはかかるものの、必要最低限の予算で車検を通してもらえます。ユーザー車検では自信がないが、ディーラー車検はハードルが高いという方には、おすすめの選択肢です。

  • バイクショップでの車検

バイク用品などを扱うバイクショップでも、車検を受けられる場合があります。行きつけの店であれば、気軽に足を運びやすい点がメリットです。

ただしバイクショップの場合、指定工場を備えていないことも多く、運輸支局や車検場に車両を持ち込んで検査を受ける必要があります。そのため、車検代行業者などに比べて日数がかかる可能性があります。

バイクの車検費用を抑える方法は?

結論からいうと、自身で車検を受けるユーザー車検が、最も費用を安く抑えられます。バイクの知識がある方、整備やメンテナンスに自信のある方であれば、ユーザー車検にチャレンジしてみるとよいでしょう。

また、日頃あまりメンテナンスをしていないバイクだと、整備不良が多く見つかり、部品の交換などが必要になるケースもあります。その分、部品代や工賃は上乗せされ、相場よりも高くなってしまうかもしれません。

車検時の費用を抑えるためにも、バイクの知識を身につけ、普段からこまめにメンテナンスをしておくことが大事です。

まとめ

排気量250佞鯆兇┐襯丱ぅは、定期的な車検が必要です。車検を受ける前には、提出する書類や費用の準備をしましょう。

ユーザー車検であれば費用を安く抑えられますが、バイク初心者や整備に詳しくない方は、ディーラーや車検代行業者、バイクショップなどに依頼すると安心です。

業者に依頼するにしても、できるだけ安く車検費用を抑えるには、日頃からこまめに整備やメンテナンスを行なっておくとよいでしょう。

本記事は、2023年2月27日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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