KTM1090
ADVENTURE
ダカールラリー18連覇を達成したオーストリアのKTMは生粋のオフロードメーカー。この1090はそんなメーカーのアドベンチャーだけに、オフロードでのポテンシャルはかなりのもの。過激なライディングにも対応する実力を持つ。
新車価格●147万9000円
中古相場価格●129万円
HONDA CRF1000L Africa Twin
80年代にパリダカで活躍し、その後市販されたアフリカツイン。2014年にエンジンを並列2気筒に変更して蘇った。F21、R18というオフ車のディメンションが高いオフロード走破性を発揮。DCT仕様もあり舗装路から林道まで幅広く活躍する。
新車価格●138万6720円
中古相場価格●83.5万円~148万円
YAMAHA
XT1200ZE Super Ténéré
ヤマハのアドベンチャーツアラーとして2010年に登場。大柄なボディに電子制御サスペンションやグリップヒーター、エンジンモード切替、クルーズコントロール、4段階スクリーンの採用などロングライドに必要な装備を満載。
新車価格●183万6000円
中古相場価格●117万円~156.6万円
ここ数年、世界中で流行しているのがこの「アドベンチャー」である。筆頭であるBMWR1250GSを始め、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、ドゥカティ、KTM、トライアンフなどあらゆるメーカーが開発し、次々と新しいモデルをリリースしている。
そもそもアドベンチャーとはどんなバイクかと言えば、あらゆる地形をも走破する装備を持ったバイクのことだ。舗装路はもちろん石畳、砂利道、林道など未舗装の道も走れるよう前後のサスペンションは長めに設定され、ポジションはハンドルが手前に起きた楽な姿勢。長いスクリーンが高速で防風性を発揮し、ETC、クルーズコントロール、シガーソケットなどツーリングにおける快適装備を、標準で持つモデルも多い。さらには優秀なトラクションコントロールを備えているため、タイヤさえ変えれば、かなりの山奥まで分け入ることができる高い走破性を持ち、タンデムツーリングのやりやすさやキャンプなどの大荷物も余裕で積載できるなど、そのユーティリティの高さが魅力だ。
もちろん大きく重い車体を未舗装で自由に扱うにはそれなりのテクニックを要するが、最新電子デバイスにより、普通に乗りこなすのはそんなに難しくない。これに乗れればある意味、世界中を旅することも不可能ではない。そんな夢が詰まったバイクがアドベンチャー系である。